tsuguo oku

2022年6月より、一般社団法人日本WPAの会長を仰せつかりました。 WPAはWate…

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2022年6月より、一般社団法人日本WPAの会長を仰せつかりました。 WPAはWaterless Printing Association(水なし印刷協会)(本部シカゴ)の略です。 https://www.waterless.jp/

記事一覧

Vol.5 日本WPA発足

2001年9月11日私はシカゴから帰国便に乗って成田空港に向かっておりました。 その日は台風が関東直撃で荒れ模様、2回着陸を試みた機長から、『台風の影響で強風に…

tsuguo oku
1年前

Vol.4 『水なし印刷』って環境に良いの? その2

脱線している話はそのまま、世界の印刷産業と日本の印刷産業の発端や歴史についてのお話に続きます。 印刷産業の発端は15世紀ドイツのグーテンベルグの活版印刷機の発明…

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1年前

Vol.3 『水なし印刷』って環境に良いの?

Vol.3では水なし印刷と環境との関係を書く予定でしたが、水なし印刷が環境に良いと言うことがわかったのは水なし印刷が導入されてから15年近く後の話となるので、その15年…

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1年前

文星閣水なし印刷ストーリーVol.2

Vol.2『簡単(?)にできる水なし印刷』 当時、(1985年頃)、水なし印刷になったことで水から開放された新人オペレータの私は、持ち前のせっかちな性格と調子の良…

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1年前
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文星閣水なし印刷ストーリーVol.1

1)始めたきっかけは連続給水装置を壊した私のせい? 私が水なし印刷と出会ったのはちょうど大学3年(20歳前後)当時はKORDという菊判半裁(60cm✕45cmぐらいの…

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1年前
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文星閣水なし印刷ストーリー

プロローグ 私は1963年6月生まれの59歳 人生を振り返るにはまだ早い年頃だが、この水なし印刷ストーリーには私の人生と大きく関わっているので、自己紹介からはじめます。 …

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1年前
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第60回の宣伝会議賞の協賛決定

この度、宣伝会議賞への協賛が正式に決まりました 課題原稿の作成はこれからなのですが、クリエイターの皆様のお力に期待しております。是非下記サイトから最新情報を取得…

tsuguo oku
1年前

私たちの熱で地球を冷やす

先日の総会での講演会です。 私の拙いご挨拶ありますが、無視してください。(><)

tsuguo oku
1年前

この度、会長になりました。

はじめまして私は奥 継雄(おく つぐお)と申します。 この度、一般社団法人日本WPAの会長職を務めることとなりました。 ニホンダブリュピーエー?なんじゃそりゃ?と思…

tsuguo oku
1年前
Vol.5 日本WPA発足

Vol.5 日本WPA発足

2001年9月11日私はシカゴから帰国便に乗って成田空港に向かっておりました。
その日は台風が関東直撃で荒れ模様、2回着陸を試みた機長から、『台風の影響で強風に煽られ、うまく着陸できません。再度失敗した場合は関空に向かいます!』とアナウンスを受けて『今日は大阪でたこ焼きだ!』と思ったのですが、3回目でどうにか着陸でき、帰国したことを思い出しています。
当日は完全時差ボケしているので、たしか、そのま

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Vol.4 『水なし印刷』って環境に良いの? その2

脱線している話はそのまま、世界の印刷産業と日本の印刷産業の発端や歴史についてのお話に続きます。
印刷産業の発端は15世紀ドイツのグーテンベルグの活版印刷機の発明から商用印刷として始まりました。日本では7世紀頃から木版印刷で仏教のお経の印刷から始まっておりますが、活版印刷機で活字組版で最初に刷られたのは42行聖書と言われています。そういう意味では印刷産業自体非常に宗教との関係が深かったことが推察され

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Vol.3 『水なし印刷』って環境に良いの?

Vol.3では水なし印刷と環境との関係を書く予定でしたが、水なし印刷が環境に良いと言うことがわかったのは水なし印刷が導入されてから15年近く後の話となるので、その15年間の私の営業時代~バブル崩壊期のお話に脱線させていただきます。
私の営業時代はまさにバブルの絶頂期、当時、会社のあった目黒区から新宿に移動するだけで車で1時間以上要し、毎日大渋滞の東京都内を駆けずり回るのが日常でした。印刷営業の仕事

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文星閣水なし印刷ストーリーVol.2

Vol.2『簡単(?)にできる水なし印刷』

当時、(1985年頃)、水なし印刷になったことで水から開放された新人オペレータの私は、持ち前のせっかちな性格と調子の良さで、1時間に4台の印刷物を刷ることができ、版替え5分、見当合わせ3分、色合わせ3分印刷時間4分と少部数(500枚~1000枚)の台数モノの印刷物であれば、15分で1台こなすこともでき、熟練のオペレータを凌ぐ働きができ、周りをびっくりさ

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文星閣水なし印刷ストーリーVol.1

1)始めたきっかけは連続給水装置を壊した私のせい?

私が水なし印刷と出会ったのはちょうど大学3年(20歳前後)当時はKORDという菊判半裁(60cm✕45cmぐらいの大きさの紙サイズ)ハイデルベルグ製(ドイツの印刷機メーカー)単色印刷機のオペレータをしていた時期でした。
オフセット印刷機と言うのはプロローグでもお話した、アルミ板の刷版という版を版胴という円形の筒に貼り付けて先ずは水棒という桶に水

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文星閣水なし印刷ストーリー

プロローグ
私は1963年6月生まれの59歳
人生を振り返るにはまだ早い年頃だが、この水なし印刷ストーリーには私の人生と大きく関わっているので、自己紹介からはじめます。
東京都大田区に生まれて中学時代は横浜市青葉台に住み、明治学院東村山中学校という辺鄙な学校に通い、高校(同東村山高校)に入る頃には世田谷区の等々力に引っこし、まさに日本は高度成長時代に徐々に裕福さを体験できた少年時代でした。
ただ、

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第60回の宣伝会議賞の協賛決定

この度、宣伝会議賞への協賛が正式に決まりました
課題原稿の作成はこれからなのですが、クリエイターの皆様のお力に期待しております。是非下記サイトから最新情報を取得できます。
よろしくお願い致します。
https://senden.co/

私たちの熱で地球を冷やす

先日の総会での講演会です。
私の拙いご挨拶ありますが、無視してください。(><)

この度、会長になりました。

この度、会長になりました。

はじめまして私は奥 継雄(おく つぐお)と申します。
この度、一般社団法人日本WPAの会長職を務めることとなりました。
ニホンダブリュピーエー?なんじゃそりゃ?と思われてしまうかと思いますが、先ずはWPAについて簡単にご説明いたしますのでかるーく読んでいただければ幸いです。
日本WPAはアジア(日本、中国、韓国)で活躍する環境にやさしい『水なし印刷』の技術を持つ印刷会社で構成され、環境に優しい、材

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