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お菓子を作るコト

仕事柄、毎日毎日来る日も来る日も、いろんなお菓子を作るし、いろんなもの、味や組み合わせを考える。コーヒーを淹れるのが一番楽しいけど、お菓子を作るのも結構好き。




きっかけは学生の頃に友達が「おからのクッキー」を焼いてプレゼントしてくれたことです。美味しかったのはもちろん「おからでクッキーを作ることそのものの仕組み」に興味があって「これどうやって作るの?」って聞いて、実際に作ってみたんです。何となくお菓子ってバターや卵、小麦粉で作るものだと思っていたので。不思議だったんですね。

今思えばそれはとてもクッキーなんて呼べる代物ではなかったけど、子供心に(20歳くらいだったけど)、「うわ、楽しいなぁ面白いなぁ」って思って、これなら自分でも頑張れば上手く出来るかもって思っちゃったのがお菓子の世界に入ったきっかけです。


noteの中でもたま〜にレシピを公開したりしますが(まぁそれはうちのコアなお客さん向けですが)「お菓子作りって難しいですよね」とか「お菓子って計量が大変そうで…」とか「上手に作るコツは?」とか聞かれるんですけど、僕は「温度」「手順」だと思っています。
「分量」ももちろん大事です。お店だと0.1g単位で計量してますけどご自宅などで作る場合はそこまで必要を感じないし、言ってしまえば1g2gの誤差なんて大したことじゃないです。(ゼラチンとかベーキングパウダーみたいな1g単位でめちゃめちゃ効力のあるものも存在するのでそれは別として)

それよりも淀みない手順、流れ、リズム。そして温度が大事。

卵が冷蔵庫に入れてあって室温に戻ってないとか、バターの温度が低いとか、ミルクを温めすぎ、とか、作る以前の段階が本当に大事。

そしてその温度管理に影響するのが手順です。
手順や段取りが悪いとせっかく適当な温度に準備したものも冷たくなったり逆に温度が上がってしまったり。

「モタモタするな」ってことですね。作り始めたらポーズボタンはありません。

いかに作り始める前にイメージトレーニングが出来るか。

「なかなかうまく出来なくて…」っていう方は、分量なんかよりも、この温度や手順(モタつき)を見直すだけでかなり改善されたりしますからね。


あれから作ってないけど、今おからのクッキー作ったらどうなるかなぁ

お菓子って、「作って、渡すと絶対喜んでもらえる」。いいっすよねぇ

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