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「10年後に差が出る100万の使い方」ワーママが本気で考えてみた【Tips】

突然ですが、「今使い道が決まっていない100万円があったらどうしますか?」

半年に一度くらい友だちからそんな相談を受けることがあったので、記事にしてみようと思い立ちました。

あくまで私の個人的な考え方であり、何か特定の商品を勧誘するものではないのでゆるーく読んでいただければと思います。

そもそもなぜ私がお金の相談を持ちかけられたかと言うと、FPの資格を保有していることや、15年以上貯金や投資を趣味でしているからです。

(あ、メルカリも好きです。安定志向なのでFXや仮想通貨はさっぱり分かりませんよ。)

なので、「まとまったお金ができたんだけどどうしたらいい?」と聞かれることがたびたびあります。

貯金の仕方にもいろいろあって、「まとまったお金なんてないよ」という人もいれば「相続などで使い道が決まっていないお金が突然できた」「コツコツ貯めて100万貯まったけどその後どうしたらいい?」という人もいます。

まとまったお金を作る方法も地道ですがあります。

ですが、今回は「使い道が決まっていないまとまったお金どうする?」という疑問についてワーママ的視点で答えを出したいと思います。

ご自身に置き換えて考えてもらうとお金のことを考えるときの羅針盤になりますよ!



使い道から逆算して考える

さて、100万あったらどうするか?
今すぐ使う予定があるのなら使うもよし。

ただ、そこを敢えて人に相談する意味はつまり「どこに置いておくのが良い?」=「どうしたら増える?」ということなのです。

そんなとき私がする質問は「将来何かに使うお金なのか」ということです。

15年後に教育費として使いたいのか、3年後に車検代に充てたいのか、それとも老後資金として大切に置いておくのか。

現時点で「どうしたいか?」を可視化してもらいます。

理由は、置いておける期間や目的によって最適な置き場所があるからです。

3年後車検代や自動車の購入に充てるなら絶対に元本割れしない定期預金などの商品を、教育費として使うならできるだけリスクは少なくそれでいて増やせるものを、と考えていくと最適な置き場所が決まってきます。

ちなみに、アラフォー世代ワーママの私なら老後の資金か教育費として15年は運用して少しでも増やしたい派です。

お金の価値観と向き合うことも大事

ここで考えておきたいのはリターンを求める=リスクを取るということです。

リスクとリターンは表裏一体

一般社団法人投資信託協会より引用

「運用なんて絶対に嫌!1円でも減ったら嫌!」という人もいるので、価値観は様々です。

それがいけない訳では無いので価値観に沿った置き場所を選んでいけば良いと思います。

リスクを取ってでもリターンが必要なのか、リターンはそこそこで良いのでローリスクが良いのか、自分の価値観とぜひ向き合ってみてくださいね。

時間は有限、だから私はこう選ぶ

運用歴15年で大きなリスクは取りたくない派の私なら100万の置き場所をこう考えます。

①教育費として、比較的安全な円建ての学資保険や個人年金保険、終身保険などで運用する。

②老後の資金として15〜20年運用するつもりで金利の良い外貨建て保険に入る。(リスクを覚悟の上)

外貨建て保険を運用に使うのは賛否あり

③すぐに現金化できる予備費として金利が高いネット銀行の定期預金に預ける。

このあたりでしょうか。

③以外は元本割れリスクありです。

③をネット銀行としたのには理由があります。

あるメガバンクでは普通預金の金利を今の20倍の0.02%へ引き上げ、10年もの定期預金の金利は年利0.3%へ引上げをするというニュースです。

定期預金年利0.3%ということは100万円を10年複利で預けると税引前の利息は約30,408円。

しかし、ネット銀行はメガバンクの利上げ対応前から10年定期の金利を0.4%としている銀行もあるため預ける場所を変えるだけで10年後の金利差は約10,320円ネット銀行の方がお得なんです。

ちなみに、①の学資保険は毎月コツコツ貯めるイメージがありますよね。

コツコツにもメリットがありますが、まとまったお金があるということは、それだけ運用できる元手が多い=同じ期間運用しても増えるスピードが毎月払いよりも速いので、お金に余裕があり増やすこと重視なら一括払いの保険が視野に入ってきます。

一括で保険料を払うデメリットは、万が一急に大きな出費が必要になり中途解約した場合、元本割れしてしまうことです。
また、学資保険なら「払込免除特約」が適用されなかったり、生命保険料控除が1年しか使えなかったりします。

そのため、「教育資金を決まった時期までに確実に準備しつつ、急な出費に備えるための予備費をいつでも確保しておきたい!」という人はコツコツ毎月払うやり方が合うことになります。

②の外貨建て保険はリスクをよく理解した上で契約しないとトラブルの元です。

私の場合、日本円以外の通貨に分散して運用したいことと、決まった高い利率でずっと置きっぱなしにできることがメリットに感じたため為替リスクはあるけれど自分の資産の状況、投資経験、知識と照らし合わせて悪くないと判断しました。

一時払い外貨建て保険は賛否ありますので、興味を持たれた場合はよく調べることをおすすめします。


まとまったお金とNISAやiDeCoの相性は?

さっきからNISAやiDeCo出てこないけどどんな位置づけなの!?

と思ったあなた!

そうそう、NISAやiDeCoもいいですよね。
非課税枠、魅力的です。(^^)

まず、iDeCoは原則60歳にならないと引き出しができません。(例外あり)
つまり、iDeCoは『節税しながらコツコツ貯めて老後に備えよう!』という位置づけです。

NISAはその点途中で引き出しができるので、使い道はiDeCoよりも広くなります。

NISAには積立投資枠と成長投資枠がありますが、

・積立投資枠→コツコツ積立
・成長投資枠→まとまった資金で運用

というイメージです。 
(成長投資枠でも積立投資可能)

注意したいのが積立投資枠と成長投資枠のどちらも換金するタイミングによっては元本割れする可能性があるということ。

「100万円あるから全部同じタイミングで同じような商品に投資しちゃおう!」だとリスクの分散ができません。


証券投資では
【長期・少額・分散】投資が大切

日本証券業協会より引用


商品の選びや買い方次第でNISAもありですが、購入する銘柄は許容できる範囲のリスク商品なのか?ここでも自分のお金の羅針盤(価値観)と照らし合わせる必要があります。

さて、長くなりましたが、ここまでであなたはもし手元に100万円あったらどう使うか想像できましたか?

10年、15年、またはそれ以上長い期間使い道が決まっていない資金なら時間を有効に活用すると差がでますよ。


この記事を書いた人

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やきいも
「自分を深堀りする方法」を発信する育休中ママ。3歳と0歳の子育て中。
焼き芋はしっとり系よりホクホク系が好き。
2人目育休中もやっぱり復職は嫌だけど、自分の価値観に沿ってなるべく心地よく暮らしたい!同じように悩むワーママさんを応援したくてnoteを書いています^^



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