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アヤワスカ旅

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私のNYとペルーでのアヤワスカ体験を綴った記録です。
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次の日

次の日

36時間以上起きていた私は、ぐっすり眠り翌日スッキリと目覚めた。
昨日の不思議な体験を思い出しながら、ニヤニヤする。不思議とずっと幸福感があり、とても穏やかな気分で、色々なことに感謝する気持ちで一杯だった。ああ、これが言われたGroundedかぁと思った。

残念ながら、この穏やかな気持ちは数日しか続かなかった。日常に戻り、仕事、生活に追われ始めると、また以前のようにすぐイライラするようになったし

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スウェットロッジ

スウェットロッジ

セレモニーが終わった頃はもう日がかなり高いところに上がっていた。結構な疲労感を感じながらも、エネルギーがみなぎっている感覚だった。

これからスウェットロッジをするという。

スウェットロッジとは先住民の儀式の一つで木の骨組みに布をかけて燃やした石を中に入れ、石に水をかけるといる、いわゆるサウナだ。色々な国や部族がいるが、色々な形で共通する文化があるんだなぁ、なんて感心した。

轟々と燃えた焚き火

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セレモニー#2

セレモニー#2

2階のベッドを予約していた私たちはぐっすり眠ることができて、起きたのが11:30頃だった。友人はベッドの中で仏教の本を読んでいた。

この家は相当広い庭があり、奥に行くと、木々が茂ったキャンプサイトもある。おそらくミュージシャンの家で、スタジオのような設備と楽器が所々にある。庭でお茶を飲みながら昨日を振り返る。

12:30頃食事の合図があった。24時間何も食べていないので、本当にウキウキとキッチ

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セレモニー

セレモニー

夜の10時頃、やっと皆が揃い着席する。
20畳ほどの部屋に30人くらい座椅子や、クッションに座っているので、かなり狭い。
部屋の真ん中で男女分かれており、女性が若干多いようだった。

前にはシャーマンのKと主催側の男性と女性一人づつギターをもち、楽譜を前に置いている。

ヒッピーっぽい人もいれば普通の見た目の人も。20代の若者や60代くらいの方もおり、幅広い。
部屋が少し暗くなり、前に座っている男

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山へ

山へ

長い長い(そう感じた)準備期間経てついに当日。
友人のAとBrooklynで待ち合わせをする。彼女の家の近くで参加者がカープールしてくれるとのこと。
感じのいい白人カップルで男性は学校で美術の先生をしており、彼女はアーティストだそう。大型連休の初日で渋滞していたが、無事夕方到着する。

思ったより素敵なロッジで、セレモニー会場で雑魚寝、キャンプの選択肢もあったが、初めての体験ということもあり、ベッ

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アヤワスカのススメ

アヤワスカのススメ

1ヶ月後のアヤワスカセレモニーに参加することを決めた私は、仕事中にアヤワスカについて調べ始めた(ちなみに私はNYのファッション系の会社で働いています)。意外に日本人でもペルーやブラジルまで行って体験している人がおり、ブログなどを読み漁る。どうやらアヤワスカはとてつもなくまずく、飲んだ後吐くらしい。ビジョンと呼ばれている幾何学模様や幻覚が見えることも多々あるそう。
シャーマンがセレモニー中イカロとい

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はじめましてアヤワスカ

はじめましてアヤワスカ

数年前にアヤワスカという言葉を初めて聞いたのは、私がNYに引っ越してからずっと10年来お世話になっている日本人の美容師さんからだった。
彼女はとても真面目でまっとうな人だが、元旦那がシャーマンになるとテキサスに移住したという少し変わった経験をしている方で、会うたびに色々な話しをする仲だった。
どうしてその話になったかは全く覚えていないが、ヨガにハマり始めていた頃だったので、スピリチュアルな話になり

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