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不期而遇ーー「愛されない」なんてこたぁない

(1233字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)

【不期而遇】

ピンイン:bù qī ér yù
意味:予想外の出会いが訪れること。

『「愛されない」なんてこたぁない』

 自覚はある。

 私は、かなりひと癖ある人間だ。


 もちろんこれ以外の原因もあると思うが、この強烈な個性の故に私に苦手意識を持っている人は少なくない。

 長い付き合いになれば「意外と話通じるじゃん」と思ってくれる人は多い。
 けれど、無事に「長い付き合い」に達するまでの道のりが険しいのだ。
 誰かとすんなり仲良くなることは、なかなか無い。

 当然、友達の数も少ない。


 身近な付き合いで100人と出会って、他人がうち10人と親密な関係になれるとしたら、私はせいぜい1人といったところだろうか。

 つまり、誰かと仲良くなれる確率が低い。

 更に社会人になってうわべ付き合いが増えるにつれて、この確率は下がる一方。
 卒業して間もない頃はこの現象にびっくりし、「学生時代以上に人に嫌われている!私は完全一人ぼっちになってしまうんじゃないか」と悲しくて途方に暮れた時期だってあった。

 けれどーー


 んなこたぁなかった。


 出会う人が増えるにつれて、こんな私の個性でさえチャーミングポイントだと思って愛してくれる人がどんどん現れたのだ。


 そう。
 ちゃんと考えてみれば分かる。

 誰かと仲良くなれる確率が低い=ゼロ、という訳ではないのだから。

 「出会い」の数さえ増えれば、当然「親密な仲」まで至れる人数だってどんどん多くなるのだから。


 そもそも人が一生のうち、なんらかの接点を持つ相手と出会う確率は約0.0004%
 うち、親友になれる人は約0.00000004%と言われている。

 先ほど「私は100人と出会えて、仲良くなれるのはせいぜい1人だ」なんて無責任なことを書いてしまったが、現実はそれ以上に厳しかったのだ。

 世界の人口は約70億人
 うち、接点を持てるのは3万人ぐらい。

 その中の30人と友人になり、且つ3人と親友関係にまで発展出来たらもう十分過ぎる程の奇跡。


【数値データ参考記事】



 ひと癖ある者であろうがなかろうが関係無い。

 安心せよ。

 自分が思っている程、他人もそんなにすんなり誰かと仲良くなってなんかいない。


 「下手な鉄砲でも数撃てば当たる」というが、人と人との出会いも同じことが言えるのではないか。

 新しい趣味を始めてみる。
 積極的に人に話しかけてみる。
 行ったことのない場所に足を運んでみる。

 そして「笑顔」を絶やさず、ご機嫌で明るくしていれば、何かしら人は寄ってくる。

 とにかくひたすら「母数」を増やすことだ。


 世界の広さと多様性の豊かさを決して馬鹿にしてはいけない。

 小さな行動範囲の中で除け者にされたって、飛び出れば自分の居場所なんていくらでもあることに気付くべきだ。

 だから今は個性故に嫌われているとしても、自分らしさを卑下して捨てる必要なんて絶対ない。
 どこかで必ず愛してくれる人がいる。

 「普通じゃない」と言われたって、気にする必要はない。

 別世界ではその「普通じゃない」ところこそが「魅力」そのものであるかもしれない。

 胸を張って生きるのだ!


 今、この地球どこかで、君と出会いたがっている人がいる。

 そのことを忘れずに。


📚巡り巡って……


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