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結構気付かないだけかも・・・人も地域もモノも、灯台元暗し!

地域福祉のコミュニティカレッジで、地域の希薄化、地域の活性化、再生、それに準じての教育についての講義を受けてまいりました。

私も、何年も前からどこの街へ行っても同じフランチャイズチェーン店や、ショッピングモールがあり、似てると思う事は多いです。 

講義の内容の要約を私の考えを含めお伝えします。

1.ひむかかるた

今回、地域活性化、再生の為に人肌あげた地域があります。
 
宮崎県宮崎市です。宮崎市はひむかかるたという、カルタを制作し、地域活性化、再生、地域教育に立ち上がりました。
 
この地域に限った事ではないですが、冒頭でお伝えしたように地域の希薄化が宮崎市でも進んでおります。

地域イメージが消失し、 自分の街の事を良く知らないといった事が多いようです。
 
ひるかかるたとは、宮崎市に関わりのある人物や、地名、遺跡、観光名所などを札にしたカルタです。札のイラストは地域の小学生や中学生が描いている事が多く、札の裏面にその句の説明文と作者の名前が記載されております。
 
群馬県の上毛カルタをヒントにしたようですが、小学校の教諭により、教育の分野まで幅を拡げる事に成功したようです。

2.拡げた

カルタを通じて、宮崎県宮崎市の小学校で宮崎市の歴史や、見どころに興味を持たせる事は想像に容易いです。
 
そこで、まず、上でお伝えしたように群馬県の上毛カルタをヒントとして、子供達にイベント等を通じて、闘争心を煽ったりしました。
 
子供としては、カルタ大会という単純な行事でもやはり、他人と競う事で必然的にカルタの中身について学んでいきます。
 
そして、こちらの宮崎市の小学校の先生は、さらに子供達から家族へとひるかかるたを拡散させていきます。
 
例えば、カルタの1句の通りに地鶏をつまみに、おじいちゃんが芋焼酎で一杯やったりして、同じ札を作るのです。
 
おじいちゃんも、孫のカルタ作りの為に酒飲んだと言わんばかりな顔をして喜んでおります。
 
子供も、実体験を通じて、宮崎の地鶏と芋焼酎をより深くインプットする訳です。

3.近くに咲いている小さな一輪の綺麗な花

では地域の希薄化により、あまりその地域への興味、関心や地域についての共有がない状態で、カルタを通じてこの小学校の先生が子供達に伝えたっ方事は何でしょうか。

こちらの小学校の先生と講義後お話をさせて頂いたのですが、近くに咲いている小さな一輪の綺麗な花に気付きなさいという事です。
 
他にも大義名分としての、地域再生や、地域教育などといった目的は色々あるのかもしれません。
 
物凄く深い言葉なのかもしれません。正直個人的には地元、宮崎市を学ぶ事よりも重要だと思っております。
 
人間関係で言えば、家族や兄弟、友人などの良い所に気付こうという事です。そうすれば、ありがたみが自然と湧いてくるものです。
 
この先生は凄いなと思います。

4.身近な人やモノから感謝



地域再生や、地域教育の意図があってのカルタですが、身近な事を掘り下げる事は、身近な事の良さや悪さに当然気付きがあります。
 
そこで、新たな感情が生まれるはずです。今回は、教育の要素もあってのカルタですから、地域愛がはぐくまれるかもしれません。
 
しかし、そもそも身近な人、モノ、事、場所を良く知る事は身近な事を大事にする事にも繋がるのではないでしょうか。身近な人や物事へすなわち感謝する事が多くなるはずです。
 
そういった意味でこの小学校の先生には大変感銘を受けました。
 
 




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