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〔感情の問題地図〕から見る、感情との付き合い方。

この本、発達傾向にある人には凄くお勧めです。

今日は最近読んだ本のご紹介をしたいと思います。

発達傾向と感情について

私自身もそうですが、発達傾向を持っている人は、感情のコントロールが苦手な人が多くいます。

また、コントロールする前段で、その時自分がどんな感情を持っているのかという認知が苦手な人も多くいます。

この感情の取り扱いがなかなか難しく、例えばイライラしている時にイライラを抑える事はできないですし、一度落ち込んでしまうとそこからなかなか抜け出せなくなる事があります。

感情は悪くない

この本では、感情そのものに対して肯定的に表現されています。

例えば怒りっぽい自分について、怒りっぽい自分でいる事を悪い事だと書いている訳ではなく、怒るという感情をどう〔表現〕するかという点にフォーカスを当てています。

感情そのものは人間が生存する為に必要なものであり、それを否定するのは非常に難しく、健全な事ではない。

確かにその通りだと思わされます。

本自体が読みやすい

過去に何度かこの〔〇〇の問題地図〕シリーズの本をご紹介した事があります。

この問題地図シリーズの特徴として、読みやすく分かりやすいというものがあります。

・各所にイラストが挿入されて(私自身はイラストは苦手ですが一般的にはお勧め)

・思わず「あ~それ分かる!」と言わせるエピソードがあり。

・難しい専門用語がほとんど出てこない

こういった点が読みやすいポイントなのかなと思います。

感情の自己認知

本書の中では、自分の感情を言語化するような内容もあります。

この、自分の感情を言語化するという事は、いわゆる自己認知(メタ認知と言う人が多いです)と呼ばれるもので、発達傾向のある人には非常に重要なものになります。

発達傾向の特徴として、様々な事に対する認知機能が弱い、もしくはズレるという点があります。

それは自分自身についてもそうですし、自分の持っている感情に対しても同じ事が言えます。

この自己認知を進める事は、自分自身のメンタルを安定させる事に繋がります。

もし感情的な部下や、感情に振り回される部下がいたら

私は迷わずこの本を勧めます。それぐらい良書です。

この本は決して発達障害当事者向けに書かれているものではなく、広く様々な人にとって有効な1冊です。

ぜひ一度ご覧ください。


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