空忘れ
下向きに歩きはじめたのはいつだろうか。
帰り道、アスファルトのひび割れを覚えるたびに空の色と雲の形を忘れていく。
夕日だ星だとはしゃいでいた日々は終わり、酒とスマホが友達になった。
つるんでも得なんてさほどないのに。
「上を向いていれば大丈夫。」と教わったけど、大丈夫じゃない事が多い。
「下を向くから落ち込むんだ。」と言われたけど、その方が楽なんだ。
頭の中の空と雲はどこか変だけど悪じゃない。
これが今の自分と思えば正義。
だから無理して見上げない。
描いた景色が本物と思えるように。
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