ユキ

アラサー会社員。 好き→ビールとカレーと旅行と本とドラマ

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最近の記事

蒸しOL

私は今、 よもぎ蒸しされながらこれを書いている。 『スマホとか持って入っていいですよ』 『えー、そうなんですねー』 初めてのよもぎ蒸し。 穴の空いた素焼きの椅子の中央で、 濃いよもぎエキスが熱せられて蒸気を放っている。 そこに分厚いポンチョを着て腰掛け、 じっくりじっくり蒸しあげられるのだ。 よもぎの苦くて土臭い懐かしい香り。 じわじわ内側から温まる感覚。 ポンチョの中でサラサラの汗が滝のように流れる快感。 これはいい。 サウナとも違う。控えめに言って最高。 でも、汗か

    • すぐ忘れてしまう読書(忘れたくないから書く) ③古賀史健『さみしい夜にはペンを持て』

      「書く」ことは好き。 でも、「書く」ってことに対して腰が重い私。 ネタ無いしなー。誰かテーマ決めてくれないかなー。 いい文章が思い浮かばんなー。オチどうしようか。 言い訳ばっかり。 それってほんとは好きじゃないんじゃない? そんな時にこの本を手に取った。 タイトルが素敵。装丁も可愛い。そして帯を糸井さんが書いている。 これはビジネス書?いや、ティーンのための本? ジャンルはよくわからなかったけど、どうにも惹かれて即購入した。 結果、これは小説で、ビジネス書で、ティーンも

      • あったらいいな Kindleの機能『背表紙で並べて欲しいの』

        紙の本が好きだが、 電子書籍の便利さはほんと神の領域。 めっちゃ軽いし、その日の気分で色々読みたい私としては、 Kindle一台で何千冊も持ち歩けるなんて… いい時代だとしか言いようがない。 ただ、どうしてもKindleのプラットフォームに関しては不満。 「探しづらい」の一言に尽きる。 私だけ?そんなことないですよね? あと、もひとつ絶対欲しいのは、 “背表紙”で本棚に並べて欲しいのよ。 背表紙がズラーっと並ぶ、その風景が好きなの。 背表紙ってほんと好き。 あの細い部

        • 2024/2/21

          社内の共有スケジュール。 そこでは打ち合わせや出張だけじゃなく、年休の予定も共有している。 以前からその書き方にモヤモヤする時がある。 多くの人が、『年休(子どもの学校行事)』とか『年休(病院)』とか、休みを取る理由まで入れていることだ。 労基法の基礎に、「年次有給休暇取得に理由はいらない」というのがある。だからというわけではないが、書いてあるのを見ると、別に聞いてないし。と思ってしまうのだ。 だって、遊びに行く時は書かないじゃないか。『年休(ディズニーランド)』とか

          2024/2/17

          前日のお酒が響いて、起き上がれない朝9時。 スマホ見てうとうと、また起きてごろごろ。 結局活動し始めたのは11時。 カップうどん食べながら、 今日明日お休みなのにやることが一つもないことに思いを馳せる。 まあほぼ毎週予定はないです。 遠くには行きたくない。移動がめんどくさい。 近くのショッピングモールにも行きたくない。何も買いたくない。 でも家にいるのも嫌なんだ!!強い気持ち。 (今週ずーっと在宅勤務でほぼ家から出てないんだもの) 結局スーパー銭湯に決めた。ノーメイクで

          2024/2/14

          朝ご飯に作ったオムレツサンドイッチが美味しかった日。 たまごは賞味期限切れだったけど、リトルマーメイドの食パンで挟んだからプラマイプラスだった。 仕事では、早とちりで信頼を失った日。 新入社員の頃の上司は、残業が続くと「今から焦って取り掛かってもいいことないのでもう今日は帰ろう」と言ってくれるおじいちゃんだった。その言葉をいつも心に持ってるつもりだけど、不意に忘れてしまう。 もう一度ちゃんと思い出した日。

          2024/2/13

          気が付くと、今日は声を出していなかった。 在宅勤務だけど普通に働いていたし、やるべきことはすべてこなした。 チャットやメールで会話は事足りた。と思う。 本当に?どうだろう。いつもは寂しいと感じるのに。 少なくとも今日の私は心地よいとさえ思った。 明日の私はどうだろうか。 仕事終わり、ホットヨガに行き「こんばんは」とだけ一言だけ喋った。

          青じそ中毒

          青じそが好きだ。 シソ?大葉?私は昔から「青じそ」と言っていた。 子どもの頃、1番好きな天ぷらは青じそだった。 たらこスパゲティはそんなに好きじゃないけど青じそがたっぷりだともりもり食べた。 餃子が好物だが、青じそ入りがあれば迷わずそれを選ぶ。 もはや、青じそ入れればなんだって美味しくなるのでは? 入れたらまずい料理なんてある?なくない?の境地である。 昨年、青じそを種から育てる機会があった。 勤め先のSDGsな取り組みだ。 同僚が次々と挫折する中、私は青々とした葉っぱを

          青じそ中毒

          日曜8時、ガストにて。

          今朝、早起きをして本を読みにガストに向かった。 今日は近くのスーパー銭湯に開店と同時に行くことに決めていたので、 その前にガストモーニングがしたかったのだ。 どうしてよそで食べるトーストはあんなにおいしいのだろう。家だとなんだか味気ないのに。 最寄りの駅近辺にガストはないので、なんだか久しぶり。 7時から開いているとは、なんて働き者。 とりあえず適当なボックス席を確保し注文を済ませると、ドリンクバーへ直行。そこには慣れた様子でコーヒーマシーンのボタンを押すシニア男性がひとり

          日曜8時、ガストにて。

          すぐ忘れてしまう読書(忘れたくないから書く)②佐藤正午 「月の満ち欠け」

          新宿紀伊国屋書店で入手。 物語が映像としてすっと頭の中に入ってくる、エンターテインメント的な小説。すでに映画化されておりキャストがわかっているため、嫌でも頭の中で変換されてしまう。あ、嫌ではないです。 この本を手に取ったのは、伊坂幸太郎さんの帯がきっかけだ。 伊坂幸太郎さんが↑こう言うって・・・すごい。面白い小説を言われると、伊坂幸太郎さんを挙げる人かなり多いと思うし、私も大好きな作家さんの一人。そんな伊坂さんが言うからもう説得力がマシマシ。 この本、「岩波文庫的」って

          すぐ忘れてしまう読書(忘れたくないから書く)②佐藤正午 「月の満ち欠け」

          終わらない読書

          本が読み終わらない。 毎日読んでも何冊読んでも、いつまで経っても読みたい本に辿り着かない。さて、これはどういうことだろうか。 当然のことだ。買う量が多い。多すぎるのだ。 私は読むのが早い方ではない。また集中力もない。 昔は通勤に片道1時間程かかっており、それが格好の読書時間だったのだが、今は満員電車で20分。スマホ見ちゃうのだ。 本を読まなくなっても、私の趣味は変わらない。本屋に行くことだ。 そりゃ本屋に行くと買うわな。本を。 読む量と買う量、需要と供給のバランスが大

          終わらない読書

          すぐ忘れてしまう読書(忘れたくない)①_正欲/朝井リョウ

          この本で、朝井リョウは「多様性」を問いかける。 これは物語というよりも問題提起。いわゆる「普通」とは違う趣味嗜好を持つ者を本当の意味で受け入れられるのか。なぜ自分は「普通」だと信じているのか。 日本人は同調が好き。意見なんてなくても、声が大きな誰かに同調することがだいたい正解。そんな中で、多様性は長い間置き去りにされてきたと思う。 ここにきてあわててつかんだ多様性のしっぽは、思った以上に危うい。「多様性って素晴らしいよね」「いろんな考え方があって当然だよね」「マイノリテ

          すぐ忘れてしまう読書(忘れたくない)①_正欲/朝井リョウ

          ひもじくならないように遅くなった日こそきちんと食べる(大戸屋で)。

          大戸屋は遅くまで開いている。 コロナ禍で、閉店時間は早まったり元に戻ったりを繰り返しているが、最寄り駅の大戸屋は基本23時閉店、22時半LOだ。 この店舗では、遅い時間になると割と年配のホールスタッフの方が対応してくれる。おそらく定年退職後の再就職なのだと想像する。働き盛りの私が眠い時間帯だ。本来なら皆さん熟睡している時間ではないか(年配の方がみんな早寝だと決めつけるのは良くない。)と案ずるが、そんなの余計なお世話なのである。 私はこの遅い時間の大戸屋の静けさと、年配ホー

          ひもじくならないように遅くなった日こそきちんと食べる(大戸屋で)。

          仕事なんて、面白くなくてもいいと思っている。

          仕事なんて、面白くなくてもいいと思っている。 これは、就活で出版社志望だった私が、箸にも棒にも枝にも楊枝にもなんにも引っかからずに、唯一もらった内定にしがみついて悟った、いや言い聞かせてきたことだ。 仕事は面白くなくていい。辛くなければいい。生活に困らなければいい。 楽しいことは他にあればいい。 他の楽しいことって何だろう。 新卒で就職した会社にしがみついて10年が経つ。 今、「他の楽しいこと」が見つからない。 楽しいことなんかなくても、日々を続けられることを良しと

          仕事なんて、面白くなくてもいいと思っている。