バリバリの●●です。その5
前回までのあらすじ 仕事も私生活もうまくいかず、日に日にソウルジェムを濁らせてゆく西野。何をしてもうまくいかない日って誰にでもあるけれど、毎日がそれだとさすがにうんざりしませんか。カップ焼きそばを作っているとき、お湯を注ぐ前に入れ忘れたかやく。原稿が裏表逆なことに気づきながらも押してしまったファックスのスタートボタン。ゆっくり放物線を描きながらテーブルを離れてゆくマグカップ。
そしてほんの些細なことでその我慢ははち切れて、ついに仕事も家庭も放り出して距離を置き、実家に帰って