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日本の特別支援教育は「30年遅れ」

1)5月にシアトル教育視察

 5月2日よりアメリカ:シアトルに教育視察に行ってきます。
 今回は、最新の幼児教育やICT教育関連の学校や幼稚園を視察してきます。
 アメリカは西海岸・東海岸共に教育のトップとなっている地域が多くあります。
 9月にはボストンで1週間の世界最先端の特別支援教育を視察します。

2)日本の特別支援教育は30年遅れ!

 タイトルでもある通り、日本の特別支援教育はかなりの遅れがあります。
 写真は10年ほど前のアメリカ視察での特別支援学校の教室環境です。

感覚統合の理論がふんだんに取り入れられた肢体不自由のアメリカの特別支援学校。学校内の教育課程で療育・感覚統合が普通に行われていることに衝撃を受けた

衝撃的でした。
感覚統合の理論に基づいたすごい環境が設定されていました。
もちろん全ての学校にST・OT・PTなどの職員が在中しており、校内の授業の中で療育が行われていました。
特にこの時の視察では通常の小学校や中学校でも「感覚」に対して非常に配慮がされていたのが衝撃的でした。
他にも様々なことがありました。
「日本の特別支援教育は、30年遅れている」
正直ショックでした。
私は当時、特別支援学級の担任として、さらには保育園への発達支援を行なっており、それなりの成果を上げていました。
それら全てが、霞んで見えたのです。
この10年前の海外視察から小嶋の特別支援教育は、さらなる進化を遂げることになります。
 

3)センサリーツールの開発へ

 まず「感覚に配慮する」というこの概念を広めていかなければと確信しました。
 その話を新潟・三条市の講演会でお話しした時に、大橋さんと言う方が共鳴していただき、なんと会社を立ち上げてくださいました。
 そこからほどなくして、「日本初のセンサリーツール『ふみおくん』」が誕生したのです。TBSひるおびでも紹介され大反響を巻き起こしました。

 このツールの登場で「座る時の感覚刺激の配慮」が大きく広まっていくことになったのです。
 このようにアメリカ教育視察から日本で何ができるのか?
 どのように日本の特別支援教育を進化させるのか?
 それが私の一つの使命だと思っています。
 さて、シアトル視察・ボストン視察共にこのnoteでもその様子を報告していきます。
 世界最先端の特別支援教育をお楽しみになさってくださいね。

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