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名津乃 綾【季節】

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季節を感じて書いた作品を 集めております 春夏秋冬…。
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2020年4月の記事一覧

間もなく5月だけど

間もなく5月だけど

明日で2020年も3分の1が終わる…

買ってもらった

新しいランドセルを

まだ使えない
新1年生の子供達

ピカピカのランドセルを使うこと無く

春は終わる…

遊技場の休業要請も仕方ないとは思うが

イライラが募りDVなど増えないかと危惧する

大型スーパーの入口に常に5、6枚

貼られていた各売り場の求人票も

全て消えていた

一気に失業率も高まり

国全体が殺伐として犯罪も増えてきて

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stayhome

stayhome

青々と輝いて

風に吹かれ揺れる木々を

窓ごしに見ながら

チョコでも食べて
お茶にしましょう

その後は
読書でもしましょう

西陽が眩しくなってきたら
ご飯を作りましょう

美味しく食べたら
片付けをして
お風呂に入って

フカフカのお布団へ…

これもきっと

素敵な1日…

初春には…

初春には…

新たな年を

祝った

正月には

想像さえしなかった

言葉を無くす

暗い春

こと座流星群

こと座流星群

花見もされず

花弁を散らした

葉桜の向こうに覗く

4月の夜空に こと座流星群

春の夢

春の夢


目覚めても
霞がかかったように
思考は
ぼんやりと

思い出すのは

昨夜見た夢…

優しく吹く風に
ピンクの花弁が舞い
どこまでも続く桜並木を
誰かと手を繋ぎ
楽しげに
歩いていた

どこか
不思議と懐かしい
その
夢の余韻を
噛みしめ
味わいながら
睡魔に誘われ
また
甘い

夢の中へと…

桜化粧

桜化粧

桜の花弁を散らす
卯月の風…

湯上り
火照った唇に
薄く紅をひき
春の夜に
出かければ
花吹雪が
音も無く
舞い踊り
艶々と結い上げた
髪にも降りそそぐ
貴方が待つ場所へと
急ぐ足を止め
髪についた花弁を
取ろうとしつつ
ふと
空を見上げれば

桜の間から
ほの白く輝く

朧月…

桜舞う思い出

桜舞う思い出

君と出かけたのは
何年前だっただろう

少し風が強い
桜が満開の頃…
バス停で
太陽のように
微笑む君に
ハラハラと
桜が舞って
私も
笑顔を返した
君のあまりの
愛らしさ美しさに…

鮮明に永遠に
忘れない
桜舞う中で
花のように
優しく微笑む
あの日の
大好きな君の笑顔を