冷えますね。
3月下旬とは思えぬ、
連日の冷え込みに、参っています。
ダウンコートをしまわなくてよかったと思いながら袖を通しています。
冬用インナーも減らすのは、まだ早そうなので、着用しています。
来週こそは、暖かくなるのだろうか…と朝の冷たい空気の中で考えていました。
春の前にはぬるい雨が降り、その合間にハッとするほど明るい日差しがあります。そのあと、また雨が降って、という繰り返しをしているうちに、ある日当たり前のように春の真ん中が到来します。
だから、もうすぐ春真ん中が来るということなのでしょう。

よくいくスーパーの商品も少しずつ春のものに変わってきました。

いちご

果物売り場にはりんごではなく、終わりに近い柑橘が並べられ、そして、いちごが並べられるようになりました。
いちごの旬は春から初夏にかけてのようですから、春の果物というわけです。
3月末のフランスへツアー旅行に参加した時、スーパーでいちごを買ったことを思い出します。フランスのいちごは、日本のより、さっぱりとして、歯応えがあった気がします。
お値打ちのいちごを見つけたら、いちごシロップに挑戦してみたいと思います。梅ジュース作りや梅干し作りの梅仕事が、好きなの、いちごでも何か作ってみたいのです。
日常に他人に左右されない小さな楽しみがあるのは、精神的にとても良いものです。
仕事や人間関係がうまく行っても行かなくても、シロップや梅干しは少しずつ出来上がっていきます。
これがとてもありがたいのです。
いちごの値段は先月に比べるとずっとお安くなっていましたが、シロップを作るにはもう一声というところでしょうか。
今回は購入せずに通り過ぎます。

春野菜(菜の花・ふき・筍)

果物売り場を通り抜けた先、野菜売り場にはすでに菜の花やふき、春の野菜が置いてあります。
菜の花は待ちきれず、見かけるたびに買い求めています。簡単な調理でも、美味しいし、目にも美しいし、パスタにも和食のおかずにもなります。わりと日持ちもしますし、便利な旬の食材です。
ふきはもう少しあたたかくなってから買おうと決めています。冷え込む日にはあまり食べたくはなりません。
筋を取って、板ずりをし、色よく茹でるのはなかなか手間なのです。あまり寒いと台所仕事、下ごしらえが多い食材は敬遠したくなります。
気温がもう少し上がれば、下ごしらえもしやすくなるでしょう。
そうそう、昨日は筍(たけのこ)を見かけました。水煮でなく、生の、皮付きの筍です。まだ小ぶりで高価だったので、購入は見送りました。もう少し、大き買ったら買ってしまったかもしれません。
筍とは不思議な食べ物です。ものすごく味がするわけでも、豪勢な見た目でもなく、コッテリしているわけでもないけれど、食べると、とても満足感があります。
春そのものを食べているような感じがするからでしょうか。
筍ご飯もいいし、手間はかかりますが天ぷらも良いですね。若竹煮も、とても春らしい料理です。わかめと筍を炊いてあれだけ旨みがあり、美味しいというのは、なんとも不思議なことだなぁと思います。わかめも筍も美味しい食材ですが、それだけでは、やや味気ないものですから。
合わせて炊き上げることで旨みがますのでしょうかね。

ホタルイカ・アサリ・わかめ

そのまま、魚売り場に行きましょう。
魚介類が好きな人間なので、魚売り場はいつもわくわくします。
この時期になると、
何はなくとも、ホタルイカです。
もう少し春が深まったら、アサリもいいですね。
どちらも、キャベツや菜の花と相性が良い食べ物です。
どっさりの野菜とにんにくで炒めるだけで、美味しいおかずになります。
ホタルイカを酢味噌で食べるのも良いですが、野菜と合わせた方が、ホタルイカの旨みを野菜が吸って、より美味しくなる気がします。
そして忘れてはいけないのが、わかめです。
塩蔵わかめの旬も春のようです。
わかめの料理で、よく作るのは、今井真実さんのわかめジュレ！
わかめがものすごく食べやすくなります。
おすすめです。

生ハム

さてさて、お肉売り場は、春だからといってあまり変わり映えはしません。
でも、何となく、ベーコンよりは生ハムの方が美味しそうに見えて来るのが、春である気がします。
クラッカーに乗せても。パンに挟んでも、サラダに入れても、よい桜色のハム、ひとつ冷蔵庫にあると安心です。

桜餅・桜風味のお菓子

お肉売り場を過ぎると、パンやお菓子の売り場がまちかまえています。
桜あんぱん、桜餅など桜の風味を使った美味しいものも並ぶようになってきました。
桜というより桜の葉の風味ですが、春らしさでいうとほかに引けを取らない、風味であることは確かでしょう。
桜餅は、道明寺粉のもちもちした方が好みです。
そうそう、普通のスーパーには売っていませんが、無印良品の桜もち風味のアイスもおすすめです。
驚くべき再現度！
桜餅がお好きな方なら、気にいる味だと思います。

レジに辿り着く頃には、沢山の春をカゴに入れることになります。
身近にも、ちゃんと春は来ています。
この寒さも、きっとそう長くは続かないのでしょう、きっと。、