ttexan_bigeast

エンジニア/Tuba吹き。プログラミングと音楽の話。経済の話も少しだけ

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最近の記事

賃金制度を考える

年功賃金ってそんなに批判されるべき制度なの?成果主義じゃ本当にうまくいかないの?という疑問をお持ちの方に経営学の基礎的な視点をご紹介します。 給与の種類具体的に年功賃金について考える前に、まず給与や賃金とはどんなものかについて説明します。給与には大きく分けて以下のような三つの側面があると考えられています。 1. 能力給 その職務をこなすのに必要だと考えられる能力に対する対価としての給料のこと。 2. 能率給 特にブルーカラー的な労働に於いて参考にされるもので、単価×製品の

    • Bug Shooting Challenge レポート

      株式会社ミクシィの主催するBug Shooting Challengeに参加してきました。ブログを書くところまでが遠足とのことなので、今日の反省をば。 Bug Shooting Challengeとは、サポートスタッフを通して知らされる顧客からのバグや不具合の報告を、調査し解決するというプログラミングイベントです。僕は前回のgit challengeにも参加して非常に楽しかった思い出があるので、今回も期待値高めでした。 申し込み時に課されたcurlやRailsの問題、当日

      • 破滅の呪文

        何かミスをしてじわじわと焦りが込み上げ、最終的にこれ実は夢じゃね?みたいになった経験があるでしょうか?僕は一度あります。それは、破滅の呪文を唱えてしまった時。(バルスじゃありません。) これが、その呪文。 $ sudo rm -rf / 「はぁ...?」という声が聞こえてきそうなのでこの暗号を簡単に解説すると、 rm = remove (削除せよ) -r = recursively (ディレクトリをその中のファイルまで含めて) f = force (命令の結果に関する

        • 時間と合理性

          なぜ僕は大学に通っているのだろう?僕が大学に行こうと考えたのは、「みんな通ってるから」「卒業しないと就職できないから」あるいはもっと消極的な考えでは「他に選択肢を考えていなかった」くらいのものである。しかし今や授業が楽しいわけではない。さらに他に明確なやりたいことがある。そしてその実現に大学に通うことは必須ではない。 だがそれなのに大学を辞めるという合理的な決断を心のどこかで引き止める自分がいる。 ①大学に入ってそれなりに頑張ってきた。 ②親が学費を払ってくれている。 ③

        賃金制度を考える

          舞台に立つ男

          先日サクソフォーン奏者・上野耕平のリサイタル演奏会を聞きに行った。サックスの演奏会は初めてだったが、知りあいが行けなくなったからと、チケットを譲ってくれたので行くことにしたのだ。 その演奏会のテーマは「BACH × KOHEI UENO」、サックスの独奏でバッハの無伴奏曲を演奏するというもの。 会場は5~600席くらいのホールで、着くと僕の席は一階席のど真ん中だということがわかった。舞台真正面、ピアノ椅子がポツンと置いてある。開演まで残り10分くらい。入り口でもらったパン

          舞台に立つ男

          コミュニケーション能力とコストについて

          僕は吹奏楽団体に所属していました。サークルにおいて仕事をする際のコミュニケーションコストについて少し思ったことを連ねてみます。 サークルにおいて、音楽をやる前に大切なのはコミュニケーションだと思います。僕が所属していた吹奏楽団体は東大で吹奏楽とか楽器を続けたい(あるいは始めたい)ということしか共通のバックグラウンドがない団体でした。集まった人の中には、コミュニケーションコストの高い人がいます。コミュニケーションコストとは例えば楽器の技術的なレベル、音楽のレベル、普段の生活で

          コミュニケーション能力とコストについて

          仕事ができるということ(報連相編)

          突然ですが、仕事をするときに大事なのは自分で考えることだと思います。 今回は僕が東京大学ローブラス同好会というサークルを立ち上げ五月祭で初めて演奏会を開催するまでの間、リーダーをした経験を元に「仕事ができる」とはどういうことかについて僕なりの見解を述べてみます。 まず前提として、今回想定している「仕事」とはスーパーのレジ打ちのような作業のことでは無く、もっとクリエイティブで頭を使う「仕事」を想定しています。つまりここでは「仕事をする≒頭を使う≒筋を通して意思決定する」とい

          仕事ができるということ(報連相編)

          仮想通貨に投資してみた。①

          去年の末にBitCoinが急上昇からの大暴落で騒ぎになり、さらにその後コインの流出事件があってから、気になってきたので、そもそも投資ってなんのためにするんだとか、仮想通貨ってなんぞや、Block Chain技術ってなんやみたいなことを勉強し始めました。 調べてわかったこと①仮想通貨は今後支払いなどでも一般的に使われる可能性がある ②取引履歴を全て記録するブロックチェーン技術により、データの不正な書き換えをするにはその後の全ての取引履歴を書き換えることが必要になり、事実

          仮想通貨に投資してみた。①

          東大を卒業する

          僕は理科I類から経済学部に進学した。2年の後期に始まった学部の専門科目も最初のうちは真新しいことで興味を持っていたし、理系科目は得意だったのも手伝って成績もかなり良かった。 ところが3年になって経済学に対する興味はほぼなくなってしまった。現実からかけ離れた仮定やモデル化、経営者が得意げに語る脚色された成功話、本に書いてある内容をただ反復するだけで洞察を語られない授業。説明する気のない教授。嫌気がさしたのだ。 きっともっと主体的に調べたり考えたりすれば違っていたのかもしれな

          東大を卒業する

          自己紹介

          初めまして東京大学経済学部 経営学科4年の東哲志と申します。 趣味は楽器でTubaという大きな管楽器を演奏しています。夢はこの楽器をもっと知ってもらうことです。今は「東京大学ローブラス同好会」という音楽サークルを立ち上げ、Tubaという楽器、低音楽器の圧倒的存在感を少しずつ広めるために奔走しています ! あ、あと僕はプログラミングができます。普段はRuby on Railsという、Ruby言語でWebアプリケーションを作るためのフレームワークを用いて、Webサイトの作成や