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大人にも「本番」と呼べる機会を

またバドミントンの試合に出場してきました。

前回は個人戦、今回はチーム団体戦です。
やっぱり試合は、緊張感や雰囲気もすべて含めて楽しいものです。これからも定期的に出場しようと思います。

アフターコロナとなった現在、試合が見送られたり
縮小されていた時期は終わって、通常どおりの日程で
市民大会なども開催されるようになっています。

大人(特に中年期以降)になると、試合や大会・試験や面接とか、いわゆる「本番」と呼ばれる機会って、自ら作ろうとしない限りなかなか訪れるものではありませんよね。
子どもの頃なら、運動会とか音楽会とかテストとか受験とか、色んな「本番」は自分の意志とは関係なく次々に向こうからやってくるものですが。

仕事で度々、重要なプレゼンなり大きなプロジェクトなり、「本番」のような綿密な準備と緊張感を味わう機会が日常的にある人ならば別の話ですが、そうではない多くの大人達にとっては、普段と違う環境下で自分のベストを尽くす機会って、人生の中でどのぐらいあるのでしょう?

単調な日常生活を続けているだけでは、人生はあまりに短くあっという間に過ぎてしまいます。大人になっても、緊張感や刺激になることは必要だと思うのです。安定した生活だけが平和じゃない。
敢えて「本番」と呼べる機会を意識的に作って、短期目標を立てたり課題を見つけたり、反省を踏まえて成長していく方が、充実した人生になると思う話です。



①スポーツや運動を習慣にしている人は、大会や試合に参加しよう

私は今まで、趣味でも色んなスポーツをやってきました。
学生時代は陸上とサッカー。
社会人になってからも、バドミントン・スノボ・スキー・ダイビング・ボルダリング・マラソン・ロードバイクなどなど、なんでもやればハマって夢中になってしまうタイプです。

もちろん、大会や試合も、自ら探して・申し込んで・お金を払って参加しています。なので一応、生涯現役っちゃ現役。と言っていいと思ってる。

30代になった時、何か新しいことを始めよう・走ろう!と思い立ち、ハーフマラソンは㌔5分ペースの1時間50分を切れるまで、大会6回ほど走りました。他にも10㌔マラソンやチームで繋ぐリレーマラソン・駅伝なども色々出場。フル42㌔までは至っていませんが。

ロードバイクでも、ヒルクライムレースやロングライドイベントなどよく参加していました。
ゼッケンを着けて、計測チップをつけて大会を走るだけでも、いつもとは違う「試合」感があって雰囲気も緊張感も楽しめるし、仲間と出れば楽しくてお祭り気分も味わえます。遠方の大会で前泊するのも旅行感覚でまたいい。

1682;私。1683;夫。1750;チャリ友。
この写真の撮影者もチャリ友。

スタート地点で、あの人もこの人も走るんだ〜、と自分よりも明らかに年上の人や太っている人たちを見て、私も負けてられないな!と思ったり。(←昔っからスポ根気質)

そして、終われば課題や反省点が色々見つかり、悔しい思いもすれば、私なんかまだまだだ、逆に伸びしろはいっぱいあるぞと再びやる気が再燃することもある。
試合があるからこそ、そこに向けての短期目標を立てられるし、モチベーション維持にもなる。
逆に、なんの目標もなしにただ練習だけをする、というのは何が楽しくてどうやって続けていくのかしら?

ボルダリングのように、難易度でコースが設定されていて、挑戦するたびに前できなかったことが次はクリアできていくのもおもしろい。単純に、出来なかったことが出来るようになるのは嬉しいものだから。

ボルダリングジムは、同僚保育士の女の子たちと
一緒にハマって、定期的に通っていました。
これも、リアル私。(8年前ぐらい)

あと、ダイビングとかパラグライダーとか、資格・ライセンスを取るものも目に見えて形に残るのでそれもいい。自分の名前でCカードを取得するとかね。達成感を感じられて、案外嬉しいもんです。
私はスポーツ系の資格や、指導者のライセンスなどは、履歴書の欄に書ききれないぐらいたくさん持ってます。(今の実生活には特に何の役にも立ってないけど。)

何かしらの小さな達成感を積み重ねしていくことで、メリハリもできるしモチベ維持にもなって、それが長く続けていけるコツにもなると思います。


②勉強でも仕事でも同じこと。趣味でも芸術でも。

資格取得試験を受ける、採用面接を受ける、
昇任や昇格試験を受ける、コンクールに応募する、
などももちろん立派な「本番」にあたる。

私が夫を尊敬している点のひとつに【常に向上心がある】ことがあります。仕事関係の資格取得に関しては、結婚してからも現在も、常に何かを考えていて、いつも何かしらの勉強しています。本棚はテキストだらけ。

夫は私と同じく30代で転職し、今は設備管理の仕事をしていますが、電験3種・電気工事士・ビル管・冷凍・安全衛生・消防設備・空調・ボイラー技士。。。等、異業種すぎて私には理解不能の資格たちを次々に取得しています。免状や資格証などもズラリ揃っている。
取れるもんは取っといた方が、給与にも上乗せされてるみたいだし。

私も30代半ばで保育士資格と幼稚園教諭免許を取ったし、スポーツインストラクター時代も結構な資格マニアで色々取ってきたけれど、夫はその上をゆくほど常に何かを目指しているタイプ。現状満足しないという訳ではないけど、どうせなら目標になる何かが欲しいみたい。
趣味でもなんでも、ハマるととことん突き詰めてやり尽くす感じ。このへんは夫婦で似ていると思う。負けず嫌いなところも。

だから、いま一緒に英語の勉強をしているのですが、英検やTOEICなど、何か「本番」を設定して、それを目指そうと考えています。

人生で、もういっかいぐらい転職するのもいいな。
地方移住もやってみたいし。理想の平屋にも住みたい。

このように短期目標になる何かを作ることは、老化予防にもなると思います。中年以降は、どれだけ加齢に抗うかがポイントだと信じているし。将来、社会に老害を与えるような存在には決してなりたくない。

何もせず、何も変えず、何も目指さず、では老いるのもきっと早いだろうから。


③まとめ ~単調な生活はつまらない!

有意義で豊かな人生を送りたいのなら、ある程度のメリハリや刺激や変化があるほうがいい。

早く終わらせたい仕事や家事などは、ルーティーン化した方が効率的がよくていいのですが、生活自体を単調にしてしまうと、1か月が・1年が早く過ぎ去ってしまうのでおすすめしません。
なんの変わり映えもない、ありふれた毎日を繰り返すのはつまらないですし。

だから、大人にこそ「本番」が必要なのです。

別に他の誰かと競ったり戦ったりしなくていい。
前回の自分を超えられれば、それは成長だから。

目標に向けて練習や勉強をする→本番で自分のベストを尽くす→結果や反省を受けてまた成長する。
休むときは休めばいいし、遊ぶときは思いっきり遊ぶ。こういったメリハリを敢えて自分で作り出さないと、安定した生活をしている人こそ早く老けてしまいます。

私の義母も、70歳を過ぎておられますが、ずっと卓球を続けていて今も試合や大会によく出場しています。有名なコーチにレッスンしてもらうために遠方でも出向いたり、高いコーチ料を払ってでも習ったりしている。
和太鼓もやっていて、時々ステージや舞台で披露することも。
義母のことも尊敬しているし、こういうところは夫とすごく似ていて親譲りなんだなと思う。

若いうちの苦労は買ってでもしろと言われますが、中年期以降も・もちろん老後も、「安定」した平和な生活だけを望んでいてはいけないと思います。

皆さんも、何かの「本番」を作ってみてはいかがでしょうか?

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