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#110 ツァイガルニック効果

未完成

この言葉は、よく心理学とかでも出てくる言葉なので、興味のある方は知っている言葉なのではないかと思います。

ツァイガルニク効果(ツァイガルニクこうか、Zeigarnik effect)は、人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。ツァイガルニック効果、ゼイガルニク効果、ゼイガルニック効果とも表記する。 引用元:Wikipedia

わかりやすいのは、連続ドラマとかアニメの次回予告とかになると思います。

「来週の〇〇は?」
「次回、ついに決戦!勝者は?」
「来週、いよいよ真犯人の正体が明らかに」

こんな感じの予告にウキウキしますよね。私は単純なのでウキウキします。特に今は「半沢直樹」をみているので、早く次の放送が観たくてウキウキしています。

やっていること、見ているものが途中で終わってしまうと、その続きが気になるモノだと思います。制作側からしたらそれもひとつの戦略なので、私はまんまとハマっていることを自覚しながら、いつもドラマを見ています。

連続ドラマを例えにして話を続けると、ドラマが完結するまですべてを見届けたい、”成し遂げたい”という気持ちが心理的に働いて、自分の時間を確保し、そのことに費やすのだと思います。

今回は、そのことについて、このnoteでならどうやるのかを考えていきたいと思います。

・・・

結論好きとストレス

私たちは結局のところ「結論好き」なんだと思います。それも”認知する”こと”理解する”ことができるから、物事、状況を判断したいのだと思います。

やはり、ドラマなんかが一番の例ではないでしょうか。連続ドラマが続いていた頃は毎週ウキウキしながら楽しんでいたのに、最終回が終わってしまったら、結果がわかってしまったので、そこからはそのドラマについての記憶が薄れていくと思います。

副作用的に、そのドラマに出ている出演者が好きだから記憶に定着していることは考えられるかも知れませんが、ドラマ自体の結末がわかってしまえば基本的に時間を作ることはなくなると思います。

その時間にならない(放送時間など)と知ることができないため、面白く感じることができるのだと思います。それが、連続ドラマのあり方でもあると思います。

そのため、年中やっているのだと思います。他の理由もあると思いますが。


ツァイガルニック効果は結果を知ってしまう、完成図を知ってしまうと記憶には定着しにくいという結果が出ているモノです。

では、その未完成の状態を長く続けることによって、印象の変化があると思います。そのポイントは2つあります。

1.結論をもう一度作る
2.少しのストレスを与える

1.結論をもう一度作る

これは、noteなどのエッセイやコラムなどの文章系に使える方法なのかなと思うのですが、私たちは映像とかは基本的にすべてを見ることが多いと思います。もちろん、早送りとか、何倍速再生とか使って少しても時間を短縮して見ることも考えられます。

しかし、文章ってすべてを見ることは少ないと感じています。人によると思いますが、大事そうなところまで、さらっと見て、大事なところだけをしっかり見るといった感じなのではないでしょうか。

本などもすべては読まない人もいますからね。ブログなどもそうでしょう。

最後まで見てもらいないことを考えて”最初に結論”を持ってくることによって、

「結論を一度知った満足感」
「この先、どう進めていくの?と思う未完成感」

を感じることができると思います。

最後に”まとめ”をつければ、結論をもう一度作ることができ、読み手を最後まで引きつけることができると思います。

いかに自分のページに長い時間いてもらうことが大切になってくるのではないでしょうか。


2.少しのストレスを与える

これは、キングコングの西野さんのラジオで言ったいたことなのですが、「幸福度は伸び率だ」という内容で、テストの点数が、

95→96点
0→30点

どちらの方が幸福度があるか?

という話で、多くの人は「0→30点」を選ぶと思います。そのため、幸福度はその矢印の角度であるとし、ディズニーランドの入場ゲートを例に話していて、私はディズニーランドに行ったことがないのでわからないのですが、入場ゲートは他にもあるのですが、1つしか使わないで渋滞ができるらしいですね。

そこに、感動のタネがあって、その行列に並んで「ちょっとストレスをかけられて、ようやく見れたシンデレラ城」を見たときの感動の伸び率が違うという話です。

ストレスからの開放→幸福度の伸び率

これがポイントで、noteにでも応用できると思います。


少し結論を先延ばしすることによって、最後、結論に辿り着いた時に達成感を感じ取ることができると思います。

それが上記でも述べました、”結論をもう一度作る”意味にもなってくると思います。

・・・

相手への印象を操作する

未完成のモノを提供する連続ドラマのようにするなら、noteの場合だと小説とか本の書評というのは、ツァイガルニック効果の部分をうまく利用して、読者を惹きつけることができると思います。

こういった、心理面も考えて投稿することもひとつも工夫かも知れません。あくまでも、自分が伝えたい信念だけはブレないようにやって見てください。



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