〔A=BでB=CならA=C〕は現実世界ではどうなのか?
前回の続きです。
〔A=B、B=CならA=Cである〕という話は机上では間違い無いというお話をしました。
現実世界では〔A=大体BだけどたまにDの時もある〕という事がままある。
むしろある事象同士が必ずイコールになるケースは少ないのでは無いかと思います。
ですが、私を含め、発達傾向がある人には常にA=Bでなければ気が済まない。そうでなければ不安になってしまうと言う人もいます。
この認識の違いによって、周りからは「あいつは柔軟な思考のないやつだ」と思われる事になりがちです。
そもそもAについての定義がその時々によって変わる。
これも現実世界では良くある話です。
ロジカルシンキングを展開する前段が変わってしまうのです。
これも、発達傾向のある人との誤解を生む原因だと思います。
論理のスタート地点、前提条件の認識を揃える。
これが重要だと思っています。
論理展開の発射台の角度は感情である事も多い。
例えばSNSである投稿を見た時、自分がその人のファンであれば好意的な解釈になる事は多いのではないでしょうか。
逆に苦手な相手の投稿を見ると、どうしても穿った見方で見てしまう事など、少なくないと思います。
それは、論理展開の前に感情が先行し、論理の方向性を決めてしまうからです。
(もちろん限度は有りますので、いくらファンであっても好意的に捉えられない意見もあるでしょうが、、)
こう言った事は発達傾向に限らず、誰しも持っているものです。
ですが、この発射台の角度のズレによって、論理展開された先が大きく変わる事もあります。
マネージャーとしてこれをどう捉えるか。
まずは前提条件とゴールを決める事が重要だと思います。
そして、そこまでの展開にズレが出たとしても、それを受容する事、受容させる事が大事になってくると思います。
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