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ポカリの旗
押入れの中のお正月飾りは
魔法のステッキに
夕暮れのお空はもも味に
ホットドックが宙に浮いて
から揚げは滑り台をすべり
冷蔵庫の中のポカリスエットが、集合場所の旗になる
そんな君とのまいにちが
いつか後ろから照らしてくれますように
子どもの頃youtubeがあったら、たぶん救われてた
子どもの頃の世界って、だいぶつまんなかった。
テレビを見て大人と同じようにゲラゲラ笑うには、なにか前提となる知識が必要みたいだし、子ども向けですよと差し出されたアニメや教育番組は、全然刺さらないし面白くないし。
どの時間のどのチャンネルも似たり寄ったりで、舐めてるのか知らんけど同じ回が何回も流れたりするし、わざとらしいトンチや美談もどう面白がればいいのか全然わからない。
そもそもなぜ
カバー裏付き文庫小説同人誌を作るのにお世話になったサイトまとめ①
昨夏はじめて自分で短編集を作って販売してみたので、その際にお世話になったサイトを作成の手順ごとにまとめてみました。
「わあ!自分も本作っちゃった!えへへ」って人が一人でも増えるとうれしいです。
今回作った本の仕様カバー付き文庫本(A6サイズ)
【 本体 】
製本所:ちょ古っ都製本工房
基本仕様:A6サイズ ・右綴じ(くるみ製本)・ 全178ページ
表紙:色上質紙最厚口(アイボリー)135k
君がおしえてくれたんだ
物事にはまぁだいたい二面性があって、歳を重ねるごとに「へーそうなんだね」ってどっちにも深入りしない小賢しさが育ってきちゃったりしてるんだけど、それでも未だにうまく付き合えない例外が一個ある。
この世界にはじめて存在した二面性、とか言い出したら無駄に壮大だしそもそも確認しようがないけれど、「人間が一番初めに出会う二面性」なら、ちょうど一年くらい前に目の当たりにした。
生まれて間もない彼とか
悲劇のヒロインって結構安全地帯だ
たぶん誰もが一度は抱くシンデレラへの憧れは、自分の場合「いつか王子様が」という未来への期待ではなくて、子ども心の奥にひっそりと横たわる「虐げられたい」という欲求だった。
毎日って、とても怖い。
叱責とか否定とか、自惚れとか軽蔑とか、いつどこから飛んでくるのかわからない。せめて何か法則でもあればいいのに、いきなり見えない方向から飛んできて頭をブン殴られる。みんなそうなのかと思って隣を見てみれ
そもそもがデスクワークは解剖学的に無理ゲーなんだよ
子どもの時に探していた、いつも通りの外への出方。
夏休みの昼下がり、見慣れた住宅街で立ち漕ぎのまま迷子になって、少女アニメではじける心を午後四時に裏切られる日曜の特別感。
なぁんていつも通りのササブネ調で行くと思ったか!ふははははは!!
ササブネが忙しすぎた壊れた…と皆様が向けてくださる生暖かい視線もなんとなく予想できますが、大丈夫です、壊れてませんよ。こっちもちゃんとササブネですよ。人
ラーメンにプリン入れようと思ったことないの
二十代半ばぐらいまでの遅刻は、だいたい自分と時間の操縦が甘かったり下手だったりするせいが多かったけど、この歳になって気付く遅刻は、その頃の自分のものさしじゃ解れなかった誰かの気持ちだったりする。
車を運転するようになって知ったのは、雪道がめちゃめちゃ滑るってこと。真冬の練習試合でよその中学校まで送ってくれる母を、友達の隣でのろいと詰った。そういう記憶に今が追いついて、しまってある場所でじんじ