内山 貴之

南の島の旅行会社南西旅行開発と余白を面白くする余白探究集団の代表をしています。視点との…

内山 貴之

南の島の旅行会社南西旅行開発と余白を面白くする余白探究集団の代表をしています。視点との出会いがテーマのitineraryというサービスも。風土と持続可能性が今のテーマ。

マガジン

  • Port Marche

    品川の下町・西大井で日常づかいのいい食をお届けしようとスタートしたポップアップ・マルシェPort Marcheのマガジンです。マルシェでは各地の隠れた逸品を紹介したり、作り手と食べ手をつないだり、地球にも体にも優しい食材や食べ方を提案したり-週末の午前中に気持ちい時間を過ごせる場を月1回のペースで開いていきます。 このマガジンではマルシェの最新情報や開催レポートをお届けします。ローカルの風土食や量り売り、クラフトなどに興味ある方、ぜひ情報をチェックして遊びにいらしてください!

  • リジェネラティブを夢見て

    「行けば行くほど自然がよくなる!?」そんな旅を作れるようになることを目指して、小っちゃな旅行会社が試行錯誤する道のりの記録です。

最近の記事

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屋久島で体感した『快=善』

2023年6月初旬。屋久島へのツアーに行ってきました。 テーマは風土探究・食×土です。 自然の循環がすぐ近くにある屋久島。「誰もが毎日やっている食べること、それは一番身近な、自然に手を入れること」を体感するのに、これ以上ぴったりの場所はないと考えての企画でした。 食の循環に加わる今回宿泊でお世話になったのは、自然環境への負荷を最小化する暮らしをつくっているエコビレッジ・アペルイさん。 エネルギーは自給、共同購入・量り売りでゴミを出さない暮らしを実践、無農薬・無肥料で農園を

    • Port Marche'24年3月開催レポート~1周年!

      一週間前にはもう桜が咲いているかな~と思われた3/24(日)、Port Marche開催しました。 すっかり居座っている寒の戻りもあって、あいにく桜は開花にいたらず…。 でも気温が高くない日が続く分、今年は桜が長く楽しめるかもしれませんね! そんな開花前の花冷えの日に開催となった3月のマルシェの様子をレポートします! へそ大根復活! 昨年マルシェで人気を博したへそ大根、今月やっと復活しました! このへそ大根、宮城県丸森町で寒い気候を活かして、冷凍・乾燥→解凍を繰り返

      • Port Marche'24年2月開催レポート|食のワークショップ初開催!

        久しぶりに雨の日開催となった2月のPort Marche。 さらに気温も低くて、いかにも冬!という1日でした・・・ そんな中でしたが、今回は初の試みとして、食べた味わいを絵で表現するというワークショップを開催しました。 そんなワークショップの模様も含めた2月マルシェの様子をご紹介します! 「たべるをえがく」ワークショップ 今回初めて試みたのが、食べた味わいを絵で表現してみるという「たべるをえがく」のワークショップ。 いつもマルシェでお試しいただいているミルキークイーン

        • '24年1月Port Marche開催レポート(第11回)

          2024年初回となるPort Marche、1/28(月)に開催しました。 寒の内ということもあって、この日の朝はめちゃめちゃ寒かったです! 空もちょっと鈍色で、雪が降るんじゃないかしら・・・と思わせるような雰囲気。 それでも10時頃にはやっと陽が差すようになり、店内もいつものような明るさに。 そんな寒いシーズンならではの内容となった1月のマルシェの模様、写真とともにお届けします! 冬の味覚がやってきた! 昨年マルシェをスタートしたばかりの時期に大人気だった2大農産

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          祝10回!'23年12月Port Marche開催レポート

          師走のPort Marche、クリスマスや年末年始を控える12/17(日)に開催しました! 今回も季節感を大いに演出してくれたのはクラフト。 クリスマスリースや鏡餅など、今の時期にふさわしい内容が揃いました。 今月も天気に恵まれ、温かい日差しが差し込む中の開催となったマルシェの様子、写真でご覧下さい~ 大人も子どもも夢中!クリスマスリースづくり 折しも開催日はクリスマス1週間前ということで、今月はクリスマスリースづくりコーナーが出現! いつも野菜や手作りクッキーを届け

          祝10回!'23年12月Port Marche開催レポート

          阿蘇 like no other place

          旅行手配で参加させていただいたgreenzさんのリジェネラティブツーリズムin 阿蘇。まさに人の手が加わりながら自然が維持されている場所だったため、これは直接体験せねばとツアー同行させていただいてきました! 日程は12/9(土)・12/10(日)の2日間。 事前に最低気温がマイナスになるような予報も出ていたのでビクビクしていたのですが、蓋を開けてみればすごく過ごしやすいお天気に恵まれ、絶好の草原日和となりました。 ※かなり例外的に好天が続いたみたいです! 初めて牧野に佇む

          阿蘇 like no other place

          エコプロ2023レポート

          12月6日~8日、持続可能性に向けて取り組む企業・学校・団体が一堂に会する展示会エコプロ2023に初出展してきました。 島の環境文化を五感で体感!私たちが紹介したのは、南西諸島に根付く『環境文化』。 人が暮らしの中で自然に手を加えることが自然の手入れになり人と自然の持続的な関りを可能にするという生活文化です。 ご紹介したのは南西諸島の中でも屋久島、奄美大島、徳之島、沖永良部島の4島。屋久島、奄美大島、徳之島からは、なんと島の方もブースでのご案内に駆けつけて下さいました。

          エコプロ2023レポート

          '23年11月Port Marche開催レポート|クラフト祭り!

          11月は1週早い19日(日)開催となったPort Marche。 年末まであと40日というのが信じられないくらい、温かい日差しが差す穏やかな日曜でした。 今月は過去最多、なんと5組の出展者が集いました。 中でも充実したのがクラフト。 シーズンに合わせたしめ縄作りあり、キャンドル作りありと、さながらクラフト祭りのようでした! といこうことで、たくさんの方にご参加・体験いただいたワークショップの様子も織り交ぜながら今回の様子をお届けします。 プチしめ縄つくりワークショップ

          '23年11月Port Marche開催レポート|クラフト祭り!

          Port Marche'23年10月開催レポート|秋一色!

          10月もラストサンデーに開催しました、Port Marche。 久しぶりに小雨がぱらつく朝でしたが、マルシェがオープンする時には雨も上がり、気持ちいい秋晴れの日曜昼になりました。 いよいよ季節は秋真っ盛り。 マルシェの品ぞろえにも、秋らしさを映すものになってきました。 ということで、今回は品のアップ写真多めでマルシェの様子をご紹介します。 ミルキークイーン新米到着! 3月の第一回マルシェからご紹介している、茨城県稲敷市産の有機栽培ミルキークイーン、ついに新米が届きまし

          Port Marche'23年10月開催レポート|秋一色!

          『明日なに食べる!?みんなで語らナイト』開催しました

          10/17(火)、Port Marche初めてとなる地元飲食店とのコラボイベント、『明日なに食べる!?みんなで語らナイト』を開催しました。 今回コラボさせていただいたのは、西大井で図抜けておしゃれなビルにあるクラフトビールとカレーが美味しいお店、植物飲食園スワンピーさんです。 どうしてお腹は減るのかな?「身土不二」と言われ、英語にも"You are what you eat."ということわざがあるように、環境に適したその土地の食物をいただくことが健康な体を育むということは

          『明日なに食べる!?みんなで語らナイト』開催しました

          ミルキークイーンの稲刈りに行ってきました!(2023年10月)

          毎月のマルシェでご紹介している有機栽培米「ミルキークイーン」の生産者さんが開催されている稲刈り体験に参加しに、茨城県稲敷市に行ってきました! 10月の第一日曜日、空は曇りでしたが作業中たまに薄日がさすこともあり、体を動かして作業するにはちょうどいい天候でした。 稲刈り体験は鎌を使って手刈りで行いました。 人が入りやすいよう、まずはコンバインで田んぼの外周を2周ほど刈り取り、さらに中央を縦横に刈ってから作業スタートです。 (まさに「田」の字の形ですねw) この日稲刈りに参加

          ミルキークイーンの稲刈りに行ってきました!(2023年10月)

          '23年9月Port Marche開催レポート|秋の始まり

          9月のPort Marcheは第7回。早いもので始めてからもう半年以上が経ちました。これまでお越し下さったゲストの方々、いつも応援して下さる皆さま、ありがとうございます! 9月はいつもの通りラストサンデーの9/24(日)に開催しました。 猛暑日はいつ終わるのだ?という今年の夏でしたが、この日は最高気温も25度届くかどうかという爽やかな秋晴れの日曜日となりました。 心なしか通りを自転車で行き交う方々も多かったように思います。 そんな9月マルシェの様子を写真でご紹介します。

          '23年9月Port Marche開催レポート|秋の始まり

          旅のよりよいチョイスを考える

          さて、今回は旅の自然環境への負荷を下げるためのよりよいチョイスについて考察していきたいと思います。 旅の環境への影響を概観する総論として、旅と自然環境への負荷の関係をグラフにするとこんなかたちになるのでは、と考えています。 横軸が旅の段階、縦軸が環境への影響のプラスマイナス(プラスがいい影響、マイナスが悪影響)です。 恐らく現状では、環境にプラスの影響を与えるような日常生活を送ることができている人はごく稀かほとんどいないのではないかと思います。 それなのでベンチマークとし

          旅のよりよいチョイスを考える

          ”調達方針”を定めてみた

          自社でできることの第一ステップとして、調達方針を定めることにしました。 サステナブルツーリズムの国際基準であるGSTCでは、「D1.1環境に配慮した購入」、「D1.2効果的な購入」という項目に関連する内容です。 ※旅行商品に関する仕入れ(=交通手段や宿泊などの手配先)という意味での調達ではなく、自社で使用する備品や消耗品の購入に絞っています。 現在の消費状況方針を定めるにあたって、自社の現状の消費量を調べてみました。 消耗品の購入は全てASKULを使用しているので、履歴を

          ”調達方針”を定めてみた

          「できるところから、得意なところから。」

          行けば行くほど自然が豊かになるよう、リジェネラティブな営みをサポートする旅を目指すという遠大な目標を掲げましたが、とは言え、何から始めようか? ここで思い出すのは、GSTC研修で言われたことです。 「できるところから、得意なところから。」 旅というのは実に多様な主体のサービスが組み合わさってできています。 一次交通・二次交通、宿泊、アクティビティ・ガイド、飲食店、お土産物店などなど… それゆえ旅の環境負荷を減らしたり、リジェネラティブにしていくためには、これらサプライチェ

          「できるところから、得意なところから。」

          行けば行くほど自然が豊かになる旅とは?

          目指すのはリジェネラティブな営みをサポートする旅sustainability for tourism? tourism for sustainability? 旅とサステナビリティ(持続可能性)の関係については、それなりの時間をかけて考えてきました。 初めは、取り扱い方面の島々の集落で、その場所らしい暮らしが成り立たなくなっていくと、目的地が減っていってしまうーそんな懸念を抱いたことがきっかけでした。 だから「旅を通じて地域のサステナビリティ(持続可能性)を高めるにはど

          行けば行くほど自然が豊かになる旅とは?