Akaguma_sg

カメラや鉄道など趣味のことを時々書いてます。

Akaguma_sg

カメラや鉄道など趣味のことを時々書いてます。

最近の記事

自分にとっての「メートル原器」nFD50mmf1.4

自分のカメラ趣味は中学2年生の時、借り物のペンタックスSP(それと55mm、85mmのレンズ)で始まった。 ともかくわけがわからないけれどピントを合わせて、開放ではない測光方式で露出を決めて撮る、ということが嬉しかった。 借り物のペンタックスは中学卒業時に返却することになり、高校進学で買ってもらったのがキヤノンAー1とこの標準レンズと歪みが恐ろしく激しかった70−150のズームの3点セットだった。 予算的にズームを諦めれば旧型Fー1の最後の新品が買えたのだが、当時の自分はカメ

    • 国鉄の特急電車

      クリームと赤のツートン 特急電車と言われてクリームと赤のツートンカラーを思う人は、どのくらいいるだろうか?還暦少し前の自分は、まさにそういう年代である。 国鉄の特急こだまに始まるカラーリングは、国鉄分割民営化から30余年が過ぎて、ほぼ淘汰された。 岡山と出雲市を結ぶ特急やくもは国鉄としては比較的新しく作られた381系という電車が塗装を変更して使われているのだがそれも4月から順次引退。 ただ引退前に一編成にクリームと赤の復刻塗装(国鉄特急色)が行われている。(Japanese

      • AiED180mmF2.8 明るい望遠レンズ

        このレンズは元々は結婚前に妻にプレゼントしたものだった。 当時、私はキヤノンユーザーでnFD80ー200F4Lをメインに使っていた。一方でF3ユーザーの妻は望遠側のレンズが薄かったので、確か数寄屋橋のニコンハウスで購入した。 しかし今は望遠となると妻はAFAi80~400かtamron150-600、さらに妻はメイン機がD500なので24~105でもそれなりの望遠となりMFのこのレンズはあまり使っていない。それで最近は専ら自分が使ってしまっている。 23年11月、フィンランド

        • Nikon Z6 vs Nikon D800E

          令和6年は始まって2日間で、巨大な災害と大規模な航空機事故が起きるという、波乱の幕開けになってしまった。といっても自然に新年は関係ないので関係はないのだけど。 そんな大変な年の始まりとなってしまったが、直接被害を受けていない自分は、災害の状況は頭におきながらも、平常に暮らしていこうと思っている。 今年一つ目のnoteは所有する二台のカメラの比較から。 登場時期も違うし位置付けも違う2台だが、我が家にあるフルサイズデジタルカメラはこの2台のみ。 Z6が軽量コンパクトなので圧

        自分にとっての「メートル原器」nFD50mmf1.4

          改めてZ20mmF1.8について

          もしかしたら今年最後になるかもしれないnoteの投稿は前に一度書いたZ20mmF1.8のこと。 勤続30年で取得できた休暇を使って、ヘルシンキ、タリンを旅してきた。(乗り継ぎの関係で最後にイスタンブールにも一泊) 妻の趣味であるフィギュアスケートのグランプリシリーズの第5戦フィンランドエスポー大会を観戦することもあり急遽購入したタムロンの70−300の他にZ24-70 、Fマウントの50mmF2、それとこのZ20mmを持っていった。 タリンの街歩きの時は20mmを使うかな、と

          改めてZ20mmF1.8について

          急遽購入したTamron 70-300mmZマウント

          生まれて初めてのフィギュアスケート撮影 実はこのレンズ、登場した時に行われたタムロン体験会に当選して試用していた。軽量コンパクトで写りも及第点。 なぜ購入していなかったかというとコシナの85mmとAiED180mm、150-600G2である程度カバーできていたから。 それが初めて海外でフィギュアスケートを観戦することになり、海外だと撮影できる、ということでカメラを考えた。当初Z6に180mmでと考えていたが、MFで撮るというのは妻から「おもしろ撮影するのならやめとけ」と言わ

          急遽購入したTamron 70-300mmZマウント

          カメラの距離基準マーク

          もう40年ぐらいカメラを使ってきているが、実用としては一度も使ったことがない距離基準マーク。 なんだか気になったので、防湿庫からカメラを出して眺めてみた。 距離基準マークとは 基本的にはフィルム面・センサー面の場所を表しているマーク。まるに直線の組み合わせ。最短撮影距離などもここが基準となるらしい。それ以上のことは何も考えていなかった。 ミラーレスカメラの場合 まずはNikon Z6の距離基準マーク。実は気になったのはなんだか違和感を覚えたので。随分前にないかと。

          カメラの距離基準マーク

          Nikonのカメラ

          最初はついに発表されたNikon Zfを短時間ながら触って来たので、それについて書こうかと思っていたのだけれど、いろんな人がすでにレポートされているので、ちょっと違った角度から。 見た目RX-78 でもサイコフレーム搭載(謎 Zfについては見た目と中身の乖離が大きい。 フィルムカメラのような外観で手にすると無意識に指が巻き上げレバーを探してしまう。しかし中身は画素数以外は上位機種をうっちゃるぐらいの高性能。 自分が一番気になったのはフォーカスポイントを中心に手ぶれ補正が行

          Nikonのカメラ

          四国の鉄道のこと

          先日、出張で徳島と高知の県境あたりまで行くことがあった。一応、会社の所属部署は「海外」がついているのだけど色々あって国内出張へ。 四国は高校生の頃、周遊券で乗ったことがあったのだけど40年前。 その後も高松や坂出には仕事で行ったけれどそれ以外は40年ぶり。 気になってことをいくつか。 DMV デュアルモードビークル その40年前には国鉄牟岐線は海部まで開通していた。そして第3セクター阿佐海岸鉄道が甲浦まで開通していたのだが、一部JR牟岐線も移管の上、DMV、デュアルモード

          四国の鉄道のこと

          ニコンの105mm(Ai改)

          古いニッコールレンズの中でお気に入りのレンズその2として105mmF2.5について少し書いてみたい。 由緒正しい(謎)中古レンズ このレンズはある意味由緒正しい中古レンズの買い方で手元にやってきた。今は新橋に移った中古カメラ屋さんが原宿竹下通りにあった時に、このレンズに出会った。 当時は50mmF2の魅力でモノクロはニコン!、みたいな状態だった。その時の手持ちは50mmF2の他はAi改造24mmだけだった。 電車を撮るには望遠が欲しくて、となって購入したのがこのレンズだっ

          ニコンの105mm(Ai改)

          ニコンの非Ai 50mm F2

          少し前にRicoh GXRのマウントユニットと一緒に紛失してしまった非Aiの 50mm F2レンズ。 このレンズは本当に好きな描写のレンズだった。 「実物ファンよ 君の写真は下手だ」 「とれいん」という模型雑誌の実物写真特集がきっかけだった。 「実物ファンよ 君の写真は下手だ」というちょっと刺激的なタイトルの特集だったのだが、その中でニコンの非Ai時代の50mmのベストはF1.4ではなくF2であると書かれていた。 へーっと思っていたところ新宿のミヤマ商会まで5000円ぐら

          ニコンの非Ai 50mm F2

          写真のトーンについて

          高校生のころ、アルバイトもさせてもらい色々お世話になっていた写真屋さんでネガをプリントしてもらう時、もっと濃く暗めに、とお願いして「なぜか鉄道ファンは暗い画が好きだ」と笑われたのを覚えている。 今でもカラープリントをアナログで仕上げてくれる貴重なお店である、フォートウエノの店長のお言葉だった。 コダクロームの色 コダクロームを初めて使ったのも、実はフォートウエノさんで、期限切れの24枚撮りをいただいたのが初めてだった。 何もわからずにISO64って初めてだと思いながら撮っ

          写真のトーンについて

          カメラのファインダーについて

          ファインダーについて何か語るとすればまずライカM3について触れる必要がある。 幸せのファインダー ライカM3 こういう見出しをつけると宗教じみてしまうが、こうとしか表現できない。ファインダーが現実よりも美しい。一体どういうカラクリなのか分からないが若い頃の自分は言葉を失った。 以前に田中長徳氏のそういう趣旨の言説に触れていたが「そこまでのことはあるまい」と思っていた。しかし実際に覗くとそれはあっさりと粉砕された。 そういう経験があったので「倍率1倍」を謳った安原一式を購入

          カメラのファインダーについて

          友人のマーチのこと

          先日、鹿児島の友人を訪問し、一緒に人吉・三角を回ってきた。その目的の一つが友人所有のマーチの魂胆を確かめてこようというものだった。 どんな個体か ベースは一部趣味人の間で人気のあるマーチ12SR。こういう書き始めだと、どんなチューンナップがなされているのだろうか、と期待されるかもしれないが、それは半分正しく半分が想定外となるかと思う。 元々中古車として友人が入手した時はジムカーナ用に改造されていたとのこと。パワーユニット関係はその状況のまま。タコ足とかそれっぽいエアフィル

          友人のマーチのこと

          20mmレンズのこと

          レンズ購入まで 先日、色々悩んだ末にニコンのZマウントで20mmレンズを購入した。 元々、キットの24-70F4以外はFマウントアダプター装着で撮影していたのだけどマウント口径の大きさとかフィルム(じゃなくて素子)面と後玉の距離などのメリットを考えZマウントを増備したいなと。 当初の候補は次の3本。 ①タムロン70-300 一番多用する望遠域。現在は85mm、180mmの単体と150-600mmズーム。 敢えて明るさにふらず軽量コンパクト。リーズナブルな価格も魅力。でも出て

          20mmレンズのこと

          3月11日のこと

          妻が羽生結弦選手のファンで、3月11日のアイスショーチケットが入手できたので、(ショーには行けないが)同行するということで、クルマで宮城県へ。 羽生結弦選手の写真・ポスター展やホームリンクを見て、利府町にあるショーの会場に妻を下ろした。  そして向かったのは陸前浜田駅。ここには学生時代最後の夏休みにやってきたことがあった。  就職が決まった1989年夏、本当にその就職先で良いか悩んでいた。青春18きっぷを手に、あてもなく北へ向かう。夜に仙台に着くと七夕祭り最終日。街をぶらつ

          3月11日のこと