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海外での思い出いろいろ

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海外での思い出深い話をまとめています。
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ソウル生活日記まとめ。なんだかんだ言ってもケンチャナヨに感謝

ソウル生活日記まとめ。なんだかんだ言ってもケンチャナヨに感謝

人との出会いが繋がって繋がって今がある。当たり前だけど過去の出来事を振り返っているとほんとに身に浸みる。思いついたらすぐ走り出すので💥たまに痛い目にもあうが、その倍、奇しき出会いや会心の縁にも恵まれた。

ソウルでの生活もそうだった。

20年経って当時書いてたブログをnoteにあげながらひとりで笑うのは、めっちゃアホやけど幸せなことだと素直に思う。笑。

さて最後は
当時の爆安物価紹介と感謝エ

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無敵園児とバーバそこは空港。

無敵園児とバーバそこは空港。

夏休み、日本へ一時帰国するときのこと。

メロンのバーバがその少し前ソウルへ遊びに来ていたので三人で金浦空港へと向かった。
荷物検査、次にイミグレーション出国審査。我が子メロンのパスポートも一緒に見せる。

「留学は、もう終わったんですね」

審査官に尋ねられたので

「いいえ、またソウルに戻ってきます。学生ビザは延長済みです」

学校の書類などを並べて説明すると

「無理ですね。ソウルへの再入国

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ソウルでのタクシー事故とチョークの関係

ソウルでのタクシー事故とチョークの関係

【ソウル親子留学時の時の日記を加筆修正しながら出しています。2002年頃の話です】

友達の家に遊びにいってたメロンを迎えに行く時のこと。無理に割り込んできた軽トラが私の乗っていたタクシーと接触した。

サイドミラーが割れて車体も少し擦ったようだ。幸い運転手にも私にも怪我なく

それは良かったのだが

すでに道路の真ん中ではタクシーと軽トラックが(予想通り)激しく罵りあうこと3分は

良くないやめ

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ソウルの幼稚園ケンチャナ芋掘り

ソウルの幼稚園ケンチャナ芋掘り

子連れで語学留学してたころの話。子供は日韓両方のクラスがある幼稚園へ通っていた。

日本語クラスの先生はみな若かった。なかでも韓国で働き始めてまだ3年ほどというメロンの担任先生とは、お迎え時によく話をした。ふわっと、おとぼけ具合が可愛らしい日本女性だ。

数日前、遠足のプリントを貰っている。

芋掘り予定ですが、栗拾いになるかも知れませんと書かれてたので聞いてみた。

「先生、明日の遠足は芋掘りで

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イギリス紳士とアジアの警官

イギリス紳士とアジアの警官

2003年7月のある日

遅めの梅雨が長引いてソウルは蒸し蒸しだ。

イギリスの田舎から来たジェフ君。28歳。将来は翻訳家になりたい。そんな夢を持っているクラスメート。

実家はオールドスタイルの屋敷だという彼は、いつも物静かで喋り方も抑揚無くボソボソっと話す。イギリス紳士っぽい(なんとなく)。彼の韓国語は新しい国の言葉のようだった。

ある日の休憩時間、彼と日本のCちゃんと私が外へ出て缶ジュース

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2003年ソウル*SARS混乱跳ねるマスク

2003年ソウル*SARS混乱跳ねるマスク

2003年5月。韓国にも忍び寄ってくるSARS。

とうとう学校からプリントが配られた。

⚫︎今学期と6月の休みに韓国から出国しないように。出国した場合は再入国後、2週間クラスに参加出来ない。

⚫︎次の開講日にはパスポート持参(出入国チェック)感染国や地域へ行った人は、今学期と次学期登録禁止。納付済み授業料は返金する。

⚫︎流行地域の出身者は新規登録をしない。
韓国政府からの要請云々ともあり

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ソウル5月は忙しい『子供の日・両親の日・先生の日』&文化祭

ソウル5月は忙しい『子供の日・両親の日・先生の日』&文化祭

韓国でも5月5日は『子供の日』(ひな祭りはなくて男女ともに子供の日)子供たちはプレゼントを貰える。その日たまたま立ち寄った百貨店の食料品売り場では、焼きたてウインナーを子供たちに配っていた。

8日は『両親の日』大人になった子供たちからは現金がプレゼントされるという。お花とお札を可愛いくラッピングしたり。(趣向を凝らした画像、ググるとすぐ出てきます)

15日は『先生の日』大学前には出張花屋がズラ

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ジミョンちゃん

ジミョンちゃん

ソウル子連れ留学中は人生の中でいちばん人に助けられた時期だ。

当時19才の女子大生ジミョンちゃんもそのひとり。(彼女とは縁が深く交流が続いている。今では日本語を使う仕事でワーママとして頑張っているようだ)

彼女は小学校の時、日本アニメに触れて、そこから日本が好きになったという。ジブリ映画を愛してやまない。思春期にはアイドルグループ嵐に夢中になり自分の部屋をポスターで埋め尽くした。高校では第二外

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リアル韓流ドラマ*青空市場の婆たち

リアル韓流ドラマ*青空市場の婆たち

2003年。

留学でソウル下町に住んでいた頃の本当にあったドラマのような話。画像↑は、他の場所で撮ったのですが露天商風景はこんな感じ。

大きな市場市場から溢れ出すように店が並ぶ。その売り子はほとんどお婆ちゃん。行ったことは無いが日本の輪島朝市を想起させる。

ただ、こちらは朝だけでなく夕方遅くまで店を開く。野菜、果物から雑貨洋服類まで。どこもオーバー70才(そう見える)くらいだ。

バス停前が

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ソウル2003年*ありえない業者たち。コーヒー入れてくれないかと穴開けたまま。

ソウル2003年*ありえない業者たち。コーヒー入れてくれないかと穴開けたまま。

ソウル生活長い人には、何度か経験あるだろうと推測される業者あるある。(20年前の話だけど)

最初はインターネット回線業者。

ここんとこ何度も家に来て作業。なんで1回で繋がれへんのんと、最初は笑ってたがええ加減笑えないぞとなった頃の話だ。

「あさひちゃーん、この人たちさ遊びに来てるわけじゃないよね」

私がうるさいので、今日はあさひちゃんが早口韓国語で聞いてきてくれた。

必ず今日中に仕上げま

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タクシーおじさん(アジョシ)の理想。三つ指ついてお出迎え。

タクシーおじさん(アジョシ)の理想。三つ指ついてお出迎え。

2003年ソウル留学中の話。

ある日の学校帰り、途中駅にある大きなスーパーマーケットに寄ったら、想定外に荷物が重くなり、タクシーをつかまえた。

行き先を告げて、やれやれ、はぁ疲れた。
シートにもたれかかる。

と、私の発音が下手だったのか

「お客さん、どこからきたの?」

と聞かれた。

「日本です。東京から」

答えると

「そうかい! ワシは昔、旅行で行ったことがあるよ」

弾んだ声から

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ソウル2003年タクシーあいのり現象

ソウル2003年タクシーあいのり現象

ソウルのタクシー初乗りは当時約160円。安くて利用しやすかった。荷物が多くなり4歳のメロン連れなんてときはバス(暴れん坊のため💦)より安心。

でも、乗車中たまに【現象】が起きる。
(料金の高い模範でなく一般タクシーの方)

商売熱心な運転手にあたると

客が
走行中
勝手に増えていくのだ。

運転手は、相乗り希望!と手をあげるアピール客を見つけると、停まって窓を下ろし、行き先を聞く。了解なら首

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ソウル2003年*新規開店ダンシングガール

ソウル2003年*新規開店ダンシングガール

初めて見たときはポカンとして、次に別の場所で次に見たときはかなり考えた。

ふたりひと組で踊るこの子たちはなんだろう。なぜ通行人に向かって踊っているのかと。

彼女たちは、新規オープン開店イベントの言わばキャンペーンガール。韓国では比較的小規模店舗でも、この形式がポピュラーのようで、店を装飾すり風船とともに現れる。飲食店が多かった気がする。

しかし。

ちょいちょい見かけてはちょいちょい違和感。

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韓国語授業*ハウちゃんとマダムの暴走

韓国語授業*ハウちゃんとマダムの暴走

20年前の韓国語学留学中。トルコの可愛い女の子ハウちゃんと個性強め中国マダムは忘れられないクラスメート。紹介はこちらです↓

その日は、直喩や関連表現法の授業。日本には「だんご鼻」という表現があるが韓国では「こぶし(げんこつ)鼻」というらしい。

配られたプリントには、お人形さんのように可愛い女子と(言葉アレだが)かなりの不細工女子イラストが並び、不細工な方に『かぼちゃみたいな顔』との説明がある。

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