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【読書記録#3_「産む」と「働く」の教科書】あぁ、しまった。読んでおけばよかったを失くそう!

こんばんは、といです。

読書記録のマガジンを作りました。随時更新します。

さて、今日ご紹介するのは、こちらです。
男女の別なく、キャリア志向型会社員および学生に向けて、オススメさせていただきます。

本の紹介:齊藤 英和 × 白河 桃子(著)
「「産む」と「働く」の教科書」

以下、【アマゾンの書評から一部抜粋】
未来をつくる世代には、「妊娠や卵子などに関する正しい医学的知識」が必要なことは当然、さらにこれから子どもを産み育てるには、共働きの経済力が基本となる。男性ひとりの稼ぎでまわる家庭の経済モデルがすでに困難になってきている現在、女子学生はもちろんのこと、パートナーとしての男子学生にもぜひ一度見通してほしい、ライフプランへの入門書が誕生した。

まさに、この紹介文の通りだ、と私は思います。
出張授業「学生のための妊活講座」が本として発行されたものです。
(2017年版新書もあるようです。)

簡単な著者のご紹介

齊藤 英和 氏は、国立成育医療研究センター、周産期・母性診療センター、副センター長であり、白河 桃子 氏は、少子化ジャーナリストとして活動されています。お二人とも内閣府「少子化危機突破タスクフォース」にも参画されていました。(↓このような取組みがあるとは全く知りませんでした。)

この本を紹介する意義

図書館の書棚をうろついていた私の目には、「会社員休職中、社会人学生休学中のアラサー女性」として、このタイトルは刺激的でした。しかし、いざ家に帰り本に手をかける度、表紙の「仕事も結婚も妊娠も、受け身では手に入らない時代です。」に怯え、時間だけが過ぎていきました。

何故なら、私は現在、肌でビシビシ感じているからです。
私自身が、”ワークライフバランスを考える時期に来ている”ということを。

この本には、中学でも高校でも教わらなかった事実が、医療的な数値データと主観的アンケート結果、つまり読みやすく整理整頓された理系文系双方からの尺度からの情報が詰め込まれています。
そういう本、私は割と好きです。(あと、強調したいところにマーカー色がついていて読みやすいです。)

だからこそ、「あぁ、しまった。読んでおけばよかった。」となる前に、
読んでみて欲しい。
私は一度ページを捲ると怖いもの見たさで指が止まらなくなりました。

さぁ、少し内容をご紹介しましょう。

もしかして常識?「卵子にも年齢がある」

女性のもつ卵子は胎児としてお母さんのおなかにいた時が一番多く700万個。生を受けたとき200万個、初潮を迎えたとき30~40万個あるそうです。
そこから段々と月経とともに消費され減っていくのです。そして大体50歳で閉経を迎えると言われていますが、この時の卵子の数は、そう、0個。

そして、卵子の年齢は、【自分の年齢+1歳】だそうです。

私が初めて、女性の身体の仕組みについて、教えてもらったのは小学校4~5年生の時です。学年で林間学校に行く前に、音楽室に女子生徒だけが集められ、月経について説明されました。
近頃は違うのかもしれませんが、異様な光景でしたからよく覚えています。

一般的に高校を卒業した時点で18歳、4年制大学の学部卒は22歳、大学院卒は24歳から働き始めることになります。その時点で卵子は既に25歳ということになります。
あなたの卵子、いま何歳ですか?
私は現在29歳、つまり卵子は既に30歳ということか。
そして、幾つ、残っているのでしょうか。

2004年に発見されたAMH(Anti-Müllerian hormone)抗ミューラ菅ホルモンと呼ばれる、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンの数値と、卵巣に残っている卵子の数を反映することが判ってきました。検査も可能です。

「産む」と「働く」について考える時期がきた

昨今では、管理職やキャリアを積んだ女性像、理想的なロードマップを実体化したような人物が求められていることを、私は理解しているつもりです。

しかし、男性と同様に働きつつ、妊活・妊娠・出産を両立することは果たして可能でしょうか。子供を授かる為には努力が必要です。かつ、仕事を離れる期間が必ず発生します。母体から赤ちゃんという個人となった時点から、子育ては始まるのですから。。(未体験ですが)

そして、初産の場合は父も母も赤ちゃん同様に初心者なのです。

自分への問い「私はどこを目指すの?」

私はもともとキャリア志向型会社員でした。同時に学生でもありました。
だからこそ、結婚・妊娠適齢期にあたり、あまりに無知な自分に直面し困惑しました。

私はどこを目指すのか?何を最優先にし、どう生きたいか。

この問いに向き合うことが今一番の課題です。
しかし、あまり深刻に捉えすぎても良くないのでしょう。
冬ごもり中の宿題ということにしておきます。

とい。

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