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「問い」を学びたい人におすすめの本【厳選10選!!】

この記事にたどり着いた方は、何かしら「問い」について関心がある方だと思います。そこで、今回はタイトルにあるように、「問い」をテーマにした本を10冊紹介していければと考えています。

はじめに

そもそも、なぜこんなにも「問い」が注目されているのでしょうか。

イギリス・ロンドン出身の推理作家であるギルバート・キース・チェスタートン(1874~1936)は、『ブラウン神父の醜聞』にて次の言葉を残しています。

「解決策がわからないのではない。問題がわかっていないのだ。」

この言葉からは、解決策を導くためには、むしろ問題設定が重要だということがわかるかと思います。しかし、どのように問題設定、すなわち「問い」を設計すれば良いかということが疑問に浮かびますよね。

本記事を読むと、そんな疑問に答えてくれる本が見つかるかと思います!!

それでは早速見ていきましょう~

①問いがインターネットの次に来る?~問いの重要性を知りたいあなたへ~★3

◆『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』
IT領域で「今よりもテクノロジーが進歩すると、世界ってどんな変化が起きるの?」を多角的に洞察した1冊。この本の11章Questioningでは、インターネットの次に来るものの1つに「問い」が言及されています。興味深いですよね。なぜ、インターネットの次に「問い」がくるのか、問いの重要性について知りたい方におすすめです。

②問いとは何か?~創造性を育むファシリテーターをめざすあなたへ~★4

◆『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』
「問いと質問の違いを考えたことがありますか?」
一瞬、何だろうと考えた方におすすめの本。
「問い」の基本性質を分析し、実践においてどのように「問い」を活かすかが分かる1冊となっています。この本を読んで、オンライン会でのアイスブレイクを考えてみるのも面白いのかなと思います。

③問いを研究で活かすためには?~オックスフォード大学教授から大学生・大学院生のあなたへ~★5

◆『知的複眼思考法 誰でも持っている想像力のスイッチ』
全編にわたって、「自分の頭で多角的に物事を考えるための思考法とは何か?」をまとめた本。多角的に考える上で必要な「問いの立てかた」「展開のしかた」について「もっと早くこの本に出会いたかったぁ~」と思えるくらいおすすめです。本当に。切実に。

④問いで答えが変わる?~問いかけの着想を知りたいあなたへ~★4

◆『Q思考ーシンプルな問いで本質をつかむ思考法』
「問い」に関する教育やビジネスの基本から応用まで事例もりもりの1冊。大食い選手が食べる10kgのカツ丼くらい盛ってあります。「問い」について学ぶ際に一番最初に読むと、情報の波にのまれてしまうかもしれません。他の「問い」の本を読んでから読むと「そういうことか~(にやにや)」となれるかと思います。

⑤問いが答えって何だそれ?~問いを生み出す環境・場づくりを模索するあなたへ~★3

◆『問いこそが答えだ!~正しく問う力が仕事と人生の視界を開く~』
他の本と同様に「問いとは何か?」を分析しつつも、「問いを生む環境とは何だろうか?」といった点について言及している点がユニークな本。分厚い本ですが、基本的なところを他の本で補っておくと、読みやすいかと思います。職場などで、部下や上司から問いを引き出すには、どうすれば良いかと考えている人におすすめです。

⑥問い続ける意味ってなんだ?~問いの深淵を探求したいあなたへ~★5

◆問い続ける力
「問い続けることは、なんて奥が深いのだろう」と思わせてくれる本。石川氏と9人の異色の方々との対談から、「問い」への姿勢についてヒントが得られるかと思います。全体を通して読みやすく、問いに対する入門書としてもおすすめです。

⑦問いで自分を認識するとは?~自分を見つめ直したいあなたへ~★5

◆『insight(インサイト)-いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』
「自己認識力とは何か?」「なぜ自己認識が重要なのか?」をまとめつつ、その習得方法がわかる本。普段から内省に取り組んでいる方にこそ、この本をおすすめしたいです。

※自己認識力は、スタンフォード大学ビジネススクールの75人の評議会メンバーたちが、「リーダーが開発すべき最も重要な能力は?」という質問に対して満場一致で出た能力でもあります。(一般社団法人 マインドフルリーダーシップインスティテュートより引用)

⑧人生における問いかけとは?~問いから人生を見つめ直したいあなたへ~★4

◆『スタンフォード式 人生デザイン講座』
就活、転職、結婚など人生の転機に読みたい1冊。「自分の人生をどうデザインするか?」デザイン思考に基づいたプロセスをもとに、自分の人生を見つめ直すことができるのではないかと思います。この講座は世界の100の大学でも採用されており、実際にこの講座を受けたことで「進路選択に関する自己効力感」が高まったことが研究からもわかっているとのことでした。(本文より)

⑨問いをどう生かすか?~実践的な問いの修正技術を知りたいあなたへ~★3

◆『フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略』
とにかく「フルライフ(充実した人生)とは何か」を哲学している本。
ちなみに、「フルライフとは何か?」わかりますか?
著者である石川氏がこの問いに対してどう考えたのか、その思考過程から問いの修正技術を学べると思います。またサブタイトルにあるように、フルライフに向けた時間の使い方で、新しく考えるポイントが見つかるかもしれません。

⑩良い質問とは何か?~他者への問いかけ、コーチングを学ぶあなたへ~★3

『「良い質問」をする技術』
エグゼクティブの方へのコーチングを主にされているコーチ・エィの元取締役の方が書いた本になります。「良い質問とは何か?」「質問する際に何を意識しているのか」について記されています。質問の基本に立ち返って、自身の質問を検証する意味で読んでみると、何か発見があるかもしれません。

編集後記
この記事では哲学書ではなく、実用書ベースに選んでみました。「問い」の本の面白さは、自分の頭で考える練習にもなるところなのかなと思っています。僕自身、何かを問うたびに発見があり、日々「問い」の魅力を感じています。

最後に、この他におすすめの「問い」関連の本がありましたら、ご紹介いただければ嬉しいです~~

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