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【読書】嫌われる勇気_岸見一郎・古賀史隆

どうも、斉藤 史朗です!

普段はマーケティング業務に従事しており、法人向けサービスにて人材派遣・人材紹介・健康経営・業務改善/アウトソーシング・キャリア自律などに関するコンテンツを制作しています。

直近、NewsPicksのホリエワンにて、堀江さんが書籍の"嫌われる勇気"について触れられていて、アドラーの思想や考えがご自身の価値観と一致されているという事で、おススメされていましたので、気になり今回読ませていただきました。


こんな方にオススメ

▶︎劣等感や過去に縛られて悩んでいる方
▶︎先の未来を考えて、漠然と不安を感じていらっしゃる方
▶︎他人の目が気になる、人からの見られ方が気になっている方
▶︎人の事を考えて、悩みを一緒に抱え込み過ぎてしまい、自身が疲れてしまう方
▶︎リーダーとして部下に嫌われたくない、尊敬されるリーダーになりたいと考えてしまっている方

などのお悩みを抱えている方に、お勧めの本です。

私自身も意思決定力が高いわけではなく、周りに流されたり、人の目を気にして生きてしまう弱い部分があります。

そんな時にこの本を読んでみて、もっと自分の声に耳を傾けよう、他人と自分は違うのだから、もっと自分のやりたい事に集中しようと思えるようになりました。

snsで周りのキラキラしたような世界が見えやすい現代だからこそ、自分に向き合い、確固たる姿勢が必要になります。

それをこの本が強力なサポーターになるでしょう。もっと早く出会いたかったですが・・知ることが出来て良かったです。

著書の経歴

▶︎岸見一郎 氏
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。京都教育大学教育学部、奈良女子大学文学部(哲学・古代ギリシア語)、近大姫路大学看護学部、教育学部(生命倫理)非常勤講師、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)非常勤講師を歴任。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動を行っている。

▶︎古賀 史隆 氏
ライター。株式会社バトンズ代表。1973年福岡県生まれ。1998年、出版社勤務を経て独立。著書に『嫌われる勇気』(共著・岸見一郎)、『取材・執筆・推敲』、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』、『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』(共著・糸井重里)などがある。2014年、ビジネス書ライターの地位向上に大きく寄与したとして「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞。2015年、ライターズ・カンパニーの株式会社バトンズを設立。

あらすじ

フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在で、授業でもアドラーについて習う機会は少なかったはずです。
欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、「哲学者(哲人)」と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。

原因論の否定、全ては目的論

人間は原因(過去)があるから行動するのではなく、目的があるから行動しているだけと、本書で説いています。

「今のままが楽だから、過去のせいにしているだけ」

自身を暗い原因や過去に縛らせることで、何かにチャレンジしない理由にしたり、過去の失敗から同じようなことに取り組めないなどの、原因(過去)を理由にしてしまうことがあります。

目的(やらない理由)を示すため、過去からの情報を引き出しているだけである。

過去もたくさん失敗したから、今回も緊張しまうでしょうが、それは失敗した時の言い訳にしたいから、そう自身を保身に回しているだけであると、いいます。

かなり厳しい見解ですが、正論だと思いました。

我々の悩みは全て人間関係

「人生は複雑ではなくシンプルである」

大人になれば、複雑な人間関係に絡まれ、多くの責任を押しつけられる。今世の中で起きていることや、一人一人の価値観や考え方を見ると、複雑でどう動けばよいのか分からなくなりやすいです。

そんな時には、「課題の分離」が有効的です。

「自分と相手の課題を分けて考えるべき」であり、自分の課題は、自分でコントロールして改善することが出来ますが、他人の課題は解決できないので、考えるのはやめた方がよい。

シンプルに、自分の課題だけに向き合うべきである。
他人を自分の思った通りに帰ることはできない。そこに時間を掛けても解決できないから、悩み必要もない。

一見他人を突き放してしまうような考えですが、なんとか人を再生させよう、変えようと努力して上手く行かず、悩んでしまうくらいなら、いっそ、他人を変えることはできないので、自分が変わる事で問題を解決するのが良いでしょう。

他人の価値観で生きることはやめよう

「人は一人では生きている訳ではない」 
誰しもが感じています。
私自身もそうです。

他人がいることで自分を認識していますし、他人がいるから頑張ろうと思いますし、他人がそばにいない時は孤独を感じます。

他人が存在していることを良い風に捉える・有効活用するのは良いですが、
"他人から嫌われることを恐れてしまう" と、自分がやりたい事が出来なかったり、止めてしまったすることがあります。

勿論他人や両親などに恩義があると、なかなかその意見をかき消して、前に進むのは大変ですが、無理に他人に嫌われる必要はないですが、遠慮する必要はない、と著書では説いています。

自分の人生は自分で意思決定出来るはずですし、自分の力で今の環境を変えることも出来ます。

知人に言われたから、挑戦が恥ずかしいという考えや、失敗して笑われたら嫌だなという "他人の価値観で生きること" は、止めましょう。

他人は、「自分が他人に貢献していると感じること」をやればよい。

役に立っていると感じると、自らの価値を実感できます。

相手を褒めるのではなく、感謝する

子育てにおいても、私が良く子供を褒めるようにしてしまっていますが、褒める事で一時的には良いですが、それがないと頑張れない、褒められるために頑張ろうと子供の思考回路になってしまうと自律的ではなく、自分のやりたい事を優先せず、褒められる事を優先したり、常に周りの目を気にしてしまうようになります。

子供に対して、対等な関係で感謝することで、承認欲求ではない方向で相手を癒すのがベストである。

子育てだけではなく、メンバーや後輩に対しても同じ接し方が有効であります。

本書から感じた事などのまとめは以上になります。

補足でアドラー心理学の基本について簡単に調べてみました。

本書以外で、アドラーの考えをより深く理解することが出来ます。

アドラー心理学

アドラー心理学の基本は5つの理論にあります。「自己決定性」「目的論」「全体論」「認知論」そして「対人関係論」です。一部分だけ触れます。

▶︎自己決定性について
私が就職活動中に言語化出来た項目です。

環境が自身への影響として大きく、過去の行動や実績が将来の意思決定に繋がりそうですが、そうではなくわ自分で決定する方が、結果関係なく自身のより後悔のない人生に繋がりますし、他人のせいにしない人生になると考えています。

結果も勿論重要だし、周囲の見え方・評価も気になる所ですが、自分の感性に耳をすまし、自分がやりたい事に進んでいくことが大切だと私は考えています。

なので、人生の充実において、目的に邁進する自分の意思決定が非常に重要になります。

アドラーも同様にどんな環境で育ったとしても、その後の自分がどう進みたいのかは自分で決められるはずと、問いてます。

例えば、「家が貧かったから、犯罪に手を染めてしまった。私は不器用だからこういうスポーツをする資格はない。私は体が小さいからモデルにはなれない。」

など自分でネガティブに決めつける必要はないですし、他人の声も気になる所ですが、自分の人生は自分で決められるはずだと、アドラーは伝えています。

以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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