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味噌蔵

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味噌蔵の訪問記録をまとめています。
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記事一覧

#25 萬年屋 vol.2

#25 萬年屋 vol.2

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第25弾は萬年屋さんを再訪しました。
前回の萬年屋さんの記事はこちらをご覧ください。

今回は、萬年屋さんで4月3日から味噌玉仕込みが始まると伺い、仕込みの様子を見学させていただきました。

微生物の息吹

味噌はお店の奥にある蔵の2階で作られています。
前回の訪問時とは異なり、2階には仕込み始めた味噌玉が広間の一画にずらっと並んでいました

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#26 酢屋亀

#26 酢屋亀

こんにちは。
be-en 代表のゆうかです。
蔵元巡り第26弾は長野県善光寺の門前町に店を構える酢屋亀さんを訪問しました。
好奇心旺盛な店主の青木茂人さんに色々なお話を伺いました。

ご縁を大切にする店づくり

酢屋亀は明治35年(1902年)に開業し、2021年に創業120周年を迎えました。企業理念は「みそ造り 人づくり 幸せづくり」です。社員、地域、取引先の方を大切にしたいとおっしゃっていまし

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#28 カクキュー

#28 カクキュー

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第28弾は愛知県岡崎市にある合資会社八丁味噌(屋号がカクキューのため、以降ではカクキューさんとします)さんを訪問しました。早川ちかこさんをはじめ、久右衛門さん、昌吾さん、野村さん、福田さんにお話を伺いました。

カクキューさんの歴史

カクキューさんは今川義元の家臣であった早川家を先祖に持ち、桶狭間の戦いで今川が敗れた後、数代を経て1645年(正保2年)に

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 #29 丸正醸造

#29 丸正醸造

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第29弾は長野県松本市にある丸正醸造を訪問し、四代目の林信利さんにお話を伺いました。

丸正醸造は明治28年に創業し、今年で128年目を迎えます。
創業以来、手作りの伝統製法で醤油を製造されていることに加え、厳選した原料、素材本来の美味しさを活かした無添加の商品作りに強みを持ち、長野県で100年続くお店に授与される「信州の老舗」でも高い評価を受けています。

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#30 喜多屋醸造店

#30 喜多屋醸造店

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第30弾は長野県岡谷市にある喜多屋醸造店を訪問しました。
喜多屋醸造店は1932年(昭和7年)に創業しました。元々酒屋を営んでいたものの、初代が製糸業の従業員給食用味噌醤油製造施設を購入し、醸造店として創業されたそうです。
現在は社長の佐々木一夫さんに加え、娘さんである愛さん(姉)と彩さん(妹)姉妹が経営に携わっているとのこと。訪問した日は

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#14 大桂商店

#14 大桂商店

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第14弾は長野県上田市に店舗を構える『大桂商店』さんを訪問し、7代目店主の小林さんにお話を伺いました。

大桂商店の歴史

大桂商店は文政4年に創業し、200年の歴史があります。

お店は旧丸子町に位置し、江戸時代に整備された五街道の一つである中山道(中仙道)が通っていました。

創業以前より、お米や大豆があったために醤油業を開始されていま

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#12 太田酒造

#12 太田酒造

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第12弾は奈良県生駒郡斑鳩町に店舗を構える『太田酒造』さんをご紹介します。

太田酒造について

明治2年に創業し、地酒、奈良漬の製造販売をしています。

商品の販売口である太田商店は、江戸時代後期に建造された木造の酒蔵を利用していて、主屋、茶室、内蔵、蔵前小屋、南大蔵、西大蔵は登録有形文化財に指定されています。

太田酒造がある斑鳩町はか

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#09 金元醸造

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第九弾は、長野県岡谷市にある『金元醸造』さんを訪問しました。

「人が真似できない会社」を目指し、様々な試みを行っている蔵元さんです。

金元醸造の HP はこちらからどうぞ^^



周りから「おかしい」と言われる会社を目指して

金元醸造は昭和15年、金元合資会社として創業しました。

創業当時は味噌醸造販売、製糸工場へ収める蛹(さな

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#08 松亀味噌

#08 松亀味噌

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第八弾は、長野県岡谷市にある『松亀味噌』さんを訪問しました。小口会長が出迎えてくださり、松亀味噌の歴史やこだわり、味噌への思いについて伺うことができました。

松亀味噌の HP はこちら。

松亀味噌の歴史

松亀味噌は昭和8年(1933年) に「合資会社松屋商店」として発足した味噌屋さんです。

松亀味噌も、先日ご紹介した山万味噌同様、か

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#07 穀平味噌

#07 穀平味噌

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第七弾は、長野県上高井郡小布施町にある『穀平味噌』さんを訪問しました。

穀平味噌の概要はこちらよりご覧ください ^^

穀平味噌は天明4年 (1784年) に創業し、元々は穀物問屋として商売をしていましたが、その知識を活かして米・酒・味噌・醤油醸造業を創始した歴史のある蔵元さんです。また、その傍らで昔から燃料の販売もされており、今でも地元の方に愛されてい

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#06 山万味噌

#06 山万味噌

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第六弾は、長野県岡谷市にある『山万味噌』さんを訪問しました。

山万加島屋商店、もとい山万味噌は昭和7年11月に創業した蔵元さんです。

山万味噌さんの HP はこちら👇

山万味噌の歴史

山万味噌は、元々山万小松組という製糸業を営んでいました。

実は、岡谷市は日本の明治維新の経済基盤を支えた製糸業の町として発展してきた歴史があります

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#05 萬年屋

#05 萬年屋

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第五弾は天保3年 (1832年) 創業の長野県松本市にある萬年屋さんを訪問しました。

萬年屋さんの味噌づくりに対する熱い思いをたっぷり伺ったので、ぜひ楽しんでお読みください。

古来から伝わる味噌玉造り製法

萬年屋さんでは1,500年~1,300年前から伝わる「味噌玉造り」という大豆を2度熟成させる製法で味噌を製造しています。
この味噌

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#04 新田醸造

#04 新田醸造

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第3弾は安政二年創業、長野県坂城町に店舗を構える新田醸造さんを訪問しました。

新田醸造さんは原料にすべて国産のものを使用し、木桶で味噌を作っている数少ない蔵元さんです。

訪問すると、設備担当の笠井さんが出迎えてくださり、お話を伺うことができました。

新田醸造における味噌づくり

新田醸造の味噌造りは2月の麹造りから始まります。

麹は

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