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戦犯ってなんなんだ!?

戦争に善も悪もない!

大前提として、戦争は絶対に繰り返してはいけないものだと強く思っている。

ただ今の価値観の中で『あの戦争は間違っていた』ということに関しては疑問に感じることがある。

当時の状況の中で、
戦争を避けて日本という国を守れる策が本当にあったんだろうか?と思うからだ。

小林よしのり氏の著者にはかなり詳細に時系列・史料が記されているので
一読することで理解を深めることができると思うけど、

あくまで戦争とは政策であって、
当時の日本の軍部は犯罪をするために戦争を始めたわけではないはずだ。

事実、近衛内閣は開戦回避の交渉を必死で続けていたらしいからね。
アメリカに勝てるなんて思ってなかったんだよ。

ところがアメリカは日本に対して石油全面禁輸の制裁措置を行った。
これにイギリスとオランダも追随して、
日本には一滴の石油も入ってこなくなってしまった。

日本は資源を輸入し、加工して製品を作り、
その製品を輸出して成り立っている国であって

資源が輸入できないとなると日本の産業は死滅してしまうわけだ。

交渉成立の見込みなく、近衛内閣は総辞職。

その後、戦争回避を目的に東条英機内閣が成立してもう一度交渉をやり直すことになったんだよね。

やはり日本の目的は『戦争回避』だったんだよ。

最終の外交打開策である
「譲歩に譲歩を重ねついに譲歩の極に達した」
という『甲案』と

それでもまとまらなかった時の為に、

最低限戦争だけは避けるための

暫定案の『乙案』が作られたと。

ところがだっ!!!

アメリカは甲乙両案とも拒否して『ハル・ノート』を突きつけてきた。

このハル・ノートについては是非調べてみていただきたい。

このハル・ノートを渡せば、あとは戦争しかないのはわかりきっていたんだ。

開戦は、決して日本の軍部の暴走なんかではなかったんだと思う。
戦わざるをえない苦渋の決断だったんだよきっと。

祖父・祖母達の話を聞いていて、その悲惨さたるや壮絶なものだったことは想像できる。

赤紙によって徴兵された方々もそれはそれは想像を絶する辛い日々の連続だっただろう。

だからといって、

戦犯ってなんなんだ一体!?

なぜ、日本だけが裁かれなければならなかったんだ!?

戦争中であっても、明らかに兵隊ではない者を無差別に殺害することは戦時国際法で禁じられており、

アメリカが一般庶民に対して行った東京大空襲という名の無差別爆撃は罪ではないのか?

効果を確かめる実験もかねて行われたと言われる原爆投下は罪ではないのか?

戦争において戦争犯罪をいっさい犯さない国というのはないと思う。
もちろん日本も例外ではなかっただろう。

戦後行われた戦争裁判で日本は1068人が戦犯として処刑された。

戦争犯罪人としてだ。

ではアメリカはどうなんだ?戦犯として裁かれた者はいるのか?

戦勝国の戦争犯罪はほとんど黙認されて、
敗戦国の日本は真偽の不確かな戦争犯罪まで十分な審理もされず裁かれた。

とても公正だとは言い難い。

手を合わせ、弔いの気持ちをもって感謝を示すことぐらいしかできないが、

忘れてはいけない出来事に違いはない。

平和を願う人達が溢れる世界に
平和は歩み寄り、
寄り添ってくれるはずだから!!

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