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できないことがあってもいいじゃないか!『結局できずじまい』

日本の教育は、”できない”を”できる”に変えることに重きを置いている気がします。

例えば、「得意な英語を伸ばすよりも、まずは苦手な数学の点数をアップさせよう!」みたいな感じ。

もしも、受験や将来やりたいことの為に数学が必要なのであれば、”できない”を”できる”にする努力は必要だと思います。

しかし、そうでないのなら、できることや好きなことに集中して、できないことや苦手なことはあえて放置するのも一つの賢い選択肢のはずです。


『結局できずじまい』は、作者のヨシタケシンスケさんが自身の”できないこと”をテーマにしたイラストエッセイです。

おしゃれができない、
献血ができない、
自発的な行動ができない、
と様々なできないことがユーモラスに描かれています。


また、"できない"に対して非常に寛容な本でもあります。

「できないことは楽しいことでもある」
「できないからこそできることがある」

結局できずじまい

「お互いのできないことを許し合い、助け合う」。
そのおかげで人は結びついていられるのです。

結局できずじまい


できない自分に落ち込んだ時や嫌気がさした時に読んでいただきたい一冊です。


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