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ミュージアム見学

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2019年5月の記事一覧

第395回 博物館探訪 第5弾 東北歴史博物館③

1、仙台藩四大画家紹介シリーズ①

またまた東北歴史博物館の企画展示の話から導入を始めたいと思います。
「仙台の近世絵画-梅関と江稼圃-」というテーマ展示。

仙台四大画家の一人、菅井梅関(すがいばいかん)とその師にあたる江稼圃(こうかほ)のストーリーが紹介されていました。

2、刻苦勉励で文人画家を目指す

梅関は仙台の商家に生まれるも、家督を弟に譲って画の修行に打ち込んだといいます。

菅井と

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第394回 博物館探訪 第4弾 東北歴史博物館 ②

1、企画展だけではない面白さ

昨日に引き続き

この博物館には通史を紹介する常設展と企画展会場の他にテーマ展示という入れ替えのある部屋もあります。

今回はこの部分も少し紹介しようかと思います。

まず第1テーマ展示室では

「郷土玩具の世界-黒田コレクション-」

が開催されていました。

とある好事家が各地を巡って集めた郷土玩具のコレクションの一部が公開されていました。

2、郷土玩具の世界

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第393回 博物館探訪 第3弾 東北歴史博物館 ①

1、クローン文化財とはなんぞや

宮城県多賀城市にある東北歴史博物館。

現在開催中の

東京藝術大学スーパークローン文化財展「最先端技術でよみがえるシルクロード-法隆寺・敦煌莫高窟・バーミヤン-」

を見学してきました。

最先端の技術で模写を超えた再現

ということがテーマのようです。

ちなみに写真家の作品以外は撮影可能でした。

2、シルクロードを一回り

まず最初は法隆寺金堂。

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第390回 博物館探訪 第2弾 鹽竈神社博物館

1、思い出したように企画

だいぶ間が空いてしまいましたが、ふと思い立ったので今日はこの企画でいきたいと思います。

取り上げるのはこちら

まず地元以外の方、読めますか?

鹽竈は「しおがま」、平易な感じで書くと「塩釜」となります。

なんでも塩釜市に転入すると、「鹽竈」の書き順を教えられるのだとか。

鹽竈神社本体も歴史が古く謎が多いのですが

今回は宝物館的な位置付けで境内にあるこの博物館を

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