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山のことばかり考えていたら、こんなところまで歩いてきていた。
「自己紹介」。ランドネたのしみ隊のメンバーと、このテーマを決めてnoteに書くことにした。小さいころから自己紹介は苦手で、人前に立つだけで顔を真っ赤にするような子だった。幼稚園のとき、お父さんへの感謝のコメントをビデオカメラで一人ずつ撮影し、それが街中の大きな画面から流れるという父の日のイベントがあり、放映当日、恥ずかしさに耐えられず、自分の番が終わるまでビルの陰に隠れていたのを思い出す。目線も合
もっとみる北秋田の秘湯、杣温泉
たおやかな森吉山の姿を横目に進み、雪深くなった山奥に佇む、杣(そま)温泉旅館。ここは、江戸時代に発見されたという歴史ある温泉が楽しめる一軒宿で、7代目当主の杣正則さんが守り続けています。自慢の温泉は100%天然の源泉かけ流しの湯で、男女別の内湯のほか、豊かな自然のなかで湯に浸かれる露天風呂(混浴)で楽しむことができる場所です。
▲杣温泉に来たら、ぜひとも入りたい露天風呂。タオル巻きもOK。
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阿仁合駅前の「阿仁合の本やさん」
北秋田市の阿仁合エリアを散策しながら見つけた、気になるお店。「阿仁合の本やさん」。ここを営むのは、7年前に仙台から阿仁合に移住をした、映像作家・フォトグラファーの長谷川拓郎さん。ガソリンスタンドだった空き家を改装し、古本屋としてオープン。本棚には、多くの方から寄贈された古本(販売)と、阿仁の郷土に触れられる本や阿仁マタギの本など(貸し出し)、一般書から貴重な資料までが並んでいます。
お店に長谷川
大分・耶馬渓で出会ったお店
発売中の「ランドネNo.109 1月号」の取材も兼ねて、約1週間滞在した大分県中津市の耶馬渓(やばけい)エリア。はじめて訪れた耶馬渓でしたが、奇岩がそびえる核心部に圧倒されたのはもちろん、昔ながらの里山風景と人の温かさに心癒されるプチ移住期間となりました。
今回は、滞在中に訪れた3つのお店を紹介します。オーナーさんは、移住してきた方やUターンをした方など。耶馬渓を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみて
はじめましての中川村
都内から車を走らせること、3時間とちょっと。西に中央アルプス、東に南アルプス、真ん中には大きく蛇行しながら流れる天竜川。そんな伊那谷と呼ばれる谷間に栄える村が、ここ中川村(長野県)です。
この村で1週間、プチ移住をさせてもらいます。上の写真は、暮らしの拠点となる場所からの景色(中川村のお試し住宅!中川村では、移住を考えている人に家具家電付きの家を、お試し住宅として賃貸しています)。
カーテンを
ジムニーと歩んだ12年
私にとって車は、山歩きのときのバックパックや登山靴をおなじくらい、日々の暮らしのなかで欠かせないもの。初めて自分の車を買ったのは、20歳のときでした。
アルバイトで貯めた30万円をあたま金に、初めて組んだ3年ローン。買った車は、スズキのジムニー(マニュアル)。親や、まわりの友だちからは、「なんで?」と不思議がられていました。確かに、ハタチの若い娘が買うには、見た目も乗り心地も、少々ハード(むかし