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おせっかい恐竜のはなし1🦖
今日君は恐竜みたいな色の服を着て私を慰めにきた。
「akane*さん、まずは光に当たって美味しいものを食べんと」
恐竜はそういうと、すぐにパジャマ姿の私をベランダへと連れ出し、光と煙草の煙を浴びせた。
***
いつのまにか室内に焼きそばの匂いが充満していた(私の大好物の焼きそばができていた)。
贅沢にもソース焼きそばと塩焼きそばの食べ比べだった。
私がどちらも「美味しい!」しか言わないので、恐
おせっかい恐竜のはなし2🦖
「ショートカットにするなら痩せなきゃね」
君が何を言えるんだという格好で、恐竜は言った。
そもそも私はショートカットにするとは言ってないし、痩せなきゃとも思っていない。
恐竜の知り合いから「akane*さんはふくよかになった」と陰口を叩かれているらしいが、気にするまい。
そもそも女の子にいい歳して「ふくよかになった」と言う男性も、それをわざわざ本人に伝える恐竜も大した男ではない。
君はよくキュート
おせっかい恐竜と料理の話🦖🥘
恐竜に、ホワイトソースから自作でシチューを作ってもらった。
私は料理ができないので、料理男子が大好きである。
ちなみに私の妹達も例外なく料理下手なので(きっと親の教育が悪かったのだろう)、3姉妹とも料理男子を捕まえている。
この姉妹は自分にできないことがあっても、それができる男性と付き合うのが上手なのだ。
「お米、かたいほうがいいね」
恐竜が唐突に言った。
彼が作った絶品のシチューを口にしながら
2月の彼を気ままに切り取る
2/14
バレンタインのチョコを当日渡したのに私の家に置いて帰った。
2/18
「あかねさんは偏食だと思う。だから僕がいろんな料理を作ってあげたいと思う」と発言。
2/19
はじめて「この休みは一緒に過ごせるの?」とおねだりするようなことを言われた。
かわいくて髪をわしゃわしゃした。
2/21
思い出のコンビニで深夜にシュークリームを買い、帰りながら頬張る彼を見た。
私は相変わらず星を見上げ