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【雲の中の富士山を登った時の話・1日目③】新宿からバスで富士山へ

 こんにちは! 雲の中の富士山を登った月見里です!

 今までの記事は、こちらのマガジンにまとめてありますので、ぜひご覧ください!

前回はこちらです!


さあ、いよいよ新宿を出て富士山へ移動します!

バス出発

 さて、さっそくバスに乗車です!

 きっと、溢れんばかりの興奮で、登山者が大混雑で賑やかでしょう!


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だ、誰もいない…

 それもそのはずです。

 天気は一向によくならず、小雨は降り、厚い雲が空を覆っているのです。

 スマホでこの後の天気も確認しましたが、一日中雨の予報でした。





 ま、まあ早朝なので人が少ないのかもしれません(実際、山小屋でほかの人のバス事情を聞いたところ、私が乗ったバスの一本後のバスに乗ってきた人も多かったです)。また、富士山五合目行きのバスは2台用意されていたので、もう一本のほうに乗っていたのかもしれません。

 最終的にバスには乗ったのは、私を除いて五、六人ほどでした。

 空席が多いのは寂しいですが、裏を返せば隣に荷物も置けますし、リクライニングも自由で快適です。気を取り直して、席に着きました。


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 バスはいたって普通の長距離バスで、一番後ろにトイレ、座席の前には簡易テーブルとポケットのみというシンプルな造りでした。小学校の時の修学旅行のバスを思い出しました。

 しかし、座席にusb充電端子がありました!

 ありがたいですね! 現地に着くまでギリギリまでスマホの充電をすることにしました。


 それに足乗せもあるので、3時間ほどの乗車も落ち着けそうでした。

 私は腰を落ち着け、シートベルトを締め、リラックスする体制が整わせました。

 こうしてバスは五分後、所定の時間ぴったりに屋上ロータリーから降りて行って、甲州街道を走り出し、私を富士山へと連れて行きました!!



バスの車窓から

 バスは新宿、三鷹と、東に向かって東京を抜けていきました。

 高速道路からの景色は、暫らくは首都圏の高層ビル、特別区を抜けると住宅街が見えてきましたが、一時間ほどすると、鬱蒼とした木々が茂る山々しか車窓に見えなくなってきました。

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「もう山梨に入ったんだな」と思ってスマホのマップを見ると、まだ東京都内でした!

 あまり東京に馴染みのない人からすると、東京にそんな場所はないだろうと思うかもしれませんが、それは特別区とその周囲の東側の話であって、西側の、いわゆる奥多摩の方は、自然あふれる場所なのです。昔、西多摩にキャンプに行ったときに驚いた記憶が甦りました。

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 霧なのか雲なのかわかりませんが、白いモヤが山に沿って流れているが見えました! 雄大な自然を感じます!

 そこで私は思いました。

 近場の低い山でさえこの状況ならば、富士山はもっと雲に覆われているのではないか。

 *後にこの予測はブログのタイトル通りに的中してしまいますが、この時は「東京と山梨、静岡の天気は違うだろう」とポジティブな意見を自分に言い聞かせていました笑




山梨へ

 しばらくすると、次の停留所、富士急ハイランドに止まりました。

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 さすがに平日の曇天なだけあって、人は少ないようでした。このバスも、降りる人も、乗る人もいませんでした。というより、そもそも富士急ハイランド自体、ほとんど人がいないように思えました。

 ふと、昔富士急ハイランドに行った時のことを思い出しました。その時は、たしか車窓で富士山が見えていたはずだったのです。私は、前後左右、キョロキョロと見渡しました。

 しかし。

 どこにも、富士山が見当たりませんでした……。

 恐ろしい予感を感じさせながら、バスは大詰めを迎え、富士山五合目スバルラインへ走っていきました。



いよいよ富士山へ

 斜面を登っていき、徐々に、身が後ろに傾くのを感じてきました。景色も斜めに見えました。

 くねくねと曲がりくねりながら登って行っているので、定期的に左右に揺れるのを感じました。

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 ある程度登ったところで、耳が張ってきました。飛行機に乗った時やダイビングの時に起こる、気圧の変化によるものなのでしょう。

 体の変化でもって、標高の高さを思い知りました!

 それに、標高が上がったためか、心なしか寒気を感じてきました。標高が100メートル上がるごとに0.6度温度が下がると聞いたことがあります。
 調べるに、五合目登山口は標高2000メートルくらいだから、普通の標高が五十メートルくらいとしても、普段より10度以上は寒くなっている計算です。

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 樹海--「樹」木の「海」とはよく言ったものです。バスは高速で動いていきますが、視界には木々が延々と流れていくばかりで、その様相はモーターボートから眺める海のように果てしなかったです。

 日本は小さい、と思っていましたが、それはロシアや中国などの大国に囲まれているからそう見えるだけで、意外と大きいものです。普段東京23区を這いずり回っているだけの生活では、気づけなかったでしょうね……。来てよかったです!

 ふと時計を見ると、予定到着時刻の十分ほど前でした。最後にスマホで高山病について調べようとすると、電波が通じにくくなっていました。

 ↓がそのときのスクリーンショットです。

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 これが「富士の樹海」というものでしょうか。方位磁針が狂うとは聞いたことがあるが、電波をも狂わせるとは思いませんでした!

 すると、
「ご乗車ありがとうございます。ごみは捨てずに、美しい富士山を目指しましょう」というアナウンスが、バスに乗る5,6人のためにかかりました。

 ついに五合目に到着するようで、ドキドキしてきました!

 さて、いよいよ五合目の登山口なのですが……

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 駐車場がガラガラ………というか一台も止まっていない。

 天気が悪いとは思っていたけれども、まさかここまでとは……

 というところで、無事五合目に着いたところで今回は終わりです。

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 今回は以上となります!

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