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生活支援システムのこと。

精神に障害のある方が、地域で満足した生活ができるにはどんな援助の仕組みがあれば良いのかから考えてみる。
こう言って考えると、マイノリティとしての障害ある人とマジョリティであるそれ以外の人、支援者とクライエントなどなど、無意識にカテゴライズしていることが良く分かる。そんなことを少し頭の片隅に入れながら考えていきたいと思う。

地域で暮らすために必要なこととしては

精神障害者が地域で豊かに暮らすための支援システムは、障害の有無にかかわらず、地域生活を送る上で必要な衣食住が重要とされる。
しかし、必要なことはその他にもあり、精神障害者が地域で豊かに生活するには、健康で暮らすための医療や、衣食を安定させるための収入、仕事などの役割、住まいや余暇や仲間との交流などがバランスよく整っていることが必要とされる。
これは障害者であるからではなく、「生活者すべてに必要なもの」といえる。また、専門職による支援だけでは回復に向かわない理由がある。

前述した医療や衣食、収入、役割、住まい、余暇、仲間との交流のバランスが崩れた場合に、整える支援を行う専門職としての専門性(相談支援職・精神保健福祉士など)の支援がある。
しかし、専門職による支援だけでは、精神障害者は常に「支援を受ける人という役割や立場」となる。
それでは、障害によって失った自信や自尊感情の回復には至らない。

自信や自尊感情が回復しなければ、その人が本来もっている力が発揮されず、地域で生活する力も回復しにくい。(この辺りはエンパワメントとし、潜在的な能力として気が付いていないことに気が付き、活用することができるように引き出したいところ。)

地域で生活する力の回復を図るには、専門職による支援(専門性)だけでは難しい。
専門職の他に地域の方や、ボランティアによる何気ない支援や、同じ障害がある人による支援が必要となる。
このような支援は、自信や自尊感情の回復に効果を発揮する。

専門職にはない「当事者同士のピアサポート」や、自らをクライエントとして意識しない「地域住民としての役割を理解」し、専門性を活かした直接支援だけでなく、積極的な当事者参画によるサポートの機会や、地域住民の立場から支援を組み立てていくことが重要となると思う。

さて、どうしましょうか(笑
自分のできるソーシャルアクションはどんなことがあるか、問いを投げかけて、この度はこのあたりで。
つづく・・。


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