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オーケストラで「休符」を書くことの難しさ
1.はじめに「オーケストレーション(管弦楽法)」という技法は、大変高度な技術であるかのように思われます。
音楽が実際にオーケストラなどで演奏されるためには、その楽団の各楽器・各パートごとに譜面が必要です。作曲家の脳内で鳴っているサウンドを正確に表現するために、それぞれのパート譜には適切な音符が書かれている必要があります。このようにオーケストラなどの楽器編成を相手に、各楽器・各パートごとに適切な音
オーケストラで「短い休符」を書く・読むことの重要性
1.はじめにタイトルに「オーケストラ」と書きましたが、オーケストラ以外にも多くの音楽の演奏で当てはまる話になると思います。吹奏楽のように十数人~百人近くの大編成による合奏や、それよりもっと小規模なアンサンブルはもちろん、クラシック以外のジャンルの音楽にも通ずる内容となるでしょう。
また、この記事は「オーケストレーション(管弦楽法)」の観点で文章を書いていますが、主に作曲・編曲に携わる方だけでなく