建ててからもできる気密・断熱①
いままで様々な高気密・高断熱とは何なのか、どんなメリットがあるのかを紹介してきました。
これからお家を建てる方にはちゃんと気密・断熱を取った施工をしてくれるハウスメーカーや工務店を選択することができます。
しかし、
新築で建ててるし・・・
建替えをするには予算が・・・
といったかたもみえます。
多くの方にとって家は一番大きな買い物で
家具家電や消耗品のように良いものが出たら買い替えよう!
とはいきません。
それじゃあ高気密・高断熱はあきらめるしかないの?
いいえ!そんなことはありません!
高気密・高断熱における最大の弱点
窓
これを改修するだけでも効果は得られます!
冬場、窓の近くに行くとヒヤッとしませんか?
窓を閉めているのに近くにいると風邪の流れを感じることはありませんか?
窓はサッシの素材によっても断熱性能は変わります。
アルミは熱伝導率がおよそ230↑と非常に高く、特に冬場には外気温と室温の差で結露が発生します。
それに対して樹脂製のサッシは熱伝導率が低く、アルミの1/1000と言われています。(およそ0.23)
そのため、温度による影響を受けないため冬場でも結露が発生しにくくなり、外部の温度がサッシを通して室内へ干渉してくることはほぼありません。
(アルミと樹脂の熱伝導率についてはアルミ製の鍋とその取っ手(樹脂製)をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います^^)
また、単層ガラス(1枚のみ)と複層ガラス(2重窓・3重窓)でも大きな差がでます。
ガラス事態の熱伝導率はおよそ0.6前後とアルミよりは大幅に低いのですが、
”空気”はおよそ0.024とさらに低く、ほぼ熱の移動がありません。
そのため、1枚のガラスだけの窓と間に空気層を含んだ2重窓・3重窓とでは大きな差が生まれます。
さらに、複層ガラスの中には空気層ではなく”真空層”が含まれたものもあり、
真空層は熱伝導率が0なので完全に熱の移動をなくすことができます!
(真空層を含む場合はその分コストも上がってしまいますが・・・)
このように同じ窓でも素材によって大きな差があります。
でも窓を付け替えるとなると外壁も触らないといけないんじゃないの?
そしたら結局コストが高くなっちゃうんじゃない?
と、思う方も見えるかもしれません。
大丈夫です!
外壁を触らずに窓改修を行う方法はあります!
実際にどんな方法があるのかは次回紹介させていただきます♪
********************
HP ・・・建築女子@M's
∟活動風景や更新情報などを中心に公開しています!
Twitter ・・・@Architect_Ms
∟実際に高気密・高断熱のお家に住まわれている方の体験談も紹介中!
ぜひフォローお願いします♪
岐阜の工務店、(株)エムズアソシエイツで、高気密・高断熱の家つくりを広めるための活動をしています。 私たちが作れる家の数は限られているので、一人でも多くの方が快適な家で幸せな生活を送ることが出来るよう、有益な情報を発信していきます。