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就活・転職関連

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内定を蹴って固まる決意もある

内定を蹴って固まる決意もある

今は昔、就職活動ではメディア業界を主に受けていた私であるが、メディア業界といってもいろんな企業がある。出版社、新聞社、ラジオ局、テレビ局、広告代理店、テレビや広告の制作会社などだ。

就活でいろいろ苦労していた私ではあるのだが、実はあるテレビの制作会社から「ぜひ来てくれないか」と内定承諾を迫られたことがあった。

当時は内定がない身であったので悩んだのだが、結果的に私は断った。

理由は大きく分け

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22歳のとき書いた青々とした文章が出てきた

22歳のとき書いた青々とした文章が出てきた

私の社会人デビューは2016年までさかのぼるのだが、当時書いていた文章がそのまま出てきた。
意図せず銀行員となり、不満たらたらだったころの拙文である。少し長いが、引用してみよう。

なんか「もがいていたんだな…」ということを痛切に感じる文章である。
しかし、「会社の中でも思考を止めて、自由から逃走している人間はいくらでもいる」という一文は、手前味噌ながら今の私にとっては重い一文だ。

一体、自分自

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転職物語Ⅱ下 「新卒で適当に銀行を選んで良かった」

転職物語Ⅱ下 「新卒で適当に銀行を選んで良かった」

いざ書類が通ったところで、面接の段になると聞かれるのは決まって次のようなことだった。

「なぜ再び転職するのか」
「こうも短いスパンで動いているのはなぜか」
「どういう思いで転職をしてきたのか」

前回「転職物語」で記した1度目の転職についてはわりあい納得されることも多いが、2度目(今回の)転職についてはこれでもかと深堀りされる。

「今の会社でもできるじゃん」
「金もらいたいならもともと銀行にい

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転職物語Ⅱ上 「ビズリーチ」使ってみた

転職物語Ⅱ上 「ビズリーチ」使ってみた

新卒で入った銀行をやめ、まがりなりにも文章を書く仕事を始めた。職務内容も楽しいし、人も悪くない。ワークライフバランスも問題ない。

しかし、ある一点に不満が募っていた。金の問題だ。

実は転職してからというもの、生活の収支のバランスが取れないまま半年くらい過ごしており、貯金が底をつきかけていた。さすがに月17万円だとちょっときつい。元銀行員でありながら家計の収支のバランスが取れないというのは笑いご

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転職物語⑭ 後日談

転職物語⑭ 後日談

新しい職場に来てしばらくになるが、ふと感じたことがあったので書き連ねていこうと思う。

実際、転職することに関してはああだこうだと書いてはみたところ、じゃあ実際転職してみてどうなんだよ、ということは、転職活動そのものが順調に行くこと以上に大切である。

私の実感としては、どういう職を選んでも結局は「嫌だなあ」と思う仕事は存在するということである。転職して給料もグッと下がったし労働時間はグッと増えた

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転職物語⑬ さいごに

転職物語⑬ さいごに

転職に際しては、周りの人の横やりが多い。

と、様々だ。

しかし、こういう事をいう上司・親(ともすると友人)は、一体全体「あなた」の人生の何を保証してくれるのであろうか。「三年続けろ」と言った上司は、三年後の「あなた」のキャリアを何か保証してくれるのだろうか。

断じてそういうことはない。会社が潰れている可能性もあるし、会社に潰されている可能性だって当然ある。まして上司が「あなた」の首を切る可能

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転職物語⑫ ㋣退職をし、新しい会社へ入社する

転職物語⑫ ㋣退職をし、新しい会社へ入社する

最終出社日を終えて、有給が消化出来たり出来なかったりするが、これは一応労働者の権利として消化していいということになっているらしく、「消化します」と言うことは悪いことではないらしい。

私は幸い、その点について上司から全く関心を持たれていなかったので、「勝手にしてください」的なスタンスの上司へと有給申請を突きつけた。これで退職日から逆算して有給を消化し、最終出社日が決まったわけである。

で、最終出

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転職物語⑪ ㋬(離職していない場合)現職の会社と退職の交渉をする⑵

転職物語⑪ ㋬(離職していない場合)現職の会社と退職の交渉をする⑵

10年くらい前まで、水泳をしていた。

結構小さい頃から水泳をしていたのだが、一応目標は全国大会に出る、というそれらしいものであったわけである。まあ、当時はまず無理だろうと思いながら、楽しく水泳を続けていた。

あるとき偶然にも―これは他でもなく、私以外のメンバーに依る所が大きいのだが―、リレーでの全国大会出場が決まった。「え」と思ったと同時に、目標が思いがけず達成されたことで、「これから何のた

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転職物語⑩ ㋬(離職していない場合)現職の会社と退職の交渉をする⑴

転職物語⑩ ㋬(離職していない場合)現職の会社と退職の交渉をする⑴

実はこの段が、結構重いのである。求職活動そのものより精神的な消費は大きいと私は思う。

求職活動はそんなに時間に追われることが無いから、上手く行かなければ上手く行かないで続けていればいいのだと思うが、この段階になると転職先から「いつ来るの?」的な話をされたりとか、現職の企業のルールがあったりとかで、デッドラインみたいなものが設けられてしまう。そこで、結構気を遣う事が多かったりするので、ダウンしない

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転職物語⑨ ㋭面接とかをして内定をもらう⑶

転職物語⑨ ㋭面接とかをして内定をもらう⑶

加えて、言葉で色々と伝える経験は、当たり前だが多い方が絶対にイイ。友達に「こうしたい」「ああしたい」と喋るも一つだし、とにかく面接は練習あるのみである。日々の会話もその練習になっているから、形式に拘らず自分のビジョンとかそういうものをアツく語れる友達を作っておくとやりやすいと思う。

ただ、昨今の友人というのは極めて薄っぺらい話しかできないことが多いように思うし、何よりそういう人生観とかいったとこ

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転職物語⑧ ㋭面接とかをして内定をもらう⑵

転職物語⑧ ㋭面接とかをして内定をもらう⑵

銀行のことについて、少しだけ述べておこう。ここはあくまで私見であるから、銀行は素晴らしいと思っている人だとか銀行で結構いい地位にいる方だとかには首肯しがたいことも多かろうが、ご了承いただきたい。

幾分愚痴っぽくなるが、銀行の仕事は極めて退屈である。

毎度毎度同じことをただ繰り返し続けるこの不毛な営みはどうにかならんのかと日々思っていた。リスク性の商品を売り、手数料を稼ぐ、と。そのために販売にか

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転職物語⑦ ㋭面接とかをして内定をもらう⑴

転職物語⑦ ㋭面接とかをして内定をもらう⑴

さて、面接である。先に申し上げたように転職における書類通過率は新卒の時と比べかなり低くなってしまうから、面接の一回一回の機会が極めて貴重である。きちんと対策をしたうえで臨まれたい。

転職の時になると筆記試験も(申し訳程度に)行う場合もあるが、殆どが面接で採用の可否を決定するもののようだ。加えて面接の回数も大概1~3回位で終わるケースが多くて、新卒の時のように「六次面接」的な、不毛ともいえるほどの

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転職物語⑥ ㋥実際に応募する

転職物語⑥ ㋥実際に応募する

色々検索して、応募する段になるまでには少しばかり時間がかかるものである。というのも、先述したように㋩の段階が一番楽しいからである。切羽詰まった状況であったりしない限り、そこから抜け出すのには難儀するものだ。

しかし動かねば何も始まらないし、転職する意思が本当にある人間であれば「とりあえず送ってみるか」ということで、知らず知らずのうちに実質的な転職活動がスタートしていたりする。転職活動だと結構返信

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転職物語⑤ ㋩企業や業界などを絞りながら、転職先の企業を検索する

転職物語⑤ ㋩企業や業界などを絞りながら、転職先の企業を検索する

転職しようと思ったときには、ポジティブなものであれば当然ながら、ネガティブなケースでも「今よりも楽な仕事がしたい」というアプローチから、ある程度自分なりに企業や業界、業種で絞り込みをかけているものである。㋺でいろんな人に話を聞いたり実際の求人の案内を見ていたりすると、自分なりにこういう仕事がしたいとか、もっとまともな仕事をしたいとか、具体的に様々な思いが想起されるものである。

このフェーズが、結

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