波島かおる

小説を書いています。透明なひりひりする感情を書きたいと思っています。日常感じたことなど…

波島かおる

小説を書いています。透明なひりひりする感情を書きたいと思っています。日常感じたことなどをちょくちょく書きます。

記事一覧

人間が自殺したくなるのはプライドの問題

 人間はプライドを煮詰めすぎた時に自殺するのではないかと思った。  なぜ、そう思ったかというと失楽園という不倫に溺れる中年男女の破滅の恋愛映画を見たからである。…

2

ドーナツ屋でのある一日の思い出

 私は今日あの日のことを思い出した。  友達と2人でドーナツ屋に行った思い出。  その子をゆきちゃんとしよう。  ゆきちゃんは可愛い子だった。中学時代の友達だ。…

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誰も悪くない

 遠い昔、ある人が、私が嫌な目にあった時、その被害に対して無視した。その話をしたら、うるさそうな顔をして話を逸らした。その人は私の近い人で、私は慰めてほしかった…

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ネガティブな選民思想

 私はムカついた。  私の大好きなきのこ帝国。私の闇の時代を寄り添ってくれたきのこ帝国。  なのに、なのに、「花束みたいな恋をした」という映画で「元カノ、きのこ…

波島かおる
13日前
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私の好きな画家について、あと私と絵について

 私が好きな画家はミュシャと東山魁夷とモネである。あとフェルメールなんかも好きである。そして最近の画家だと田中あずさも好きである。  全体的な共通点は(フェルメ…

波島かおる
2週間前
4

シルクの枕カバー届きました!
さらさら髪になるといいです。
大事に使おう。

波島かおる
2週間前

私のIQについて

 大学生の頃、IQテストを受けたことがある。  なぜ受けたかというと自分が生きづらいのはADHDなんだ、きっと自分はADHDなんだと大学に相談したら、じゃあIQテストを受け…

波島かおる
2週間前
1

コロナが流行って安心していた

 コロナウイルスが流行った2020年の春、私は心身のバランスを崩して、実家で寝てばかりいた。昼に起きて、夕方までまた寝るを繰り返していた。時々、川沿いまで散歩した。…

波島かおる
2週間前
3

小池真理子さんについて

 私は小池真理子の小説が大好きだ。一番小池真理子の小説で好きなのは「虹の彼方」だ。  あらすじは、妻子持ちの40男とそれより確か5歳年上の人妻の女が不倫して愛を貫…

波島かおる
2週間前
2

住野よるさんが作品のために徹底的にリサーチされてたみたいで、自分の手抜きさを思い知りました。少しずつできるようにしていきたいです!

波島かおる
2週間前

坊ちゃん文学賞募集開始のメールが入りました!競争率高いけど、ショートショートにまた挑戦してみようと思います!

波島かおる
2週間前
3

頭木弘樹さんの絶望名人カフカにハマったので、オール讀物歴史時代小説新人賞に向けてカフカ主役の小説を書いてみようかと…恐れおおいけれど、やってみたい!

波島かおる
3週間前
1

破天荒な私の兄

 私の兄は私と正反対の性格である。私はおとなしく陰気であるが、兄は活動的で友達が多い。兄は新幹線で隣に座っていたユダヤ人と宗教について語り合ったりしたこともあり…

波島かおる
3週間前
3

整形欲が減った

 私は2、3年前すごく整形がしたかった。300万円くらい働いて貯めようとか、ダウンタイム会社どうしようとか、整形したら会社にバレないかとか悩んでいた。  私は何年か…

波島かおる
3週間前
2

失敗を恐れるななんて嘘だと思ってた

 よく大人から言われた。失敗を恐れるなと。でも、私は信じなかった。何を言っている、失敗なんてしない方がいいに決まっている。だから私はいつも正解でなくてはいけない…

波島かおる
3週間前
3

幸せを神聖化しすぎると不幸になる

 チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探して結局幸せの青い鳥は近くにあったという話がある。  幸せとは分からない。そんな曖昧なものの正体は分からない。ただのドーパミ…

波島かおる
1か月前
4
人間が自殺したくなるのはプライドの問題

人間が自殺したくなるのはプライドの問題

 人間はプライドを煮詰めすぎた時に自殺するのではないかと思った。

 なぜ、そう思ったかというと失楽園という不倫に溺れる中年男女の破滅の恋愛映画を見たからである。ちなみに彼らは心中する。

 昔は、そういう悲しい美しい話と思っていたが、いやいや!と思った。

 あなた達、生活保護受けるなり、なんなりでもして地を這いつくばってでも、2人で生きていけばよかったじゃないか。結局、金とかの問題で終わる関係

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ドーナツ屋でのある一日の思い出

ドーナツ屋でのある一日の思い出

 私は今日あの日のことを思い出した。

 友達と2人でドーナツ屋に行った思い出。

 その子をゆきちゃんとしよう。

 ゆきちゃんは可愛い子だった。中学時代の友達だ。ゆきちゃんはこずえちゃんというこれまた可愛い子と仲が良かった。

 ゆきちゃんとこずえちゃんはお互い一番の友達で、その子達と私とあと2人の子、5人で仲良くしていた。

 私はずっと2人を見て、誰かの一番の友達になりたくてとても羨ましか

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誰も悪くない

誰も悪くない

 遠い昔、ある人が、私が嫌な目にあった時、その被害に対して無視した。その話をしたら、うるさそうな顔をして話を逸らした。その人は私の近い人で、私は慰めてほしかった。

 怒りが湧いてくることもあった。なんで?と何度も思い、人間不信になって自分なんて孤独だと思った。自分を中途半端に雑に扱おうとピアスを病院で開けた。病院という所がなんともビビリであるが。とにかくピアスの穴を開けずにはいられなかった。私の

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ネガティブな選民思想

ネガティブな選民思想

 私はムカついた。
 私の大好きなきのこ帝国。私の闇の時代を寄り添ってくれたきのこ帝国。

 なのに、なのに、「花束みたいな恋をした」という映画で「元カノ、きのこ帝国が活動休止したって知ってるかな。」なんてセリフがあった。

 うん。きのこ帝国は確かに思い出の人との恋愛がテーマの歌詞をよく書いてたね。さとちーさんが。

 でもさ、そういう曲も私は大好きだけど、だけどさ、あの青い時代というかヒリヒリ

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私の好きな画家について、あと私と絵について

私の好きな画家について、あと私と絵について

 私が好きな画家はミュシャと東山魁夷とモネである。あとフェルメールなんかも好きである。そして最近の画家だと田中あずさも好きである。

 全体的な共通点は(フェルメールを除く)植物とか自然とかが描かれている気がする。私はど田舎出身なので無意識に自然の癒しを求めているのかもしれない。そして全部に言えるのが綺麗な絵である。私が好きだからそう思うのかもしれないが。強い色はあまり使われていない。目が疲れない

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シルクの枕カバー届きました!
さらさら髪になるといいです。
大事に使おう。

私のIQについて

私のIQについて

 大学生の頃、IQテストを受けたことがある。
 なぜ受けたかというと自分が生きづらいのはADHDなんだ、きっと自分はADHDなんだと大学に相談したら、じゃあIQテストを受けようと言われて、受けた。

 実際私はADHDだったのだろうか?自分でも分からない。当時はバイトがすごく苦手でそうに違いないと思っていたが、今となっては職場があっているのか、年をとって立ち回りがうまくなったのか、特に生きづらくは

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コロナが流行って安心していた

コロナが流行って安心していた

 コロナウイルスが流行った2020年の春、私は心身のバランスを崩して、実家で寝てばかりいた。昼に起きて、夕方までまた寝るを繰り返していた。時々、川沿いまで散歩した。平日の昼間に散歩している若者なんてそういないので、散歩の道の材木屋で「あなたいつも歩いてるよね。」と言われた。

 ひどく惨めだった。こんな風になるために今まで生きてきたんじゃないと思っていた。散歩しながらこんな山だらけのとこ出ていくと

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小池真理子さんについて

小池真理子さんについて

 私は小池真理子の小説が大好きだ。一番小池真理子の小説で好きなのは「虹の彼方」だ。

 あらすじは、妻子持ちの40男とそれより確か5歳年上の人妻の女が不倫して愛を貫く話だ。

 不倫はやっぱりない方がいい。でも私はこの話が好きだ。もしかして、自分の中に不倫願望があるのかもしれない。かつて好きだった人が、誰かのものだったことはある。それは悲しかった。別に成就させようとしはしなかったが、1人で勝手に悲

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住野よるさんが作品のために徹底的にリサーチされてたみたいで、自分の手抜きさを思い知りました。少しずつできるようにしていきたいです!

坊ちゃん文学賞募集開始のメールが入りました!競争率高いけど、ショートショートにまた挑戦してみようと思います!

頭木弘樹さんの絶望名人カフカにハマったので、オール讀物歴史時代小説新人賞に向けてカフカ主役の小説を書いてみようかと…恐れおおいけれど、やってみたい!

破天荒な私の兄

破天荒な私の兄

 私の兄は私と正反対の性格である。私はおとなしく陰気であるが、兄は活動的で友達が多い。兄は新幹線で隣に座っていたユダヤ人と宗教について語り合ったりしたこともあり、外国人の友達が結構いる。

 兄はよく海外旅行に出かける。ロシアや中国、インドも行った。そして兄は旅行先で舐められない。堂々としていて、空手を習っていたことがあって、ガタイがとてもよく、顔はどちらかというと中国人みたいな顔をしている。そん

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整形欲が減った

整形欲が減った

 私は2、3年前すごく整形がしたかった。300万円くらい働いて貯めようとか、ダウンタイム会社どうしようとか、整形したら会社にバレないかとか悩んでいた。

 私は何年か働いて少しお金が貯まった。けれど、今は整形欲がなくなった。そこまでして整形する意味を感じなくなったからである。ガッキーくらい美人にならなくても道端で石を投げられることはないし、仕事で褒めてくれる人もいるし、自分は容姿でのし上がりたいわ

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失敗を恐れるななんて嘘だと思ってた

失敗を恐れるななんて嘘だと思ってた

 よく大人から言われた。失敗を恐れるなと。でも、私は信じなかった。何を言っている、失敗なんてしない方がいいに決まっている。だから私はいつも正解でなくてはいけないと思い、決断の前足がすくんでいた。

 だが、ある時、父と同じくらいの年齢の上司に言葉をもらってどうしてだか私は少し変わった。

 私は分からないことを聞きすぎてしまうのが欠点だった。それは大学時代直そうとしても直らなかった。そして今の会社

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幸せを神聖化しすぎると不幸になる

幸せを神聖化しすぎると不幸になる

 チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探して結局幸せの青い鳥は近くにあったという話がある。

 幸せとは分からない。そんな曖昧なものの正体は分からない。ただのドーパミンによる快楽なのか苦痛からの解放なのか、ただおだやかな毎日なのか。

 幸せを我々は時に神聖化しすぎているのではないか。きっと神がくれる贈り物のようなそれはそれは強い感覚。実際、そんなものはあるのだろうか?

 それは我々の頭の中だけにあ

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