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姫路の遺体なき殺人事件に関する考察 ~史上最長の裁判員裁判の裏で語られない事件の経緯~
温めていたネタというのはこれです。
この事件については、報道等で陳春根(中村春根)被告の第一審の審理期間が207日と裁判員史上最長(ちなみに史上2番目に長かったのは166日で共犯の上村隆被告)だったという点、そして二審終了時点で首謀者である陳被告が無期懲役となった一方、実行役のリーダーだった上村被告が死刑というねじれ現象となっている点は皆様もご存じでしょう。後者の点についてはTwitter上だ
懲りない凶悪犯(モンスター)はどこへ行く ~横浜バス運転手殺害事件・アクリフーズ居座り事件・東海大医学部附属八王子病院放火未遂事件~
今更ながら新年一発目がこの時期までずれ込むとは思ってもいませんでした。あけましておめでとうございます(激遅)。
昨年中も相変わらず物騒な事件が続きましたね。死刑が考えられそうな事件だと愛媛の電磁波男、千葉の連続殺人事件、それ以外でも東京都内で起きた電車内の殺人未遂……、上げればキリがないですね。コロナ禍の閉塞感が凶行へと駆り立てるのでしょうか。
ただ、なんだかんだ事件直後は注目されても裁判の
傍聴記録:伊豆沖覚せい剤1t密輸事件(被告:何進威)
無期懲役事案だけど中国で捕まった場合間違いなく死刑なので、これも立派な死刑ネタです。
11月にちょっと時間ができたので裁判所に行こうと思っていたところ、ちょうど伊豆沖1t密輸事件の何進威被告の初公判があるということで行ってきました。一応事件があった当時、1tは史上最多みたいな感じで報道されていたので少し気になってましたし。
ということで詳細をレポートしていきたいと思います。
注意事項1:他
完全版死刑囚執行予想
導入 オリンピックも終わりそろそろ死刑執行が近づいてきていますね。ということで、5月にやった執行予想を発展させて「死刑囚全員」で執行予想を作ってみました。
5月にやった「裁判員裁判で確定した死刑囚の執行予想」はこちら
https://note.com/altk117117/n/n00793a9c1687
条件には前回のものに加えて、次の3つを追加。
①各刑場で1日に執行可能な人数は2人(東京拘置