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アパレル業界で私が知ってること(取引先編)1:GMSの買取は買取だと考えたら痛い目にしか合わない
アパレル業界って、なんだかんだといろいろな取引形態がありまして、場合によっては組み合わせたりイレギュラー的な対応をしたりとかって事も多いんですが、概ね得意先の業種によってある程度基本のルールは決まってくる事が多いです。
大雑把に言えば百貨店との取引は基本的に在庫ロスをメーカー側というかアパレル事業者が持つ場合が大半で、手法として「返品特約付き買取」(まあアパレル企業では「委託」と呼ぶ事がおお
アパレル業界で私が知ってること 閑話続き:ノード&リンク法
いやー、なんか個人的なメソッドにカタカナの名前を付けちゃったりしたら「それらしい感」が出ちゃいますね。ぶっちゃけそれらしい感とかってタイプじゃないのでちょっと違和感ありありです。
でも、この思考法というかフレームワーク的ななにかって、なんか応用利きそうといいますか、きちんと研究して事例を増やして検算しておけば、わりかし汎用的に使えるんじゃないかなって思ってまして。
まあ、当時の私って本当に
アパレル業界で私が知ってること 閑話:BPR的なお話
ぶっちゃけ存在を忘れがちになっていたりしましたので、ちょっと思い出したように(というか思い出したのですが)書いてみたりなんかして。いや定期的に更新しろよって話なんですが、外的な圧力がないっていうか、良いように言えば自分のペースで書けるってのは魅力なんですが、逆に言えば私のペースなんざあってないようなものなので、なんかついつい放置したりしがちになってたり。
まあ自覚している欠点なんですが、自分の
アパレル業界で私が知ってること(総論)要するに何やってきたかってのを時系列的に整理してみる。
実は総論てのとはちょっとというかかなり違うんですけど、まあ要するに何がどうなったら私みたいなのになっちゃったかっていうのを一度整理しておきたいなーって思ったわけです。
1992年4月に某ベビー子供アパレルに入社いたしまして、最初は京阪神の百貨店担当補助だったわけです。
まあ、自慢じゃないですが本当に出来が悪い子でして、唯一の優位性が「販売力だけはなぜかある」っていう、そもそも営業には必須で
ラノベからビジネスを語ろう 3:賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求~愛弟子サヨナのわくわく冒険ランド~ しょーもないと思っていても活用できる事は山ほどある
さて、電撃文庫から発売されました「賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求~愛弟子サヨナのわくわく冒険ランド~」という本がございまして。ぶっちゃけ「ヒドイ」作品です。どう「ヒドイ」かって言うと、裏表紙ではヒロインが「本書をお買い上げいただいた皆さんに深くお詫び申し上げます」とおっしゃっておりますし、煽り文のスタートは「ところでコレ、本当に出版するの?」です。
一応言っておきますが、文章とか
ラノベからビジネスを語ろう~Intro~
濫読家な私なんですが、小説とか漫画とかアニメとか、っていうかアニメは読書じゃねーですけど、要するに読書っていうのは何を読んでもそれなりに勉強になるものだよなーって思ったりします。
特に小説とかは人間の心理とかそういうのを書いている事が多いわけですし、ラノベなんかはチームワークの話になってたりとかもします。
「かいぜん!~異世界コンサル奮闘記~」のような、ダイレクトにコンサルティングな物語
ラノベからビジネスを語ろう 1:響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(武田綾乃 宝島社文庫) 空気を読まないという空気の作り方。
※中身について違う視点から考察しようって話ですので、当たり前にネタバレ含みます。ネタバレとか嫌な方は読了後にどうぞ。一応書いておきますが続刊のネタバレはさせません。
『響け!ユーフォニアム』は、TVアニメにもなったり、映画になったりと有名どころの作品ですから、まあご存じの方も比較的多いかと思います。吹奏楽部ですから、組織運営とかそういう話になりそうですね。あとは社員教育とかモチベーションと
アパレル業界で私が知ってること(SCM篇3):売れた店に送るっていう考え方は実は間違いなんだよってお話。
一応SCM構造の後半といいますか、会社から店舗へ、まあ当然その先にはお客様がいるわけですが、こっちの流れだけを取り出すのって本当は良くないというか、前半の仕入れまでの段階で起きた諸問題をここで一旦調整するみたいな感じの事を行うってのがありまして。まあ倉庫物流的な話になるんですけど、倉庫物流の話は書けばキリがなくなるってのがありまして。笑。
ざっくり言えば、遅れて入荷したり検査で引っかかったり
フレームワークで遊ぼう 1:マッキンゼーの7S
ビジネスの世界とかで思考法やら分析やらをするときの枠組みの事をなぜかよくわかりませんがフレームワークって総称してたりします。
ただ、フレームワークって総称していますが、実際のところ、メソッド的なものやら概念的なものやら、単なる経験則だったり考え方だったり、まあ言っちゃえば多種多様かつ整理整頓されていないというか、一事で言えば散らかってる感じです。笑。
とは言うものの、フレームワーク各々は、
アパレル業界で私が知ってること(SCM篇2):QRはSCMとしてどうなんだという話
まあ前回でSCMたってなー、みたいな話をしましたけど、でもSCMを前提としたっていうか、まあ要するにQR(クイックレスポンス)してるメーカーとかあるじゃん?みたいな疑問って言うか普通のSCMなお話が出てくるかとは思ってたりします。私だって実際QRとかしてましたし。
そもそもサプライチェーンマネジメントってのは、大雑把に言えば生産から販売までの期間での利益やら在庫やらなんやらの全体最適化の話で
アパレル業界で私が知ってること(SCM篇1):サプライチェーンっていってもさ…
ご無沙汰しております。なんかバタバタしてるとこういうのってついつい放置しちゃいます。悪い癖だと思うんですけどね。まあこのあたりはご勘弁を。今後はせめて月1にはなんか書きたいなと思ってはいますけど、ネタ的には減ってきています。っていうか今現在アパレルに関係してませんから基本的にアウトプットオンリーです。いずれネタは尽きますので、その時はその時ってお話で。涙。
さて、サプライチェーンマネジメント
アパレル企業が真っ当なやり方で売れ残りの廃棄を減らす方法のお話。
と題名を書いてみたもののですね、実のところ商品廃棄なんかしたらBS上の在庫額が減少しちゃいますから、ぶっちゃければ、廃棄させてもらえなかったんですよね、実は。というかわかってたから廃棄しない方法を考えてたわけですけど。
このあたりはお金がない企業の哀しさでありまして、個人的には「それを捨てるなんてとんでもない!」でしかなかったりしたわけです。
ですので、世の中的にアパレル企業が売れ残り商品
アパレルで原価「率」を最大にする方法のお話。
いやー。忙しいんですいろいろ。
いきなり言い訳から入るのもなんなんですが、実際のところ忙しいっていうか、頭使うご用事がありまして。いや別にnoteを書いちゃいけないわけでもなんでもないんですけど、なぜか自粛モードに突入していたりします。
まあこういうわけのわからないこだわりは日常茶飯事なので個人的にはあんまり気にしてません。気にしだしたらキリが無くなりますので。
とは言うものの、なん
アパレル業界で私が知ってること(予算管理篇3):計画に対して上振れしても下振れしても大変。苦笑。
いきなり極論からスタートしちゃいますが、計画は立てるのは所詮数字遊びでしかなくて、押さえるところさえ押さえておけば、まあ誰でもそれなりには作れます。当たり前ですねー。でもまあ押さえるとこ押さえ損ねる人も多かったり。苦笑。
この時に大事なのは、プロパーとマークダウンの販売比率と生産量とのバランスで、粗利予算を立てるときにここをちゃんと考えておけば少なくとも数字上はちゃんと実現可能な予算になります
アパレル業界で私が知ってること(予算管理篇2):ブランド単位は先行して予算構築してるのでつじつま合わせが大変。
さて、月別ブランド別店舗予算が出来上がるのって、期末か期初にたたき台がでそろいます。まあ考えりゃわかるんですけど、企画としてはこの段階で夏物生産に入ってたりするんですよね。春物なんか下手すりゃ店頭にあります。
ですから、月別ブランド別合計予算はもっと前の段階で組んでおく必要があります。でも、まあ至近になればなるほど精度が上がるのも事実ですし、出退店の情報とかもでてきますから、この段階で決める
アパレル業界で私が知ってること(予算管理篇1):予算は戦略を反映していないとわけがわからなくなる。
さて、いきなりトップ的な話になっちゃってあれなんですけど、全体の流れの中で予算管理ってのは重要に決まってますから、そろそろ真面目に書いておこうかとか思ってたりします。いや、正直ここは本当に無意味に苦労させられたところでして。いや無意味にっていうと語弊があるな。意味を持たせるように修正するのが大変だったっていうか、実現性の問題っていうか。
端的に言えば、理屈がわかっていないままに予算を組んだら必