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おばあちゃんZINEの制作、はじめます。

2012年の夏、おばあちゃんがこの世を去って行きました。

正直なところ、「素直に思いを伝えればよかった」「もっとおばあちゃんの話を聞けばよかった」という気持ちが今もぬぐえないでいます。おばあちゃんに会いたい気持ちを、どうしようもできない夜もあります。

この後悔をどうにかしたい。どうにかできるようなものではないかもしれないけど、それでも何かできないか。そこで考えついたのが、「おばあちゃんZINE」という活動を始めることでした。

おばあちゃんZINEとは、おばあちゃんを知る人に思い出を聞かせてもらい、文章と写真でつづっていくこと。追悼インタビューという意味合いもあります。

それぞれの人の思い出に、おばあちゃんはどんなふうに生きているのか。
どんな表情をのこしているのか。

褪せていくかもしれない記憶を、形にして残していくために。
おばあちゃんにもらったものを前向きに生かしていくために。

インタビューを通して、どんなお話を聞けるのか、どんなおばあちゃんに再会できるのか。とても楽しみです。

いろんな感情に出会うと思います。楽しさ、悲しさ、後悔。すべてをそのまま受けとって、泣いたり笑ったりしながら、向き合っていきたいと思っています。


インタビュー企画の過程は、こちらのマガジンに書いてまとめていきます。最終的にはzineにしたい。


ゆくゆくはこの経験をもとに、家族のインタビューをライフワークにしていきたいです。家族それぞれからお話を聞かせてもらって撮影をして、「家族と出会いなおすZINE」をつくります。

心の支えだった祖母の死を経験し、家族に素直になりたいけどなれない葛藤にもがく私だからこそ、できることがあると信じています。

家族の一員でもない、赤の他人でもない、遠すぎず近すぎずの距離から見えるものを一冊にしていきたいです。


そのためにも、まずは私のおばあちゃんから。

おばあちゃんZINEの制作、はじめます。

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