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記事一覧

静かにしろー

ざわつくのも無理はない 全校集会で、朝礼台に上がったのが ペンギンだったから 先月までいた保健の先生のかわりに来たみたい あまりにざわつくので 体育の男性教師が大声…

あまなす
15時間前
60

ふつうに暮らしたいだけなのに

ピンクのたい焼きが おそってくる 緑のたい焼きが 攻めてくる 白いたい焼きに 埋めつくされる ただ、ふつうのたい焼きが 食べたいだけなのに どこに行けば ふつうのたい…

あまなす
15時間前
45

季節は夜にやって来る

学校の近くにある、高い木々の生い茂った林 その林の中をかまわず進んでいくと 魔法つかいがやっているというランプ屋さんがある そのランプ屋さんは、学校が終わったころ…

あまなす
1日前
101

ぼくの役目さ

毎朝、電線にきちんと整列して すずめが、歌を、歌う そうやって、すずめが わたしを起こしてくれる ウチのねことしては それが、気に入らないらしい 起こしてあげるのは…

あまなす
2日前
116

許してあげている

自分のウチの窓から見える 早朝の空の、青みがキライだ また一日がはじまってしまうのか 今日を生きていかないといけないのか そんな気持ちになって たまらなくなってしま…

あまなす
3日前
124

待ち合わせ

夢の中で待ち合わせ ペンギンと待ち合わせ 噴水のある、まあまあ大きな公園 来たことが、あったような、なかったような お友だちと遊んだことが あったような、なかったよ…

あまなす
4日前
121

恥ずかしくって

家に帰ると ねこは、眠っていた これが、ラムネ炭酸寝顔、ってやつかあ 今日、だいぶ年の離れた上司から教えてもらった言葉 さっそく、それを、頭にうかべる 頭をなでて…

あまなす
5日前
125

いる意味

春が来て、もう、だいぶたつというのに まだ、冬とおんなじような恰好をしている 寒い、というより、心細いから、なのかなあ なんて、思っている そのあたりのこと、ねこ…

あまなす
6日前
120

晴天

兵隊さん お引っ越し 決まった 女の人たち お赤飯 炊きはじめた 私たち 子どもら たくさんの 旗を つくるように 言われた みんな 何も言わず つくった 私も 無言で つ…

あまなす
6日前
92

サンキュー

前に働いていた会社の メガネのアレ わたしに執拗にいじめをしてきた メガネのアレ わたしに いじめをしてくれて サンキュー なかなかやめさせてくれなかった会社 い…

あまなす
7日前
112

なんだかミルクティーを飲みたくなるのは

心地よい陽気が、わたしのやる気を削いでいく そうやって、安易に、軽率に、陽気のせいにする 自分のせいでないんなら、なんだっていい 横になったら、すぐ寝てしまうよう…

あまなす
8日前
120

春はお線香の香り

キャンディは お兄ちゃんのイメージで キャラメルは 弟のイメージ ガムは 戦隊ものの 青のイメージだった クッキーとか チョコレートは よそ者の印象があった よそ者…

あまなす
9日前
136

反省すべきことのない生活

こたつを片づけようとすると止められる、ねこに やめておけ、という顔をされる、ねこに 寒いところじゃあ、梅雨明けまで こたつを出してたりするそうじゃあないか とか、言…

あまなす
10日前
149

おつかれさま

つかれて帰ってきたわたしに ねこが言う おつかれさま 恥ずかしいのか わたしのほうを 見ないで言う おつかれさま わたしは ねこに近づき ねこを ぎゅうっとした 強く…

あまなす
11日前
131

誘ってみたいの

となりの席の女の子を誘ってみたいの 放課後 誘ってみたいの 歌は下手だけど カラオケに誘ってみたいの あんまり行ったことないけど ファミレスに誘ってみたいの 噴…

あまなす
12日前
115

きっと泣いてしまうんだろう

一年後 自分がどうしているのか まったく 想像ができない 一年後 自分が生きているのか まったく 自信が持てない あと何回 朝日に ため息をつけばいいの? あと何…

あまなす
13日前
132
静かにしろー

静かにしろー

ざわつくのも無理はない
全校集会で、朝礼台に上がったのが
ペンギンだったから
先月までいた保健の先生のかわりに来たみたい

あまりにざわつくので
体育の男性教師が大声でどなった

静かにしろー

けれど、それくらいでおさまるものではない
なにせ、ペンギンなわけだから

ペンギンは、保健の先生らしく
白衣を着ていた
それを見て、後ろの子が

ペンギンっていうか、白いハトみたいだね

なんて言った

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ふつうに暮らしたいだけなのに

ふつうに暮らしたいだけなのに

ピンクのたい焼きが
おそってくる

緑のたい焼きが
攻めてくる

白いたい焼きに
埋めつくされる

ただ、ふつうのたい焼きが
食べたいだけなのに
どこに行けば
ふつうのたい焼きに
出会えるんだろう

ねえ、ねえ、さっきっから
ふつう、ふつう、って、言ってるけど
ふつう、って、なあに?

え?
ふつう……
うまく、説明できない
ふつうは
ふつう、なんじゃない?
違うの?

ただ、ふつうに
暮らしたい

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季節は夜にやって来る

季節は夜にやって来る

学校の近くにある、高い木々の生い茂った林
その林の中をかまわず進んでいくと
魔法つかいがやっているというランプ屋さんがある

そのランプ屋さんは、学校が終わったころ
こっそり、お店を開ける

看板はなくって、みんな、好き勝手に
魔法つかいのランプ屋、とか
林の中のランプの店、とか
言っている

わたしは
放課後ランプのお店
と、呼んでいる
そう呼んでいるのは
きっと、わたしだけだ

そのお店は、ラ

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ぼくの役目さ

ぼくの役目さ

毎朝、電線にきちんと整列して
すずめが、歌を、歌う
そうやって、すずめが
わたしを起こしてくれる

ウチのねことしては
それが、気に入らないらしい
起こしてあげるのは、ぼくの役目さ
とでも、言いたいようなのだ

そんな、ねこの思いを
知ってか知らずか
すずめは、今日も
わたしを起こしてくれる

すねてしまったねこに
朝ごはんをあげる

ねこと一緒に
朝ごはんを食べながら
明日の朝は、キミがわたしを

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許してあげている

許してあげている

自分のウチの窓から見える
早朝の空の、青みがキライだ
また一日がはじまってしまうのか
今日を生きていかないといけないのか
そんな気持ちになって
たまらなくなってしまうから

自分のウチの窓から見える
夕陽の、あのオレンジがキライだ
明日という日は、きちんと来ますよ
また明日、決まった時間に
お会いしましょうね
なんて、夕陽が言っているようで
胸がはりさけそうになってしまうから

自分のウチの窓から

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待ち合わせ

待ち合わせ

夢の中で待ち合わせ
ペンギンと待ち合わせ

噴水のある、まあまあ大きな公園
来たことが、あったような、なかったような
お友だちと遊んだことが
あったような、なかったような

そんな公園で待ち合わせ
ペンギンと待ち合わせ

ペンギンは、なかなか来なかった
そもそも、約束をしていたのか
そんなことも、よく分からない
夢の中だ、そんなものか

けど、わたしは、待っている
だから、約束らしきものは、したん

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恥ずかしくって

恥ずかしくって

家に帰ると
ねこは、眠っていた

これが、ラムネ炭酸寝顔、ってやつかあ

今日、だいぶ年の離れた上司から教えてもらった言葉
さっそく、それを、頭にうかべる

頭をなでてやると
ねこは、目を覚ました

おかえり

言って、ねこは
トラネキサム酸笑顔、を見せてくれた
やっぱり、わたしは
教えてもらった言葉を、思いうかべる

そのことをねこに言うと
怪訝な表情になった

ラムネ炭酸寝顔だと?
トラネキサ

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いる意味

いる意味

春が来て、もう、だいぶたつというのに
まだ、冬とおんなじような恰好をしている

寒い、というより、心細いから、なのかなあ
なんて、思っている

そのあたりのこと、ねこに聞いてみた
ねこは、そんなこと知るか
と、言わんばかりな表情

さみしくなること、ないの?

おまえさんがいるから
そう思うこともないさねえ

ねこにそんなことを言われ
どきり、と、気持ちが大きくゆれた

わたし、いて、いいんだあ

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晴天

晴天

兵隊さん
お引っ越し
決まった

女の人たち
お赤飯
炊きはじめた

私たち
子どもら
たくさんの
旗を
つくるように
言われた

みんな
何も言わず
つくった

私も
無言で
つくった

兵隊さん
お引っ越し
する日
駅に
たくさんの人
集まった

みんな
顔に
灰色の雲
張りつけていた
兵隊さんの
晴れ晴れとした顔と
くっきり
真逆

それが
私には
なんだか
奇妙で
おかしくも
あった

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サンキュー

サンキュー

前に働いていた会社の メガネのアレ
わたしに執拗にいじめをしてきた メガネのアレ
わたしに いじめをしてくれて サンキュー

なかなかやめさせてくれなかった会社
いじめのことを話すと
あっさり やめさせてくれた

会社をやめた直後は けっこう落ち込んだ
食欲も 急に 落ちちゃって
よくない やせ方になった

けど 自分のせいじゃないんだ
いじめられてたんだから
正当な理由が 手元にあるから
だんだ

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なんだかミルクティーを飲みたくなるのは

なんだかミルクティーを飲みたくなるのは

心地よい陽気が、わたしのやる気を削いでいく
そうやって、安易に、軽率に、陽気のせいにする
自分のせいでないんなら、なんだっていい

横になったら、すぐ寝てしまうような
そんな季節と体質になってしまい
夢の中でサイトに投稿しているような、そんな有様
気がついたら、ほんとうに投稿されていて
おそらく、小人さんが投稿してくれたのだろう
けれど、小人さんは、漢字が苦手のようで、間違いが多い
結局、こちらで

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春はお線香の香り

春はお線香の香り

キャンディは お兄ちゃんのイメージで
キャラメルは 弟のイメージ
ガムは 戦隊ものの 青のイメージだった
クッキーとか チョコレートは
よそ者の印象があった
よそ者の大将は
やっぱり カステラかな

和菓子は ひと月に一回
おじいちゃんのお友だちが
持って来てくれた
みたらし団子やら 大福やら
だから 彼らとは 友だちみたいなものだ
友だちのことを やたらと
口に ほおばっていた
そんな 残酷な子

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反省すべきことのない生活

反省すべきことのない生活

こたつを片づけようとすると止められる、ねこに
やめておけ、という顔をされる、ねこに
寒いところじゃあ、梅雨明けまで
こたつを出してたりするそうじゃあないか
とか、言われる、ねこに
ここは、それほど寒いところじゃないけどねえ
と言うと
聞こえないふりをされる、ねこに

それで、片づけるのをやめにしたのだけれど
今日の予定は、こたつを片づけること
だったから、予定がなくなってしまった

それで、今日は

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おつかれさま

おつかれさま

つかれて帰ってきたわたしに
ねこが言う

おつかれさま

恥ずかしいのか
わたしのほうを
見ないで言う

おつかれさま

わたしは
ねこに近づき
ねこを
ぎゅうっとした

強く 強く
ぎゅうっとした

強く 強く
ひたすら強く

やめたまえ やめたまえ
ねこが言った

やめない やめない

まったく 困ったヤツめ
はやいとこ ごはんの支度をしないか

その前に わたしにも言わせてよ
いつも わたし

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誘ってみたいの

誘ってみたいの

となりの席の女の子を誘ってみたいの

放課後 誘ってみたいの

歌は下手だけど カラオケに誘ってみたいの

あんまり行ったことないけど ファミレスに誘ってみたいの

噴水のある大きな公園に誘ってみたいの

評判のかき氷屋さんに誘ってみたいの

あんみつを食べに誘ってみたいの

めずらしい絵本が置いてあるお店に誘ってみたいの

遊園地の中にあるゲームセンターに誘ってみたいの

特に買う予定はないけど

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きっと泣いてしまうんだろう

きっと泣いてしまうんだろう

一年後 自分がどうしているのか
まったく 想像ができない

一年後 自分が生きているのか
まったく 自信が持てない

あと何回 朝日に
ため息をつけばいいの?

あと何回 暗闇に
不安を覚えればいいの?

あと何回 おいしくもないごはん
ひとりで食べないといけないの?

ふと 自分の最期を 想像する
きっと 死にたくない と言って
泣いてしまうんだろう

お父さんと弟のことは
思い出さなくて
お母

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