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【ツイート転載】東京15区衆院補選における、堀新氏の軽蔑すべき「論客」仕草(2024.04.28)
衆院補選の投票率の低さは、誰かが言っていた「自民党支持者が自民党に灸を据えたいときは野党に投票するのではなく棄権する」が現れた形じゃないかとは思うが、いくらなんでも堀新氏のこの解説は酷すぎる。
自民党が候補を出さなかったことが勝因の一つだとしてもこういう風に立憲野党をくささずにはいられない堀氏の「論客」仕草っていったいなんだろうね。少なくとも近年の選挙では若い層において旧民主の伸張や維新の大幅な
平然と若者を切り捨てるネット左派(2024.04.09)
引用が地獄。そもそもこの調査は17~19歳が対象であり、当然選挙権を持たない、もしくは持って間もない年齢の人間だけ。そういう人間に対して「お前らが選挙に行かないから」と世代論に基づく自己責任論をぶつける残酷さ。そんなに若年層を叩きたいか。
とりわけ酷いのがこれ。そもそも上の世代の責務として若い世代に希望を示すだけでなく、若い世代の同志と連帯することも必要なのだが、こういう風に一方的に切り捨てるこ
【ツイート転載】あまりにも「平成」的な「昭和好き」(2024.04.03)
こういうド直球な「90年代・2000年代劣化言説の産物」を見せられると、怒りよりもむしろ哀れみを覚える。そもそもいわゆる「昭和ブーム」には、当該年代に猖獗を極めた、若者バッシングを中核とする劣化言説が生み出したものという側面があるんだよね。
こういった見方は別に私のオリジナルではなく、例えば浅岡『メディア表象の文化社会学』などでも指摘されている。
閑話休題、「昭和ブーム」なるものは平成以降に物
【ツイート転載】サブカルチャー左派の諦念の正体(2024.03.17)
正直、《どうしようもないすね》という意見表明には怒りを覚えます。もちろんあとのツイートで《自分の手の届く範囲でできることはやってみる》と書いているのは理解していますが、それでもそんな投げやりな意見を表明するのは社会人としての責任放棄ではないのかと思います。
最近思うのが、ここ5年くらいで目立ってきた、主として私と同年代~直上くらいの年齢の、「普通の日本人」と呼ばれる存在に対する敵意です。とりわけ
【追記あり】【ツイート転載】サブカルチャー左派におけるカジュアルな精神障碍者差別:「サイコパス」「チー牛」(2024.03.09 / 2024.03.12)
2024年3月9日「サイコパス」は差別的表現であるとたびたび指摘されているのだが、若い世代の環境運動を所詮少数派と切り捨てる感覚では平気なんだろう。
この御仁を代表として、この手のサブカルチャー左派って「普通の日本人」的なものを批判するためなら差別的表現や差別語だって平気で使うんだよね。「自分たち」のコミュニケーションの外側にいる人間に対する攻撃性は表現規制反対派ムラ連中と変わらない。
「サイ
【ツイート転載】続・「若者の右傾化」論の略史――「言論の2005年体制」の成立(2024.03.04)
「政治的」と「オタク的」を対立するものとして扱っていることの政治性は既に多数指摘されているけど、こういう態度って、2000年代初頭~半ばに1980年代サブカルチャーに耽溺した層が一部のユースカルチャーをほとんど難癖に近い形で国家主義と短絡させて論じたことのある種のカウンターとして、主として1970年代生まれのサブカルチャー系論客によって「イデオロギーフリー」という形で左派的な主張だけを「政治的」と
もっとみる各種アカウントのまとめを作りました。 https://potofu.me/9g9y4hga
ジェネレーションギャップ扇動は若年層への差別扇動だ(2024.02.23)
ネタでも本当にこういうのはやめてほしい……。そもそもマスコミなどが面白おかしく取り上げる、(権力構造を背景としない、ただのコミュニケーションギャップに過ぎない)「○○ハラ」なる言葉は、こういう風に若年層へのバッシングを煽るものでしかない。
こういう風なただの(話題作り以外の目的が見当たらない)「○○ハラ」という煽りは、若年層によるハラスメント告発に対して有害でしかないので(権力構造の問題がただの
【ツイート転載】「若者の右傾化」論の略史(2024.02.06)
「若者の右傾化」論に疑問を持ってくれることは嬉しいですし、若い世代のデモや反差別も心強いですが、そもそも「若者の右傾化」論というのは、当初は(維新支持層のような)「若者」意識の強い中年右派というよりも、むしろサブカルチャー左派によるものでした。
まず、2000年代に出た、香山リカ『ぷちナショナリズム症候群』(中公新書ラクレ、2002年)や荷宮和子『声に出して読めないネット掲示板』(中公新書ラクレ
宮台真司、東浩紀――その「社会思想」の大罪(『m9』第1号)
はじめに※投げ銭用に有料記事にしています。
本稿は、2008年に発売された『m9』(晋遊舎)第1号所収の「宮台真司、東浩紀――若者の「理解者」こそ若者の「敵」 インチキ「若者」論の現況はコイツらだ!!」を改題の上転載したものです。なお、転載にあたっては『虚構と虚妄の「若者のリアル」(SNS叢書3巻)』をベースにしております。
単なる若者批判から自己責任の「押しつけ」へ「フリーター」「パラサイト
さらば宮台真司――脱「90年代」の思想(『現代の理論』2008年新春号)
はじめに※投げ銭用に有料記事にしています
本稿は、2008年に発売された『現代の理論』2008年新春号に掲載された文章です。なお、転載にあたっては、『虚構と虚妄の「若者のリアル」(SNS叢書3巻)』をベースにしております。
1. 臨界点ある程度は予想し得たこととはいえ、実物を見てしまうとその危機感を強めざるを得ない――「Voice」2007年9月号における、宮台真司と石原慎太郎との対談、「「守
「平均が理解できない大学生」後始末――新井紀子らの「大学数学基本調査」を批判する(ツイッター 2012.02.24/「第14回文学フリマ(東京)」サークルペーパー)
はじめに※投げ銭用に有料記事にしております。
本稿は、2012年に私が「大学数学基本調査」及びそれに関する新井紀子氏らの論評を批判したもので、前半は同年2月24日にツイッターで、後半は同年5月6日に開催された「第14回文学フリマ(東京)」のサークルペーパーに収録されているものです。なお、転載にあたっては『若者論の忘却は歴史の忘却である(SNS叢書4巻)』をベースにしております。
本稿は、後半部
『戸塚ヨットスクールは、いま』書評(「第8回博麗神社例大祭」サークルペーパー)
はじめに※投げ銭用に有料記事にしております。
本稿は、2011年5月8日に東京ビッグサイトにて開催された「第8回博麗神社例大祭」で発行したサークルペーパーに掲載された文章です。なお、転載にあたっては『若者論の忘却は歴史の忘却である(SNS叢書4巻)』に収録した文章をベースにしております。
本文東方とは関係ない内容で申し訳ありません。とりあえずこのサークルの立ち位置というかなんというかを紹介する
【雑記】正直それ、左派が20代左派を切り捨てる現在において必要か?(2023.01.15)
【ツイッターから転載】
現代の若い世代は、むしろ「右傾化」「主体性が育っていない」「改悪教育基本法の影響」などといったワードでむしろ左派にとっての脅威、政敵のように扱われます。実際には30代、40代より立憲野党や旧民主に投票に行く割合が多いにも関わらず、そういったデータ的な事実はほとんど無視されます。
むしろ若い世代に自分の幻想を投影するのは右派、なかんずく維新支持層です。他方でそういう若年層