おかあさん

琵琶湖の源流である安曇川の支流、針畑川沿いの高島市朽木小川で、奥山里生活を夫婦2人で楽…

おかあさん

琵琶湖の源流である安曇川の支流、針畑川沿いの高島市朽木小川で、奥山里生活を夫婦2人で楽しんでいるおばさんです。

最近の記事

初春の味・・フキノトウで春を楽しむ

今年は雪が少なく、早くからフキノトウが顔をのぞかせています。 そろそろ花を開いてきたのもあるので、先日フキノトウ味噌を作りました。 フキノトウ味噌は、6月のトレイルランの時におにぎりの種に必要なので まず一番に作り、夫に殺菌瓶詰してもらい、保存します。 でも、フキノトウは次々と出てきます。 そこで、今日はいつもの鯖味噌煮缶との煮つけを作ることに。 まずは庭でフキノトウの採取、根本からチョッキン。 採ってきたフキノトウを流水できれいに洗って、 沸騰したお湯にドボンと入れて少し

    • お米作り・・・その六:脱穀・籾すり

      稲木に干してから3週目になりました。 その間、数回雨は降りましたが、台風は来ず、サルの被害もなし。 10月13日、ようやく脱穀することに。 もちろん、稲は十分乾いていたのですが、 長崎のおくんちに行っていたので、この日になりました。 朝起きると、田んぼがまだ濡れています。 脱穀機を久一さんが持ってきてくれるのですが、 田んぼがぬかるんでいては、脱穀機が動かしにくい。 昼からにしようか・・ということに。 昼までに私たちは稲木の周囲に張り巡らした電柵を外していきます。 お昼

      • お米作り・・・その五:稲刈り

        9月18日、朝起きると小雨。 今日から稲刈り!と思っていたので、どうしよう~と。 9時過ぎると雨は止み、もうしばらくするとお日様もさしてきました。 コンバインで刈るのなら、稲が濡れていては刈れないのですが、 我が家は手刈りで稲木干し。 少しぐらい濡れていても構いません。 10時過ぎから刈り始ます。 まず、稲木を立てる予定の、お宮さん側の稲から刈ります。 昔は、借りながら藁で束ねていたそうですが、 私たちは素人、刈る速度・束ねる速度を考えると、 まずはある程度、刈るだけ刈って

        • お米作り・・・その四:獣害と戦う

          8月になり穂が出てきて、花が咲き、9月に近づくと黄色く色づいてきました。 これからどんどん実が太り重くなってきて、頭を垂れていくのだなぁ・・。 そんな時です!サルに狙われるのは。 窓から外を見ていた夫が 「こらっ!!」と怒鳴りながら飛び出ていきました。 見ると、裏山の方に逃げていくサルが二匹。 山側の田んぼの隅に、稲を踏み荒らし、穂先をしごいた跡が。 畦にちぎられた穂先が数本落ちています。 やられた~!! 穂先が田んぼの水に浸かったままにしておくと、 穂から根が生えてきて

        初春の味・・フキノトウで春を楽しむ

          お米作り・・・その三:草取り

          四日かけてようやく田植えも終わり、ホッとするのはひと時。 三角ゲージを使ってまっすぐになるように植えているので、 植えた稲の周囲は、まだ植えられていない空間がタップリと。 そこに植えた間隔に合わせて新たな苗を植えていきます。 いわゆる“補植”です。 夫は、田んぼの周囲の畦にモグラがポコポコと穴を開けていて そこから水がどんどん漏れていくので、 その穴を埋めながら、畦波を植えこんでいきます。 両方終わって、本当に田植えの終了です。 しばらくは朝晩、田んぼの水の量を見ながら、

          お米作り・・・その三:草取り

          思子淵神社のお祭り

          6月20日は思子淵さんのお祭り日です。 18日(日)朝9時から掃除普請、 20日(火)朝8:30に朽木神主さんが来て、祝詞をあげてくださる予定です。 18日、8時半ごろにはそろそろ人が集まり始めました。 境内には細い草がモヤモヤと立ち上がって広がっています。 手で引いていくのは時間がかかりそう・・ と思っていると、男の方たちが草刈り機で刈ってくれました。 1時間ほどすると、休憩。 今日の参加者は13名。 女性は3人だけ。(普請は1戸に1名参加すればいいので) 湖岸や京都な

          思子淵神社のお祭り

          FAIRY TRAIL びわ湖高島トレイルランニングinくつき

          スーパーロングコース: 走行距離約60km 累積標高3620m ゴール制限時間12時間半 朽木の山を一周するスーパーロングコースの、朽木小川集会所を使用しての第3エイドで 地元の食材で地元の料理を提供して欲しい、と依頼を受けました。 今年は6月10日の開催です。 6月8日に買い物を済ませ、集会所の掃除と玄関からトイレまでと縁側の養生をします。 我が家にはお隣の集落・平良で作られたもち米がたくさんあり、 冬の間に作った餡子(秋、庭で収穫した小豆を使った)も 冷凍庫にた

          FAIRY TRAIL びわ湖高島トレイルランニングinくつき

          お米作り・・・その弐:準備

          田んぼ仕事は1月の種籾の注文から始まります。 うちの田んぼは小さいので、お湯消毒した籾1袋に土5袋をJAに申し込みます。 3月になるとその籾が届きます。 4月になるといよいよ動き出します。 まずは思子淵神社横の谷(梁が谷)から引く水路の掃除です。 思子淵神社までは常時水を流しているのですが、 そこから先は水田用の水路なので、稲刈り前に水を止めてしまいます。 冬の間水を引いていない水路には、シカやイノシシなどの動物が上り下りして石や砂利などを思いっきり落としています。 そのう

          お米作り・・・その弐:準備

          お米作り・・・その壱:我が家が手植え・手刈りのお米作りをする理由

          一週間、ず~っと田植え仕事で、ようやく一息ついています。 まず先週の日曜日、久一さんの息子さんが田搔きに来てくれ、 夫が“えぶり”で田んぼを均したのは前回書きました。 その間、育ってきた苗は田んぼの畦に避難。 その苗を田んぼの周囲に配置し、月曜日から田植え開始です。 我が家が借りている田んぼは、家の前と、針畑街道を挟んだ向こう側の2つ、 併せても7畝もないぐらいの小さな小さな田んぼです。 どうしてそんな小さな田んぼの田植えに一週間もかかるのかと言えば 田植え機など機械を使

          お米作り・・・その壱:我が家が手植え・手刈りのお米作りをする理由

          鯖街道ウルトラマラソンと田植え準備

          小浜を6時に出発して、我が家の前を9時にトップのランナーが走り過ぎました。 今日は鯖街道ウルトラマラソン開催日です。 旧鯖の道、小浜から根来坂(滋賀県側ではおにゅう峠)を超えて、朽木小川を過ぎると京都市左京区久多に入り、そこから八丁平を超えて出町柳を目指します。 朽木小川は京までのちょうど中間地点にあたります。 今年は400人ほどのエントリーがあり、トップランナーはお昼過ぎにはゴールするそうです。 次々に走り過ぎるランナーを応援しながら、私たちは田植えの準備を・・・ まず

          鯖街道ウルトラマラソンと田植え準備

          草取り普請

          「もうすぐ山を走る人が使うんやろう?草、伸びとるし。」と電話がありました。 5月21日、鯖街道ウルトラマラソン・・ 若狭小浜から旧鯖の道(針畑街道)を出町柳まで走るイベントが開催されます。 朽木小川は出町柳までの中間地点にあたり、集会所をエイドとして貸し出すことに。 6月10日にはFAIRY TRAILびわ湖高島トレイルランニングinくつき 朽木の山を一周するトレイルランニングが開催される予定です。 そのロングコース(60km)のちょうど中間地点にあたる朽木小川の集会

          いたどり

          「畑のイタドリを採りたいんやけど・・・」と、ふじさん。一緒に来ていたご人、「言ってくれたら採るよ」採取活動が大好きなご人です。  案内されていくと、そこいらにイタドリが出ていましたが、何本かは新芽を食べられた状態で大きくなっています。新芽が出て直ぐの先っぽを、サルが折って食べましたかネ。  イタドリ、折ると「ポン」と音がします。なので「スカンポ」と言う地方も。ご人は「ダンジ」と言っていました。「生で皮を剥いて塩を付けて食べていた」と。今日採ったイタドリは、お湯を潜らせて皮を剥

          滋賀県高島市朽木小川

          はじめまして 私たち夫婦は、朽木小川(くつきこがわ)に暮らしています。 朽木 朽木は夫がこの地に移住した二十数年前には滋賀県で唯一の「村」でした。 そして、山間部にある琵琶湖には接していませんが、 琵琶湖源流となる安曇川とその支流が流れる村でした。 朽木村は滋賀県では一番の面積を持つ村でしたが、その70%は山です。 私たち夫婦はその山の豊かな美しさに惹かれて 朽木の中でも「奥山」と言われる針畑地域の小川(こがわ)に 小さな家を建てました。 そのすぐあと、町村合併で旧高島郡

          滋賀県高島市朽木小川