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医療の未来予想図

あなたは10年後、20年後、自分の未来がどうなっていると思いますか?

今の自分の生活に満足していますか?

今の医療についてご存知ですか?

財務省のHPより

2021年度予算の国の一般会計歳出106.6兆円は、主に、①社会保障、②国債費、③地方交付税交付金等に使われており、これらで約3/4を占めています。


 これを聞いてあなたはどう思いますか?

国の国債(つまり借金)は1,200兆円。

社会保障は、年金、医療、介護、子ども・子育てなどの分野に分けられ、国の一般会計歳出の約1/3を占める最大の支出項目となっています。


社会保障制度の基本は保険料による支え合いですが、保険料のみでは負担が現役世代に集中してしまうため、税金や借金も充てています。


このうちの多くは借金に頼っており、私たちの子や孫の世代に負担を先送りしている状況です

そして、この社会保障の3分の1が医療です。

皆さんが、クリニックに行ったり、薬をもらったり、入院したりする費用ですが、皆保険制度で、全額支払うことはないと思います。

その支払わない部分を社会保障で補っています。


※財務省HPより

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これに対する国の政策として以下があげられます。


少子高齢化や財源の不足といった状況に対応した社会保障とするため、現在、「社会保障と税の一体改革」を行っています。
消費税率引上げによる増収分は全て社会保障に充て、待機児童の解消や幼児教育・保育の無償化など子育て世代のためにも充当し、「全世代型」の社会保障に転換します。


諸外国と比較すると、日本は、社会保障支出(国民の受益)に比べて、国民負担率(税・社会保険料等の負担)は低いのが現状です。
高齢化に伴う社会保障の給付の増加と国民の負担の関係について、引き続き、国民全体で議論していく必要があります。

これを見て、うまく言っているように感じますが

つまりは、私たちに負担を強いるということです。

ここで、一つ問題が生まれます。

結局私たちが受ける恩恵に対して、もっと持続的にお金を出せよということですが

上記の表を見てもわかるように、実際金を払っている人たちはほとんど恩恵は受けていないのが現状です。


医療費は、社会保障の約3分の1をしめます。


現在の医療費はほとんどが高齢者で使用されています。また医療費に関しても、高齢になればなるほど、薬をのむ人は増えるし、入院期間は長引き今後増加します。

内服くらいと思う方もおられるかもしれませんが、1錠千円以上する内服はザラにあります。内服の種類が、1日10種類以上の方も少なくありません。

また歳を取れば、多くの疾患を抱え、治療をしようと思えばいくらでも治療するところが出てきます。

最近は自立している方であれば、80、90歳代の方でもペースメーカーを入れますが、ペースメーカーを植え込むだけで、200〜300万円かかります。

しかし高額療養費制度を使えば、10〜20万円、高齢者になれば2万円程度で治療が可能となります。

この個人が支払っていない分を、私たち国民が支払っています。


もちろん、本当に必要な方にとってはとても喜ばしいことです。

しかし、認知症が進み、ここがどこだかわからない人も家族が希望すれば治療は適応されることがあります。

しかし高齢であれば、入院で筋肉量が落ちて以前より動けなくなったり、認知症が進み徘徊などで、自宅では見れないと療養型の病院や施設に入る高齢者の方も多くおられます。

もちろん、大切なおばあちゃんおじいちゃんは、長生きして欲しいですね。

もちろん治療をして、一緒に仲良く暮らしていけるなら理想です。

しかし、現実は理想だけでは解決できないことばかりです。

長く生きれるならそれでいい。

本当にそうでしょうか。

実際に高齢の方で手術をされる方も、どんな手術をするかわからないまま(説明はしていますが、忘れてしまう現状)、家族が言うからと渋々受ける方

長期入院で、もう自宅に帰りたいと、興奮されたり泣かれる方

本当のその方が望んだことだろうかと思います。

医療の現場で働いていると、本当に長生きすることが、幸せなのか疑問に思ってしまいます。



治療を決めるのは、医者だけでもなければ、患者・家族だけでもない。

それは「お医者さんが言うなら」、「家族さんが言うなら」で人任せではなく

お互いに話し合い、納得して、初めて治療を決めたことになると思います。

どちらかが、おまかせになってはいけないような気がします。


しかし、それを行うには、とても大きな壁があります。

それは、私たち国民の知識が不足していることです。

または、認知機能が低下している場合、十分にメリットとデメリットが伝わらないことがあります。

若い患者さんなら、何回も説明を行えば、ある程度理解可能かもしれません。

しかし、自分の身体から治療の知識、現在の医療について知識を持たなければ、本当の意味での選択はできないのが現状です。


なぜなら、言葉を知らないのに、外国で目的地にいくようなもので

料理を作ったことがない人が、いきなり肉じゃがを作れといわれるようなもの。

それは、教える側も頑張るが、ある程度知識がない人に対して完璧に教えるには限界がある。

そのため、案内は一緒について行ったり

料理は切るところはやってもらって、味付けはやってあげる

完結はするのだが、大事なところは人任せであることをお気づきだろうか。

大事なところを人任せにしていたら、

道を間違えられても、自分の好きな味じゃなくても、文句は言えない。

でも自分が言葉を理解できれば、その間違いにきづけたかもしれないし

料亭の味ではないかもしれないけど、自分の好きな味の料理がつくれたかもしれない。

ある程度知識がなければ、自分の満足のいく選択などできないように思う。

これを国に置き換えた場合、はいはい税金を払えば上手くいくのね、ではないと思います。

私は国の借金は、払う方に重きを置くのではなく、今後増える借金をどう減らすか考える必要があると思います。

しかし、国は返済する方に重点を置き、減らす方の政策はとても弱いのです。

しかし、日本の政治は上記の方法でいくでしょう。

もし今後も日本で暮らしたいのでしたら、政治ばかりに頼るだけでなく一人一人が知識を身につけ、選択する力を身につけないと、国が破産しても全ては自分に降りかかってくるのです。

少しでも知識を持って、自分たちを守りましょう。



私が思う医療の未来予想(理想)は

国民の義務教育の中に医療が取り入れられることです。

なぜ人は外国語を学ぶのに、自分の体のことを学ばない?

なぜ人は、歴史を学ぶのに今の医療の現場について学ばない?

とても不思議です。

私たち一人一人が、自分の体や医療について知識があれば、健康意識だって高まるし、選択する力もつく、それに医療者を志す人は自然に増えて一石三鳥だと思う。

今の政治では、日本は崩壊してしまう可能性があると思う。

それは大切なところを伝えてはいないと思うし、大きな変革もなければ、政治の思惑すら簡単に見抜かれるような政治家が目立つためです。しかし、懸命に働かれている方もいる。

本当の意味で、国の問題に気づき、動かす力のある国になって欲しいものです。

今後も私が諸外国と比べて学んだことを発信していきたいと思います。

皆さんも、看護師の戯言と思わず一緒に考えてもらえたら嬉しいです。


前回、今回と続き少し、シリアスな話でしたが、闇をみて光が見えると思います。

自分で選択し自分らしい人生を歩めますように。

この現状を知り、あなたはどうしますか?


次回は少し、ヘルシーお菓子レシピなどライトな話をして行けたらと思います!

Heart nurse♡















見てくださり、ありがとうございます♡これからもあなたが楽しく、健康的な人生を送れるよう、お手伝いができたらと思います! これからも面白い物語の提供や企画をする予定です!サポート貰えたら嬉しいです^_^