菓子蔵かる

はじめまして。 一次創作をTwitterで更新しています。 イラストレーターの菓子蔵か…

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はじめまして。 一次創作をTwitterで更新しています。 イラストレーターの菓子蔵かるです。 ・創作SS ・運営している創作コミュニティ『メゾンドフルーミ』について ・近況報告 を更新していきます〜

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【永久保存版】創作まとめ

初めましての方は初めまして(=・ω・)ノ菓子蔵かるですこんにちわ。 最近Twitterの方の調子が悪く(私に限った話ではないようですが)こちらのnoteの機能に移行しようかと思っています。 良ければTwitterで繋がってくださってる方、こちらもフォローお願い致します。相互さんでしたらもちろんフォロバも致します。 さて、今回自キャラのまとめを作らせて頂きました。 経緯と致しましては、3年後まで創作活動の見通しがついておりまして、キャラが増えることは無いだろうという値踏

    • 【近況報告】でけぇアクスタ作りました!

      アクリルスタンドを作りたい。 2024年が始まってはや4ヶ月、私の脳内は(´._.`)めっきりこの話題でいっぱいです。 アクリルスタンドなら菜箸くらいのでかさは欲しいし、花畑を背景に、自キャラアクスタで写真撮りたい。 SNSで推し活してるあのひとに憧れていて。 そしてついに...その時が来たよ!! 第一印象は、とにかく「でかい」... この板A4ですよ。 比較して欲しいのは、右のアップルペンシル。 これアップルペンシルですよ。 (伊吹の)肩の高さジャンスカ。 はぁ~

      • 【日記】1/19

        ご無沙汰しております! うちの職場は「計画年休」というものがありまして。 今日は用事がなく年休をとりました。 何をしようかなぁ。 東京、行きたいなぁ〜... と、思い立ち、カフェ巡り決行です!! まず、カフェを調べました。インスタグラムで[表参道 カフェ]で検索したり、もちろんググりました。 カフェは長居するので3つほどに絞り(後で紹介します)雑貨屋さんはハズレが多いので5つほど。 (自分に合った雑貨屋が限られているだけで、どれも素晴らしい雑貨屋さんです💦) ↑こち

        • 【超ss】tie.flower story-記憶の中

          本編はこちら⬆️ 今回はエピローグの前のお話です。 「本当に私たち日本に帰るの?」 丘の上。 ジャバラ状に地面から起立する墓石の群れは、葬式の会場にあった巨大なパイプオルガンを彷彿とさせた。 同時に母を思い出して、少し涙ぐむ。 その母の墓前でサンドウィッチを頬張る名古屋。 私は飲み物を飲むフリして涙を拭うが、本当は涙なんて出てなかった。 「イヴのお墓はどうするの?」 数日前に日本へ帰ると言い出した名古屋に、私は問いかけた。 その時は驚いたが、よくかんがえてみると

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        【永久保存版】創作まとめ

          【超ss】tie.flowerstory-grind

          『grind』は日本語で”すり潰す”を意味します。 エノワルトがヨーテと決別し、1人になったあとのお話です。 次第にヨーテとの記憶が消えていきます。 家の中にあるものの中でも特別目立つのは、積まれた本。 誰かが玄関まで持ってきてくれたような気がするが、誰だったか。どんな経緯だったかも彼はもう思い出せなかった。 もう椅子から立ち上がる理由もなく、足にはツル草が絡まっていて、ビクともしなかった。 半分開いた唇の乾きを感じるだけの思考さえも鈍っていた。 視線の先にある腐

          【超ss】tie.flowerstory-grind

          【ss】tie.candlestory-jaune

          ✽本編(漫画)のその後の小話でございます。 ✽本編未読でもお楽しみいただけます。 ✽以下の投稿とテーマが同じですが、ストーリーは違います。 イヴが日本に立って、1年が経った。 そばにいた時よりいっそう深く想っている。そんな春。 図書館に行っても、自分の部屋でも、ふとした時に彼女の面影を感じる。 胸が締め付けられるなんて、50のジジイが...まだ若いか。 「はぁ」 自分の深いため息も、わざわざ反応しない。 イヴが居なくなってエノワルトはずっとこんな感じだ。 生産性のない

          【ss】tie.candlestory-jaune

          【超ss】tie.candle story-隣

          おはようございます☀️ 今日は過去の長編のちょこっと小話をお話しします。 本編は通販が、あります。 ↓↓↓ 「昨日と同じだ」 目が覚めたらあなたが隣にいる感覚が、いつまで経っても消えない。 もともとあなたはわたしの隣にはいなかった。 あの日に終わり、昨日も今日もこれから先も、あなたが私の所へ帰ってくることは無い。 何度もそう言い聞かせては右手を見つめた。 イヴの背中を何度も切った、タバコを押し当て、カサブタを引っ掻いた... この汚れた右手を抱きしめることだけが、イ

          【超ss】tie.candle story-隣

          【超ss】tie.eyes story-夏日

          今回のお話は『tie.eyes story』の外伝です。 本編はこちら⬇️雨の香りのする短編です。 8月も始まり、雨の気配はすっかりどこかへ行ってしまった。 連日晴れ。ニュースでは国の中で一番暑いところの話をしている。 恋人のナギが隣の部屋にいるが、買い出しはおろか、足音ひとつ聞こえない。 私の方もそれは同じで、何だか彼女が静かに過ごしてるのにこっちがバタバタするのも...と、相手の心中をわかったように接していた。 3か月前、ナギの仕事のアシスタントである宇宙人の女の

          【超ss】tie.eyes story-夏日

          【COMITIA144レポ】創作者が一般参加した

          おはようございます。 今回で何回目かも分からなくなったCOMITIAレポでございます。 まずは私の紹介を少し。 Twitterとココナラを中心にイラストレーターをさせて頂いております。 名前は菓子蔵(かしくら)かる。もちろんペンネームです。 ご依頼はこちらから👇 COMITIAへのサークル参加や、漫画などの日々の活動はTwitterを使っております。 最近の悩みは目を瞑っても視界が明るいことです。 今回のCOMITIA参加経緯 過去のイベントでもう既に何度かサ

          【COMITIA144レポ】創作者が一般参加した

          【超ss】tie.candlestory-jaune

          「昨日は...」 イヴが日本へ旅立ち、数週間が経ったある春の日。 私は空いた時間をいつものように彼に割いていた。 「昨日どうしたんですか?」 彼がイヴに接触禁止になり5年が経とうとしている。 未だ彼の中に愛する彼女の記憶は鮮明だ。 「道端で視線を感じたんだよ。」 5年も経てば、彼が起こした暴力事件なんて、もう風化している。 当時は後ろ指を指されることもあっただろうが、今では彼はただの老いぼれである。 杖をつき、歩く速度もとてもゆっくりだ。 今日のエノワルトの調子は

          【超ss】tie.candlestory-jaune

          【本編】tie.eyes story

          ↑こちらをbgmに読んでくださるとさらに楽しめると思います。 本編筆がのる日っていうのは続くものだ。 そして、雨が降る日というのも、長く続く。 4日前から優しい雨が降り止まない。 元々雨の多い街だから、あと1週間は続くかな… 部屋干しのシャツやキャミが、日に日に増えていく。 「新しい部屋見てくれた?もしまだだったら、明日の帰りに待ち合わせして、見に行かない?私のおすすめなの、私ももう一度見たいから、空けておいて。」 恋人の華菜からの留守電を、部屋の壁で受け止めたが、何

          【本編】tie.eyes story

          【COMITIA143レポ】かるくら

          こんにちわ、去年の春から、年に2度ペースでCOMITIAに参加しているものです。 菓子蔵(かしくら)かると申します。 趣味で漫画を描きながら、イラストのお仕事もしています。良ければTwitterより、日々の活動にも目を通してみてください✨ さて、自己紹介も程々に、COMITIA143参加のレポに、早速移っていきたいと思います(*´ ³ `)ノ 今回のレポートは、私個人用に作りました。 初参加の方に向けたものは、過去のnoteでまとめてあります。 合わせてお楽しみくだ

          【COMITIA143レポ】かるくら

          【新刊】『tie.短編集①』宣伝・解説

          初めまして、百合界隈でそのうち有名になるであろうかも知れなくもないがならない確率とかけて考えてみても結果は変わらない菓子蔵(かしくら)かるです。 今回のnoteでは、私が今年の2月に世に送り出す漫画『tie.短編集①』の宣伝と、解説(ネタバレあり)をしていきたいきます。 宣伝今回のこの短編集は”詩集”をイメージしました。 文字で伝えることは、どの作品でも意識しています。 今回はそれに加え、絵で”詩集”特有の「もわっと、しかし深く伝わる感じ」を表現しました。 人の感情の

          【新刊】『tie.短編集①』宣伝・解説

          【ss】『tie.umbrellastory』

          魂はふたつある ひとつは自分の中に。もうひとつは、外にある。 遠くからのサイレンの音が聞こえる。 アレってこんな早く来るんだ...さっきまで携帯をいじって凪と談笑していたのが嘘みたいに、そこらじゅう慌ただしい。 落ち着いて人生を振り返ると、誰かを傷つけてばかりの人生だった。 家族、先生、恋人...友人。 凪にだけは謝っておこう、親友にだけは。今隣にいるから。 その時、声が出ないことに気づき、自分の体を恐怖が履い回った。 体も動かなかった。 開いたり閉じたりを繰り返す

          【ss】『tie.umbrellastory』

          【ss】『tie.lensstory』

          賢い大人達は、遂に戦争を無くすことに成功した。 2100年、それは過去の腐敗物として”非現実”となっている。 世界総人口は戦争がなくても右肩下がりで、この世界は確実に終焉を目指していた。 世界が終わるまで、戦争は無くならないと思っていた。 わたしとしては、あれが過去の腐敗となっていることに、非常に不満があった。 「昔の人は、何で戦争なんてしたのか理解できないよ。」 「早く忘れて、未来のことを考えよう!」 「何にしろ、あんなひどいことはもう起きないわ。」 こんな周囲の声を

          【ss】『tie.lensstory』

          【本編】『tie.acrossstory』

          私の理想とする女性とは、人を傷つけても自分が傷ついても、それを吸収できる、優しい女性です。 ほとんどの客は、私-しがないキャバレーの歌手-に言葉を求めていない。 わたしは短い演説を終えると自分のマイクをスタンドから外し、ステージを去ろうとした。 そのとき、ふと振り返った。なんだか、強い視線を感じた。 ほかの歌手より拍手の少ない私のステージは、翌日のポスターで「最後の演説で歌が台無し」と飾られた。 「はぁあ」 私の深い溜息には、疲れと、少しだけ、涙も入っていた。 「イヴ、

          【本編】『tie.acrossstory』