はがひなこ

迷走から爆走へ/1996年生まれ。四大と夜間専門学校のダブルスクールです。着物と酒とデ…

はがひなこ

迷走から爆走へ/1996年生まれ。四大と夜間専門学校のダブルスクールです。着物と酒とデザインが好き。

マガジン

  • これからのデザインの下ごしらえ

    デザインについて作ったこと、かんがえたこと

  • こまごまとした文章未満

    分類不可の行き着く先

  • 日々のコンテンツ

    色々なコンテンツについて何を思ったか日記的に

  • はじめての着物

    着物を着てみたいけど、なんかいろいろ不安に思っている人へ。独断と偏見に基づいて私が着物を着始めてからわかったこと・思ったことを書き連ねるマガジンです。

最近の記事

かわいい本には旅をさせたい。

私がなぜ本を買うかといえば、それは人に貸すためのような気がする。 最近、「やってる場合か」と思いながら本を買ってしまう。新宿紀伊国屋の2階と4階で読みたい本の多さに途方にくれながらだいたい2、3冊レジに持って行き、5000円札を出してお釣りをもらって帰る。お金があんまりないくせに買ってしまう。読みたくて買ったはずなのに、あまりはかどらないのが不思議でしかたがない。 でも、急に読むペースがあがるときがある。「この本、あのひとが読んだらどんなふうに考えるのだろう」というときだ

    • 「まぁいっか」から卒業しよう

      11月18日にSchooの生放送講座に登壇させてもらいました。素人が「デザインのセンス」を磨く生放送ワークショップ(https://schoo.jp/course/5661) という講座です。 講師の中村先生にお誘いをいただき、昼間部の嶋田さんと一緒にファシリテーター的な立ち位置で登壇しました。 デザイン初心者が「デザインのセンス」を育てるにはどうしたら良いかという内容で、中村先生の生徒である私たちは受講生のみなさんのお手本となる形でいくつか自分の考えや普段やっていることを

      • 誌面を編集する

        その昔、サークルに所属してフリーペーパーを作っていた。最高学年になり、誌面をデザインする人たちを統括する立場に立った。 この役職はずっと「アートディレクター」と呼ばれていたのだが、当時の編集長から「奥付のクレジットにアートディレクターとかデザイナーって書きたくないから日本語に直して。」という無茶振りをされておおいに困ってしまった。 困ったけれど、まずはこの「アートディレクター」が何をやっているのか考えるところから始めた。一言でいえば「ディレクション」なのだが、これも日本語で

        • ものを売るためのコミュニケーションをこえて

          今朝、ポストをのぞいたところ一通のお手紙が入っていました。 いつも贔屓にしている着物屋さん、なでしこ新宿店の担当販売員Sさんからでした。 「この度、11月いっぱいで転勤の為、新宿店から異動になりました。」 なでしこ新宿店には2016年の初夏からお世話になっており、担当販売員さんからこういったお手紙をいただくのは実は2度目です。2度目とはいえ、やはり悲しいものは悲しいです。いや、もう本当にショックで1日しょげ返っています。 現担当のSさん、前担当のOさん、そして新宿店の皆さ

        かわいい本には旅をさせたい。

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        • これからのデザインの下ごしらえ
          3本
        • こまごまとした文章未満
          11本
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        • はじめての着物
          2本

        記事

          文学あるデザイナーへのヒント

          2018年9月29日と30日、在学中の東洋美術学校の有志チームとしてこちらのワークショップに参加しました。 台風が差し迫っていたため当日は短縮スケジュールで進められました。1日目は基本的にアイデアソン、その日の夕方からハッカソンがスタートし、2日目の昼に発表という形。実際のプロトタイピングには5時間しかかけられなかったけれど、それはそれ、このスピード感の中で作業出来たのはいい経験となりました。 テーマである「10年後の未来の交通環境におけるリスク」を「自律走行が当たり前に

          文学あるデザイナーへのヒント

          私はヤンキーでいい。ヤンキーがいい。

          昨日、「AIはガリ勉の最終形態ではないか」という話になった。たしか、課題に対してあまりにまっすぐすぎるという文脈において、だった気がする。その場の空気は「ガリ勉とか人種が違うのでちょっとよくわからないです。」という感じで、おそらくそこで唯一のガリ勉だった者としてはいたたまれなくなり、つい「私、ガリ勉でした。」と白状していた。 昔の私はガリ勉だけではなくオタクでもあったけど、オタクってたぶんガリ勉の別形態なので、結局ダブルのマシマシでガリ勉だったのだ。ただ純粋に勉強が楽しかっ

          私はヤンキーでいい。ヤンキーがいい。

          その昔「毎日がエブリデイ」の類語ってなんだろうという話になったけど、たぶん「力こそパワー」がそのうちのひとつだな

          その昔「毎日がエブリデイ」の類語ってなんだろうという話になったけど、たぶん「力こそパワー」がそのうちのひとつだな

          【今日の気づき】二元論の終わり、土着性への回帰、勝ち続けなければいけない資本主義の終わり、anan的な「モテ」とマーケティング

          【今日の気づき】二元論の終わり、土着性への回帰、勝ち続けなければいけない資本主義の終わり、anan的な「モテ」とマーケティング

          頭のいい大人になりたい

          今まで出会ってきた大人のひとたちには尊敬できる人もできない人もいたけれど、尊敬できる人の中でも一番短い付き合いの中で強烈な印象を残して去った人がいる。 その人はY先生といって、1年に満たない短い期間、小学生の時に通っていた進学塾で算数を教えてくれていた。細身というよりガリガリで、歳よりかなり若く見え色白で眼鏡をかけていたのが某魔法学校映画の主人公に似ていたので、生徒からは「ハリー」という愛称で呼ばれていた。 淡々として気性の激しい人だったが妙な愛嬌があり、私は怯えながらも

          頭のいい大人になりたい

          ショートカットの勝率

          この土日は実家と美容院に用事があったので横浜の方へ帰っていた。喧嘩しに帰ったようなものだったけど、存外歓迎されて拍子抜けした上に罪悪感まで上乗せされて気持ちに行き場がなくなった。なので帰り際に横浜美術館で浄化されたあとひとり野毛でお酒をひっかけて帰った。まあ、よかった。 美容院といえば以前ここにも書いたようにOさんという美容師さんがいて、挨拶の後「今日はどうする?」と聞かれたのでバッサリ切ってくれと頼んだ。 私の髪は大学に入ってから肩スレスレから背中半分くらいの推移しか見

          ショートカットの勝率

          美容師のOさん

          私はおじさんという人種が嫌いである。嫌いというか、おじさんの存在そのものを認識するのが嫌なのである。もしこれを読んでいて気分を害したおじさんがいたら申し訳ない。罪を憎んで人を憎まず、私はあなたの人格を否定するのではなくあなたのおじさんという属性を嫌悪している。 嫌いであるがゆえに、私が接触を持つおじさんは少なく、その数少ないおじさんはめちゃくちゃ好きかめちゃくちゃ嫌いかに分類されるのだが、ありがたいことに大半が好きなおじさんだ。その好きなおじさんの中で一番付き合いが長く親戚

          美容師のOさん

          逃げ出すカナリア

          ゴールデンウィークに入り、専門学校からいくつか課題が出た。それと並行してこうしてnoteに色々書いたり絵を描いたりIndesignの勉強をしたりと忙しなく過ごしている。インプットとアウトプットを行ったり来たりするこの忙しなさが、健全でありがたいなとしみじみ思った。 去年はざっくり言うと抑圧の年だったので、あらゆる抑圧に息が出来なくてもちろんアウトプットなんかする余裕もなかった。 インプットの方はというと、全くなかったというと嘘で、嘘だけど今私がしている能動的なインプットと

          逃げ出すカナリア

          着物スカートを試してみたら着物が普段着に近づいた

          以前Twitterでこちらのモーメントを見てから、着物スカートが気になっていた。 https://twitter.com/negineryoku/status/976413715539968000?s=21 今日は涼しいので、どんなもんかなと試しに着てみたが、これが本当に快適ですごい!着物スカートすごい!みんな着てみて!! 着物は大好きだが、いっぽうでちょっとした障害物を跨ぐにも一苦労なのが難点だとずっと思っているので考えなしに着るということはあまりない。着るタイミ

          着物スカートを試してみたら着物が普段着に近づいた

          やっと煙管が上手に吸えた話

          数年前、サークルの後輩の皆さんからサークル引退祝いに煙管と刻み煙草をもらいました。煙管といえば私の中では『犬神家の一族』でスケキヨの母の松子が吸ってて、煙管燻らせながら遺産相続問題からはじまる殺人事件のありとあらゆる追及をのらりくらりとかわしている柔軟で図太い女のイメージが一緒にくっ付いていたので「よっしゃ私も松子になるぞ、でも吸い方わからん」て感じで手探りで嗜んできました。 ①刻み煙草を適量取って丸める ②煙管の先端の皿に詰める ③火をつける ④吸う ⑤灰の処理と煙管の掃

          やっと煙管が上手に吸えた話

          浴衣を買うなら今すぐに

          本当は着物着始めるのにどういうものが必要か、みたいな話が先だと思っていたけどちんたらしてたら浴衣の季節になってしまったので浴衣の話をする。実はもう新作浴衣は4月の頭から出始めているので。いきなりサビから入ると「浴衣の選択肢が一番多いのは今なので、この夏の浴衣に賭けたい人は早く動いて」ということなんだけれども、順を追ったり何が必要かとかを踏まえたながら書こうと思う。 1. なぜ春に新作の浴衣が出るのか? 2. なぜ春に浴衣を買わなければいけないのか? 3. 浴

          浴衣を買うなら今すぐに

          とりあえず今やろうと思うこと

          4月に入って専門学校に行ってみたり就活してみたり、色々と「将来何で食べて行きたいか」を手探りで考えている。 とにかく好きなことで食べていきたいなぁと今は思っていて、これについてはもちろん賛否両論ある。好きなことで食べていけるわけないじゃん、みたいな。でも、「出来るわけないから諦める」とかじゃなくて、そうしたいならそうなるように努力することに対して時間を使うのが私の人生の正解だと思うので、まずは好きなことで食べていくことが今の目標だ。 それで、好きなことは好きなことでも

          とりあえず今やろうと思うこと