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社会人大学院生の、本棚紹介。

私は、人の本棚を見ることが好きです。本棚って、人の趣味嗜好、価値観、考え方、興味関心が溢れ出ているなあって思うんです。

でもだからこそ、人に見られることが少し恥ずかしかったりもします。

そんな少し恥ずかしい自分の本棚を、紹介したいと思います!


まずリアル本棚紹介

私の本棚はリビングにあります。本棚はニトリで購入しました。うろ覚えですが、こういう形のをカスタマイズして作った気がします。

カスタマイズできるのが、ニトリの本棚の良いところ。有り難いです。

私の本棚です。右の方にももう一つあるのですが切れて見えない。

本の分類

分類は大雑把に、大学院(立教大学大学院のリーダーシップ開発コースに在学中です)の専門書、小説、ビジネス書、自己啓発、詩集の5種類です。ざっと説明するとこんな感じでしょうか。

■専門書・・・特定分野について書かれた専門性の高い本
■小説・・・作者が描きたい人間や社会を自由に散文で表現している本
■ビジネス書・・・ビジネスの知識や情報が書かれた本
■自己啓発本・・自己成長や能力向上のための手段を説いた本
■詩集・・・詩を集めた本

それぞれから、「特にお気に入りで、何度も読んでいる本」を1冊紹介したいと思います。気になる本があったら、ぜひ手にとって読んでいただけると嬉しいです!

専門書「組織開発の探究-中原淳・中村和彦-」

大学院の受験勉強でも、大学院に入学してからもお世話になっている本です。

組織開発100年の歴史を遡り、思想的源流から手法までを詳細に解説しています。「組織開発」を学ぶ上で、源流にある哲学者、デューイ、フッサール、フロイトなどの人物に触れることはとてもとても重要。よく、立教大学経営学部の教授の中原先生が「背骨が重要!」と言っているのですが、まさにこの源流が背骨の部分。背骨のない実践は、脆いです。

そして最後についている「組織開発の系譜」は中原先生がめちゃくちゃ時間と労力をかけて作った(多分3年くらいって言ってた気がする)賜物なので、ぜひ手にとって見ていただきたいです。

組織開発について深く学びたい、実践したいと思っている方には必ずといって良いほど、読んでいただきたい本です!



小説「フーガはユーガ-伊坂幸太郎-」

小説家は、特に伊坂幸太郎さんが大好きで、伊坂さんの作品はほとんど読みました。伊坂さんは、伏線回収がずば抜けて面白いんですよね。
伊坂さんの作品の中でも、この作品はとても心に残っています。

フーガとユーガは双子の兄弟で、彼らは1年に1度、誕生日の日に特別な能力が使えます。なぜ、特別な能力が使えて、その能力は一体なんなのか。そしてなぜ2人はその能力を使うのか。

社会の闇、理不尽さ、人の残酷さなど目を背けたくなる内容も含まれていますが、私は最初から最後まで引き込まれて、夢中になって読みました。

フーガとユーガ。読み終わった後に、ぼそっと呟きたくなります。


ビジネス書「エッセンシャル思考-グレッグ・マキューン」

仕事と大学院とでてんやわんやだった時期に、時間をどううまく使うかに悩まされていたときに手に取った本です。

周りに良い顔をしたくてなんでも手を出す。
嫌われることが怖くて断れない。
何が優先順位かわからず、とにかくなんでもやる。

そんなことが自分にもあったからこそ、本当に自分の人生に大切なものは何か。「より少なく、より良く」とは何なのか。考えさせられる本でした。

何をするかではなく、何をしないか。何をしないかを決めることをこの本を読んでから意識するようになりました。

今は、どんなお誘いでも自分が2回迷ったもの(1回時間を置いてみてから迷った場合)は行かない、と決めています。


自己啓発本「自分の中に毒を持て-岡本太郎-」

岡本太郎の生き方と言葉に、何回背中を押されたかわかりません。

周りがなんと言おうが、恥ずかしがろうが、失敗しようが、自分の人生を生き切るとはこういうことなんだ、と思います。

「生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実することだ。」
「未熟ということをプラスの面に突き上げることが人間的であり、素晴らしいことだと思わなければいけない。」

『自分の中に毒を持て』

こんなに真っ直ぐで熱い言葉を発する人を岡本太郎以外、なかなか出会ったことがないです。

何かにくすぶっている人、勇気が出ない人、挑戦することに恐れている人、弱気になっている人、そんな人の背中をバシンと叩いてくれる言葉がたくさん詰まっていると思います。


詩集「あたしとあなた」

詩も好きです。たまに、一人でポツリと朗読してみたり。

この詩集は、本そのものにもこだわっていて、さまざまな「あたし」と「あなた」がが登場する37編の詩を収めた詩集です。

この詩集のためだけに用意された紙を使用、布張りの表紙に青、白、金の箔を職人が押した工芸品のように美しさが宿っています。

めくるページの手触りもよく、何度も触ってしまいます。

自分だけのお気に入りの詩を、ぜひ見つけて欲しいと思います。

「中身の詩を飾るのではなく、詩を素手で差し出す器としての本、この詩集をそんな風に感じてもらえるだろうか」

谷川俊太郎




いかがだったでしょうか。気になる本はありましたか?よければみなさんの本棚もいつか覗かせてください。今年は本棚を新しく買い替えても良いかもな、なんて思っています。
 
これまでに読んだ本や論文などの感想もnoteで書いていこうと思うので、よければフォローお願い致します◎


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