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「PLAN75」 生きること。

自分の20年後を見ているようで。

ミチさんの孤独に落ちていく姿が

未来を失くす姿が・・・身につまされる。

手に職もなく、大した資格もなく 
頼れる友人も、そして資産もない。

ミチさんは、私だ。

たしかにただ息をして毎日を、何もしないで生きることは嫌だ。

何でもいいから、仕事をして、
誰かに必要とされて生きたい。

年金だけで老後を生きれるとは
もちろん思ってはいない。

のんびり遊んで暮らせる資産も、
もちろんあるわけがない。

老後は夫婦で旅行して・・・とか
言ってた時代はいつの話?

親世代はみんなそんな話してなかった?

いつから死ぬまで働いて、お金がないと
施設にも入れず、孤独死だと?

これから先はもっと老人が増える。
いろいろ考えたって時も年齢も止まらない。

若さを羨むことも、年を悲しむことも
したくない。

何もない自分だけど
今まで生きてきた道に後悔はない。

未来、要らないと言われる時が来ても
何か自分のやりたいことが、その後の自分の
生きる意味になるんじゃないかと思う。

この映画が現実にならない保証はない。
65歳にもっていくというニュースも流れる
場面もあったし。

どんな未来がこの国に待っているかー。

だとしても・・・
そんなことより、今を楽しく生きて、
健康で、必要とされる人間をめざして、
やりたいことたくさん見つけてくことが
自分にできること。

この映画、PLAN75が正しいか間違いかは
自分がその年になってみないとわからない。

ミチさんは生きるを選択した。
自分には幸いまだ時間がある。
自分もその時には生きるを選択したい。

そしてこの見えない未来を生きていくのだ。




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