人が植物を求め営み共生すること。人が移り変わり場所が姿を変えること。それはこの場所に限らず幾多の場所で、数え切れないほどに存在しているのだと思える。繰り返され、めぐり流れるものに末路はないのか。庭という限りある空間を見つめることは、私たちが暮らすそのそばに連綿と続く、植物と人の重なりを知ることだった。緑に触れながら目を瞑るとき、その境界線が混ざり合う。溶け入るような命の住処に私はいる。−− 片岡俊 写真集『Life Works』より===片岡 俊『Life Works』寄稿：藤原辰史「民の庭」装幀：名久井直子発行：赤々舎頁数：100頁判型：B5版変形（250×188mm）、上製本Title：Life WorksWorks：KATAOKA ShunPublisher：AKAAKADesign：NAKUI NaokoSize： 250×188mmPages：100pp.Date：2024Condition：New, 2024. Hard cover＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝[ Precautions before purchase ]If you do not see your country in the shipping cost column, please contact us before you purchase and we will check it for you.Also If you are purchasing more than one kind of book, please contact us in advance so we can suggest the correct shipping cost.inquiry@altmedium.jp＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

本作は、篠田が2016年に旧長野県信濃美術館の閉館に際した企画展に招聘されたことをきっかけに、その閉館から長野県立美術館の新設までを追い、映像と写真の両面から撮影を行ったものです。解体されゆく建築の姿を克明な像としてとどめ、ときに見過ごされがちな細部へと視線を注ぐその実践は、記録の遂行と共に記録を問うような営みでもあります。本書籍の構成は、読者が篠田のまなざしの位置に立ち、あたかもその過程を追体験するかのような、クロノロジカルなものになっています。またそのような時間の進行は、建築を取り囲む草木や空、そこに住まう鳥や虫の四季折々の姿と相まって、長野県信濃美術館をある土地に息づいていたひとつの存在として、読者に認識させる一助ともなり得るものです。なお、写真集末尾には作家本人によるテキストに加え、現在長野県立美術館で学芸員をつとめる松井正氏による寄稿文が収録されています。＝＝＝撮影・テキスト：篠田 優寄稿：松井正出版：喫水線協力：長野県立美術館（旧長野県信濃美術館）翻訳：パメラ・ミキ、髙島友希乃校閲：宇田川賢人 装丁：岡田和奈佳 印刷・製本：​八紘美術サイズ：200 × 290 mmページ数：184頁発行年：2024年4月11日 状態：ハードカバー、コデックス製本Title：Fragments of the place 2017-2019Works：SHINODA YuPublisher：kissuisenDesign：OKADA WanakaTranslation：Miki Pamera, TAKASHIMA YukinoProofreading：UDAGAWA KentoPrinted, Bookbinding：HAKKOU BIJYUTSUSize： 200 × 290 mmPages：184pp.Date：2024.4.11Condition：New, 2024. Hard cover, CodexISBN 978-4-9912632-2-4 C0072＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝[ Precautions before purchase ]If you do not see your country in the shipping cost column, please contact us before you purchase and we will check it for you.Also If you are purchasing more than one kind of book, please contact us in advance so we can suggest the correct shipping cost.inquiry@altmedium.jp＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝