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エッセイ集「ワラさんのメモ帳」

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和良拓馬氏がつらつら書き記したノンジャンル・エッセイ集
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2019年1月の記事一覧

飽きない力

飽きない力

ここ数年、他者の「新しく○○を始める」というのに立ち会う機会に恵まれた。その試みは無事に軌道に乗ったものがあった一方、あっけなく消えてしまうものもあった。
さて、この違いはなんだろうか? そう考えた末にたどり着いたのは、「飽きるか、飽きないか」というポイントである。

「始める」ということは少なからず心動かされるものだ。それが前向きな事象であれば、なおさらテンションが上がる。
しかし、「始める」の

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ラグビーワールドカップ・チケット争奪戦に関する超個人的備忘録

ラグビーワールドカップ・チケット争奪戦に関する超個人的備忘録

先週の出来事の大半はラグビーワールドカップのチケット争奪戦だったと感じる。それくらいチケットの購入に振り回されていたような…。

JRFUメンバーズクラブや横浜市民枠の抽選で何枚かチケットは的中していた(まさかの準決勝&決勝含む!)ので、この先着販売では個人的に見たいカード、そしてあわよくば日本戦を! と意気込んだのだが、そうは甘くなかったわけです。

今回のチケットシステムについてやんや苦情も多

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「つまらない」を知ることについて

「つまらない」を知ることについて

大阪のお笑いと言えば吉本興業を思い浮かべる方が多いと思われる。確かに、なんばグランド花月で漫才を見に行くのは、ベタな観光である。
しかし、僕は敢えて別の道を選んだ。道頓堀角座。松竹芸能が運営している小さなお笑い劇場だ。

この劇場は以前も訪ねたことがある。道頓堀で夕飯を食べたついでに、ふらっとお笑いを見に行けないかなあ…と考えていた時、この劇場を発見した。
そのときは新人のネタ見せバトルをやってい

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超個人的「共感」論

超個人的「共感」論

去年の今頃あたりからだろうか、やたらと「共感」という言葉を目にするようになった。
その意見に、行動に、態度に、オススメする音楽やら本やら商品やらサービスに…etc
とにもかくにも、誉め言葉の中に「共感」というワードがあるのだな、ということをまず理解した。

その一方で、一部の人々が使う「共感」というワードに違和感を抱いた。それは本当に「共感」なのだろうか? と。
むしろ、僕は「同調」という概念に近

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【お知らせ】新作エッセイ集「反省と勉強」を出版しました

【お知らせ】新作エッセイ集「反省と勉強」を出版しました

こんばんは、僕です。和良拓馬です。

さて、唐突ではございますが、このたび新作エッセイ集「反省と勉強」を刊行し、ひとまずBCCKSにて無料配信開始となりました。電子版なら0円です。でも、ついでに紙版(580円)を買ってもええんやで。詳しい内容はひとまず下記リンクをアクセス願います。

収録作品をみてティン!ときた本稿の読者の皆様、その通りです! こちらはnoteで更新し続けたエッセイ集をまとめたも

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