青木 公代

南国の農村片隅で貧しく過ごした子供時代を懐かしみながら記します。お金が無くて仲良くもな…

青木 公代

南国の農村片隅で貧しく過ごした子供時代を懐かしみながら記します。お金が無くて仲良くもなく健康でも安全でもなかった子供時代をダイレクトにお届けします! 大人になって得た自由と豊かさをかみしめるために記すエッセイです。底辺の世界を覗いてみたいあなたに読んでほしいです。

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  • 貧乏暮らしを振り返って今に生かす方法

記事一覧

固定された記事

ツバメが幸せを運ぶってほんと?我が家の場合

5月の空を見上げると素早く空を切るツバメの姿を見かけます。 あぁ季節は春から初夏へと移り変わっていくんだなぁと幸せな気持ちにさせてくれるので、私はツバメが大好きで…

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朝よまだ 来るなと歌う 恋蛙(こいかわず)

夏の盛りはもうすぐか。 田植えの終わった水田からは夜通しカエルの鳴き声が響きます。 それは夜空を覆うほどの愛の歌。 夜半を過ぎても多種多様なその鳴き声は響き 自ら…

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ひと筆で 風の彩る 梅雨空を

最近麻雀にハマっている青木です。 仕事が休みの今日は有意義に使いたいですよね。 家事にブログいじったりやることは山ほどあるのですから。 やることがあるからといっ…

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田水張る 彼方にのぞむ 深緑か

いきなり俳句を詠んでみました、青木です。 都会に越してから4度目の初夏を迎えております。 緊急事態宣言など不測の事態の中皆様同様不慣れな環境に戸惑っていましたが、…

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塩分あればおいしい食卓

こんにちは。 テレワークとは程遠い生活を送る青木です。 お仕事があるのはありがたいことですが手洗いマスクで自衛に努める毎日でございます。 転職しよう。 そうしよう。…

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茶の味とわたしの人生と朝

実家の離れに住むばあちゃんは父のお母さんで、明治生まれの元気な人だった。 よく近所のお友達と二人でお茶を飲みながら相撲を見ていたのだが、小さいわたしもよくそこに…

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貧乏人がお金稼を稼げない本当の理由

貧乏生まれ貧乏育ちの青木公代です。 今は結婚・引っ越し・転職のコンボが決まり脱貧乏できました。 世帯年収が人並みになり知ったのですが、皆さん貧乏人がお金を稼げない…

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春の香りと埃と掃除(1)

今から30年ほど前私の実家は父の仕事も順調で、裕福なわけでは無かったけれど私たちは穏やかに過ごしていた。 その頃の我が家は いつも空気が新鮮で、とても居心地が良か…

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災害は起こるときを選んではくれない

接客営業職の皆さんこんにちは。 絶賛コロナですね。 通常商戦期にあたる今の時期を新型ウイルスが直撃して商売あがったりですね。 リモートワークの可能性がゼロの職種な…

身に覚えのない借金が突然降りかかった時の対処法

突然裁判所からのお手紙をもらいました。 「簡易裁判所」からの「特別送達」を受け取りました。 法律の知識が無い私ですが 「なんかアカン書類来たで」というのはすぐ分か…

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貧しい生活は貧しい食事から始まる

食事が楽しいもの、という感覚は生活にある程度のゆとりがある証拠だと私は考えます(異論は認めます) 昨今の報道で孤食やフードバンクなど様々な問題、取り組みが行われ…

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差別が起こる本当の理由〜差別は本当に悪なのか〜

結論から述べると、差別が起こる理由はただ一つ。 「無知」です。 人は未知のものに対して恐怖を抱きます。 けれど恐怖している自分を認めることは、それ自体が恐怖であり…

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私が自分の貧乏に気づいた理由

私は子供の頃からずっと自分を普通だと思っていました。 ちょっと電気が止まったり たまに柄シャツこわもてのお兄さんが家に父を訪ねてきたり 奨学金を借りていてもなぜか…

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電気が止まった時の判断方法とその対処法とは

電気・ガス・水道などの光熱費は毎月決まった日に支払う必要があります。 その期日を守らず支払いが滞るとどうなるかというと 当然ながら利用できなくなります。 私の体感…

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ツバメが幸せを運ぶってほんと?我が家の場合

ツバメが幸せを運ぶってほんと?我が家の場合

5月の空を見上げると素早く空を切るツバメの姿を見かけます。
あぁ季節は春から初夏へと移り変わっていくんだなぁと幸せな気持ちにさせてくれるので、私はツバメが大好きです。

ツバメが巣をつくる家には幸せが訪れるという言い伝えみなさんは古くからツバメが幸せを運ぶと言われているのをご存知でしょうか。
そもそもツバメは東南アジアからやってくる渡鳥で、春から夏にかけて日本にやって来ては人間の身近な場所で巣作り

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朝よまだ 来るなと歌う 恋蛙(こいかわず)

朝よまだ 来るなと歌う 恋蛙(こいかわず)

夏の盛りはもうすぐか。
田植えの終わった水田からは夜通しカエルの鳴き声が響きます。

それは夜空を覆うほどの愛の歌。

夜半を過ぎても多種多様なその鳴き声は響き
自らの務めを果たしているようです。

まだだ

朝はまだだ

誰よりも大きく、美しく

朝よまだ 来るなと歌う 恋蛙

青木公代

ひと筆で 風の彩る 梅雨空を

ひと筆で 風の彩る 梅雨空を

最近麻雀にハマっている青木です。

仕事が休みの今日は有意義に使いたいですよね。
家事にブログいじったりやることは山ほどあるのですから。

やることがあるからといってやるとは限らないのが、怠け者の私。
久々にのんびり過ごしました。

晴れ間の見える天候ですがそこは梅雨空、油断のならぬ雲行きです。
たまった洗濯物は思い切ってベランダにもっていき風にそよがせることにしました。

けれど全くほうっておく

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田水張る 彼方にのぞむ 深緑か

田水張る 彼方にのぞむ 深緑か

いきなり俳句を詠んでみました、青木です。

都会に越してから4度目の初夏を迎えております。
緊急事態宣言など不測の事態の中皆様同様不慣れな環境に戸惑っていましたが、このほど徐々に普段の暮らしを取り戻しつつあります。

良く晴れた午後、洗濯物を取り入れての独り言です。

うつろう季節を感じられる幸せ山深い私の地元はとても気候が穏やかで過ごしやすい地域です。
ただし唯一、湿気だけは生活のあだとなります

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塩分あればおいしい食卓

塩分あればおいしい食卓

こんにちは。
テレワークとは程遠い生活を送る青木です。
お仕事があるのはありがたいことですが手洗いマスクで自衛に努める毎日でございます。
転職しよう。
そうしよう。

お金を稼ぐことはかなり大事ですが、健康は得難く維持するために手間を惜しむべきでないですからね。

私は幼少の頃よりそこそこ貧しい生活を送っていましたが、金銭に余裕のない家庭の食事を想像できますか?

カップラーメンは高級品なのではず

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茶の味とわたしの人生と朝

茶の味とわたしの人生と朝

実家の離れに住むばあちゃんは父のお母さんで、明治生まれの元気な人だった。
よく近所のお友達と二人でお茶を飲みながら相撲を見ていたのだが、小さいわたしもよくそこに居た。
小学校2年生か3年生くらいの頃である。

地元名産のお茶っ葉を新茶の時期にたくさん買っては1年かけて大切に飲む。農村の片隅にある非農家の我が家では、何度も何度も出がらしの茶葉に湯を注ぎ、それはもうお茶か白湯かの判別がつかない程度まで

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貧乏人がお金稼を稼げない本当の理由

貧乏人がお金稼を稼げない本当の理由

貧乏生まれ貧乏育ちの青木公代です。
今は結婚・引っ越し・転職のコンボが決まり脱貧乏できました。
世帯年収が人並みになり知ったのですが、皆さん貧乏人がお金を稼げない理由が全く理解できないのですね。
ここでは我が家がなぜ貧乏だったのかという実例を紹介し、貧乏な人が脱出するきっかけになれるよう書き記していきます。

私の父は東京で大手ゼネコンに就職した一級建築士でしたが、両親(私の祖父母)の体調不良をき

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春の香りと埃と掃除(1)

今から30年ほど前私の実家は父の仕事も順調で、裕福なわけでは無かったけれど私たちは穏やかに過ごしていた。

その頃の我が家は

いつも空気が新鮮で、とても居心地が良かった。

私と弟がまだ幼いころはよく専業主婦だった母が掃除をした後開け放った縁側でゆっくりお茶を飲んだりお昼寝した。
埃がキラキラと宙を舞い外へ流れていく。
よどんだ空気がゆっくりと入れ替わる。
良く晴れた春の日は庭の草木が花をつける

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災害は起こるときを選んではくれない

接客営業職の皆さんこんにちは。
絶賛コロナですね。
通常商戦期にあたる今の時期を新型ウイルスが直撃して商売あがったりですね。
リモートワークの可能性がゼロの職種なので、いつどこで罹患してもしょうがないとお互い声を掛け合い働いています。(手洗い消毒しすぎて手荒れが半端ないです)

ときは三月、別れの季節。
卒業式や入学式、就職や転勤の時期によりによってこのような災害級の世界的病の流行に見舞われ、思い

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身に覚えのない借金が突然降りかかった時の対処法

身に覚えのない借金が突然降りかかった時の対処法

突然裁判所からのお手紙をもらいました。
「簡易裁判所」からの「特別送達」を受け取りました。
法律の知識が無い私ですが
「なんかアカン書類来たで」というのはすぐ分かったので必死でググります。
案の定、それはアカン書類。

身に覚えの無い借金の支払い督促でした。

借金の原因を調べる私自身の借金はここ数年全く覚えがないのは事実です。
しかし、督促状が来る原因に心当たりがないかといえば、実はあります。

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貧しい生活は貧しい食事から始まる

食事が楽しいもの、という感覚は生活にある程度のゆとりがある証拠だと私は考えます(異論は認めます)

昨今の報道で孤食やフードバンクなど様々な問題、取り組みが行われていますが
そんなものは問題にすらなっていなかった15年前の平成の我が家では、個人事業主父の事業の盛衰に合わせて経済状況が悪化。
それに伴い家庭の団欒であったはずの食卓が様変わりしていきました。

今回は我が家の食事が貧しくなっていく様子

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差別が起こる本当の理由〜差別は本当に悪なのか〜

差別が起こる本当の理由〜差別は本当に悪なのか〜

結論から述べると、差別が起こる理由はただ一つ。
「無知」です。

人は未知のものに対して恐怖を抱きます。
けれど恐怖している自分を認めることは、それ自体が恐怖であり
羞恥心をともなう重大な汚点になりえます。
ですから人は未知のものに対して理由をこじつけ、作ったレッテルを「理由」として忌避することで自らの自尊心を守るのです。
この行為を「差別」と、人は呼びます。

これ自体は残念ながら必然であり「差

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私が自分の貧乏に気づいた理由

私は子供の頃からずっと自分を普通だと思っていました。

ちょっと電気が止まったり
たまに柄シャツこわもてのお兄さんが家に父を訪ねてきたり
奨学金を借りていてもなぜか学費が未納になっていて高校卒業の危機だったりしても、うちは普通の家だと思っていました。

ちょっとお金がないだけで普通の範疇だと思っていました。

子供のうちはそれでよかったのですが、残念なことに大人になってからもこの貧乏性は続いてしま

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電気が止まった時の判断方法とその対処法とは

電気が止まった時の判断方法とその対処法とは

電気・ガス・水道などの光熱費は毎月決まった日に支払う必要があります。
その期日を守らず支払いが滞るとどうなるかというと
当然ながら利用できなくなります。
私の体感ですと、一番最初に電気が止まります。
女子高生時代の我が家はよく電気が使えなくなりました。

まぁ、払ってませんでしたから。

しかし当時私たちは電気が止まったという事実になかなか気づきませんでした。今の暮らしでは考えられないことですが、

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